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体幹トレーニングを日課にしたきっかけ

子どもの頃から運動が嫌いでした。

私がこんなにもスポーツが苦手なのは、
おそらく幼稚園に入るまで、
ずっと一人で遊んでいたからだと思います。

外で遊ぶといえば、
ブランコに乗るか、砂場で遊ぶくらいで、
ずっと一人でした。

幼稚園には年長の真ん中くらいの時期、
というかなり遅い時期に入園したので、
私は6歳くらいまで、
ほとんど一人で遊んでいたことになります。

体を動かすことを知らないから、
お腹が空くという感覚がよくわからず、
甘いものは好きでしたが、
ご飯があまり好きではありませんでした。
(罰当たりな子どもでした(^^;)

そんな私が唯一、得意だったのは、
柔軟体操と長距離走です。

体は今でも結構柔らかくて、
ビックリされます。

たぶん、私の体が柔らかいのは、
筋肉が少ないからかもしれません。

長距離を走るのが得意なのは、
小さい頃、自転車に乗る母親と
一緒に走っていたからです。

3つ下の弟が生まれてから、
母親の自転車の後ろには、
弟が乗り、私はその自転車と一緒に
結構長い距離を走っていました。

なぜか、走ることを
苦痛に感じたことはありません。

長距離走の選手を見ていると、
私と同じように痩せている人が多いので、
長距離走向きの体質なのでしょうね。

小学生の時に1年だけ、
サッカーをやったことがあります。

これは友達の付き合いで、
はじめたことだったので、
1年でやめてしまいました。

中学時代は、なりゆきで
柔道部に入部しましたが、
部活とは別のところで、
足を骨折し、1か月で退部しています。

あとからわかったことでしたが、
その柔道部は相撲部もかねていて、
私と同じ時期に入った同級生は、
まわしをしめて土俵入りさせられていました。

あれを見た時は、心の底から、
「やめてよかった」と安堵ました(^^;

高校はずっと帰宅部でした。

この経歴を見てわかるように、
私の人生には、
スポーツという概念が見事に欠けています。

そんな私が、3年ほど前から続けているのが、
体幹トレーニングです。

毎日、仕事から帰宅すると、
この本に載っているトレーニングをしています。

この本には、「初級」「中級」「上級」の
トレーニングが掲載されていますが、
3年もやっていて、
未だに上級編はチャレンジしたことはありません。

今のところ、初級と中級を
毎日、交互に繰り返しています。

柔軟体操も含めて20分ほどの運動で、
今くらい気温が暖かくなってくると、
軽く汗ばむくらいの運動です。

運動嫌いな私が、
毎日、こんなトレーニングをするようになるとは、
自分でもまったく想像していませんでした。

最初の頃は、この本に載っている
トレーニングがなかなかうまくできず、
腕や足をプルプルさせながら、
続けていました。

今では初級、中級のトレーニングは、
そこそこできていると思います。

これは「体幹トレーニング」の本なので、
腹回りの筋肉を鍛えるトレーニングが
多く掲載されています。

自分で言うのもなんですが、
今の私の腹筋は、若い頃よりも
引き締まっていて美しいです。

3年前に私がトレーニングをはじめたきっかけは、
ものすごくかっこ悪い思いをしたからです。

会社のイベントで、
運動会のようなレクレーションを
やったことがありました。

私が担当になったのは、
「カッパの川渡り」という競技でした。

「カッパの川渡り」は、
二人一組で行ないます。

一人が親がっぱ、もう一人が子がっぱになり、
親がっぱが足元にある二つのブロックを
前に前にと進めていき、
子がっぱがそれを足場にして、
ゴールまで行くゲームです。

私のアイコンになっている
カッパからもわかるように、
私はカッパが好きなので、
自分からこのゲームに立候補しました。

「余裕だろう」とタカをくくっていたのです。

「ところが」です。

思っていた以上に足場のブロックは、
柔らかくて硬めのスポンジのような
感触のする物体でした。

そこに足を乗せると、
体のバランスが崩れるのです。

まっすぐ立っているのも大変で、
私は何度も転倒し、
なかなか前に進むことができませんでした。

しまいには、同じチームにいた
同僚の子どもたちから
「早くしろよ!」と野次を飛ばされる始末。

先輩や同僚たちから散々笑われ、
完全に私は「運動神経悪い芸人」扱いでした。

私は身長が大きいので、
他の人以上にグラグラしたのは、
そのせいもあったんじゃないかと思っています。
(↑完全なる言い訳)

先輩や同僚たちからは、
「おもしろかった」と言われましたが、
私は傷ついていました。

まさか、あんなにバランスをとるのが
下手だったなんて……。

そこで、私は先に紹介した本を購入し、
毎日、トレーニングを欠かさないようになった
というわけです。

今では私の生活の中で、
毎日の体幹トレーニングは、
歯磨きと同じくらい、
欠かせないものになっています。

健康のためにも運動習慣を
はじめて良かったと思っています。

私は食べても太らない体質なので、
きっと運動をしていなくても、
太ることはありません。
(昔からよく女性に羨ましがられる)

しかし、30代も終わりに差し掛かり、
おそらく、運動していなかったら、
「お腹だけぽっこり」の
餓鬼体系になっていた可能性は否めません。

だんだんと身体もガタがくる頃ですから、
少し運動をして、筋肉を鍛えたり、
血流を促進するのが大事だと思います。

文章を書くこともそうですが、
「継続は力なり」です。

懲りずに今日もひとり、
運動を続けてみます。

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