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60~70年代を教えてくれたブラックミュージック

※この記事は
 2020年10月19日に書いた記事に
 加筆修正をしたものです。

20代前半に、
映画や音楽がきっかけで、

70年代のカルチャーにまで
興味がおよんだ私でしたが、

その後、さらに60年代にまで
興味がおよんだのも
音楽がきっかけだったはずです。

20代後半から
YMO のルーツの一つとして、

60~70年代のアメリカの
ブラックミュージックを
聴くようになりました。

代表的なところでは、
ジェイムス・ブラウン、
スライ&ザ・ファミリーストーン
などのファンクミュージック。

シュープリームス、
マーヴィン・ゲイ、
スティーヴィー・ワンダー、
ジャクソン5

などを輩出した
モータウン・レコーズ。

その他にも、
アレサ・フランクリン、
スタックス・レコード
なんかもよく聴きました。

ただ音楽を聴くだけではなく、
関連書籍でその当時の
アメリカの時代背景を
知るようになっていきます。

例えば、マーヴィン・ゲイが
はじめてセルフプロデュースした名盤

『What’s Going On』(1971)は、
マーヴィンがベトナム戦争から
帰国した弟から戦場の話を聞いたのが
きっかけで作ったもので、
ズバリ「反戦」をテーマに掲げています。

これをはじめて聴いた
20代後半の頃は、

ベトナム戦争のことは
よく知りませんでしたが、

この何年かの間に
いろいろな歴史を知る中で、

冷戦と言われた時代に、
いかにアメリカが他国で
酷いことをやっていたかが
よくわかりました。

▲まだ観たことはないが、
 ベトナム戦争をテーマにした作品も多い

また、この頃の黒人文化を語るうえで、
アメリカにおける差別の問題が
いかに酷かったかも見過ごせません。

今年に入ってからも
この手の問題は
何かと話題になっていますね。

昔と比べれば、
多少、緩くなっているところも
あるとは思いますが、

現在も一部の人たちには、
黒人に対する差別意識が
あるのでしょう。

世界には
このような問題があることを
私は音楽を通じて、
偉大なアーティストたちから
学びました。

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