【参加レポート②】広報しながら参加してみてわかったこと
「いきてゆくフェス2022」に参加!
こんにちは!「いきてゆくフェス2022」の広報を担当しておりました、ジルです。イベント開催までの下準備から当日開催までを見てきて、コンテンツの紹介や気づいたことなどを記録していきたいと思います。
2022年10月30日のイベント当日はお天気が良く、娘2人(7歳と1歳8ヵ月)と一緒に参加しました!
昨年はオンライン、今年はリアルでの開催
「いきてゆくフェス」は、豊中市と豊中市介護保険事業者連絡会の共催で約20年にわたって開催されてきた「いきいき長寿フェア」をリニューアルしたイベントです。
高齢者の社会参加、福祉・介護をベースにしながら、さまざまな方が参加したり、学んだりできるようなイベントになっています。子どもから高齢者まで参加・交流しながら、福祉と介護に触れる・学ぶ1日を体験ができます。
「いきてゆくフェス2022」イベントパンフレット
17つのコンテンツやスタンプラリーなど盛りだくさんのイベント
昨年は新型コロナウイルスの影響でリアル開催ではなく、オンラインでの開催となりました。なので実質リニューアルしてからの開催は今回が初なので、動員数やイベントの反応など、企画側もドキドキ!
各会場で検温・消毒にご協力いただいた方に、フェスの定番!リストバンドをつけます!これで参加者の一員!
先着で「いきてゆくフェス2022」オリジナルステッカーをプレゼントしてもらいました!
オープニング(10:00~)
音大生(アートラボ)さんの演奏で「オープニング」スタートです!地域共生センター1階エントランスが会場でたくさんの人が観覧することができます。
老人介護者の会による「認知症尊厳ソング」もありました!年齢を問わない選曲だったので、全体が楽しめている空間でした♪
子どもたちはアニメのスパイファミリーの主題歌「ミックスナッツ」のピアノ演奏や「パプリカ」の合唱など、子ども世代が知っている曲や歌を演奏してくれていたので、とても喜んでいました♪
シニアファッションショー(11:00~)
オープニングが終わると「シニアファッションショー」が開幕!
普段着ないような華やかな洋服を着て、ランウェイを歩きませんか?という企画です。因みにこちらのグリーンのワンピースはわたしがいくつか貸し出しした洋服の中のひとつで選んでくれました!
「こんな明るい洋服を着たのははじめて!どこで買うてくるの!?」と涙目で言いながら、嬉しそうにランウェイを歩かれていた姿がとても印象に残っています。衣装提供できて、このワンピースを選んでもらえて、こちらも泣きそうなくらい嬉しかったです。
まちなかシニアアート(作品展)
オープニングやファッションショーの裏側では、「まちなかシニアアート(作品展)」が展示されています。
手芸やちぎり絵、書道などしないの介護事業所を利用する高齢者のみなさまによる作品で、季節感があるものも多く秋を感じることができました。
VR認知症体験(10:00~/11:00~)
認知症のご本人へのインタビューや、認知症VR(バーチャルリアリティー)のテクノロジーを使って、その思いや考えを知り、本人が見えている世界を疑似体験できる「VR認知症体験」コンテンツ。こちらは事前予約のみの受付でしたが、すぐに応募が埋まってしまったようで大人気でした!
認知症の人と共に生きる「共生社会」とは何か。難しく聞こえるかもしれませんが、実際若くに認知症と判断された人のインタビューが取り上げられており、相手の気持ちを汲み取る大切さを知り考えされられました。
「マチカネくん」登場!
地域共生センターを出ると、豊中市のマスコットキャラクター「マチカネくん」が登場!もちろん子供たちは群がり離しません(笑)順番に写真撮影をしてくれましたよ!
マチカネくんは豊中市都市活力部魅力文化創造課に所属しており、豊中市の魅力発信とPRのために、日々イベント出演や情報発信をしています。
大人のわたしでも会えてうれしかった~!
さて次は移動して岡町・桜塚商店街のほうへ繰り出します。
商店街でもコンテンツがたくさん開催されています。
この日は商店街近くにある原田神社でフードフェスが行われていたため、いつもの日曜日より人通りが多かったそうです!
歩いてオニ探し!(10:00~/13:00~)
「歩いてオニ探し!」は街中に紛れている“ある特徴をもったオニ”を制限時間内に探すコンテンツです。実はこのコンテンツ「認知症」をテーマにしています。
認知症高齢者の行方不明者は年々増加しており、今や子供の迷子よるも多くなってきています。子どもよりも知識があるので行動範囲が広くなり、早期発見が難しくなってしまうことも・・・。大切な家族や身近な人がもしそうなってしまったら、どうする?・・・といったリアルな実体験ができるオニ探しでした!ハロウィンの仮装をしているスタッフに声をかけるとヒントがもらえましたよ♪
おばあBar(12:15~/13:40~/15:05~)
昨年、オンライン開催でありながらも話題を集めた「おばあBar」が今年はリアルタイムで登場!会場は商店街の2階、レンタルスペースあーとらんどで赤をベースにした妖艶な雰囲気の空間。
「①恋愛」「②仕事」「③家族」と、それぞれ時間によってテーマと担当のおばあが分かれております。“誰に相談すればいいかわからない”“おばあちゃんに褒められたい”など、おばあに聞きたいことや聞いてもらいたいことを相談できます。参加社はなんと最年少は小学生から!緊張しないように明るく振る舞うおばあや、本当のおばあちゃんのように親身にアドバイスをしてくれるおばあがいて、うんうんと真剣に聞いているお客様の姿を見て心がじんわりしてました。
西田のおばあの占いつき
おばあタイムが終わると希望の方は西田のおばあによる占いをうけることができます。本格的でびっくり!
商店街アーケード内では他にも「出店・ワークショップ」「介護相談ブース」「パネル展示」「まちなかシニアアート(写真展・川柳展)」などもあります。大学生ボランティアさんが開催してくれていた輪ゴムと割りばしでの射的やスーパーボールすくいなどのゲームは子供たちに大人気でした!
いきてゆく写真館(10:00~)
弁護士の顔ももつ、カメラマンの水本光さんが撮影してくれるコンテンツ「いきてゆく写真館」。会場はレンタススペース(パル)で本部の真横です。たまたま通りかかったときに予約がとれたので、せっかくなので撮影してもらうことに!
残念ながら次女はお昼寝タイムに入っていたため、長女(と、わたしも便乗して・・・笑)撮影していただきました!
詳細は広報サポートメンバーのかこさんがイベント記録に詳しくかいていますので、良ければそちらをご覧になってください♪
水本さんが明るく接してくださり、とても楽しい撮影会でした!!
車いすアスレチック(10:00~)
商店街の本部横にある能勢街道を北へ進むと会場のスマイルデイサービスがあります。「車いすアスレチック」は会場内にスタッフが作った日常のコースを、車いすあり・なしで参加し、違いを体感できるコンテンツです。
「車いすアスレチック」は企画から当日参加までを担当していた広報サポートメンバーの清水MENさんがイベント記録に詳しく書いていますので、こちらをご覧になってください♪
小国史朗さんトークショー(13:00~)
また地域共生センターへ戻ってきました!
3階にある大会議室で広い会場で、お昼からは“注文をまちがえる料理店”発起人の「小国史朗さんによるトークショー」が行われていました。たくさんの方に来ていただき、更にオンラインでの参加の方もいます。
わたしは聞けなかったのですが、会場に参加した豊中市の図師さんから「小国さんは“この指とまれ”で人を巻き込む、と表現されています。このメッセージはきれいなメッセージではなく、心を動かすメッセージ。たくさんの人を巻き込みたい、多くの人にこの社会課題を知ってもらいたい、と思うのであれば、“誰でもとまれる指をたてる”のが大事だそうです。」と感想をいただきました!どのイベントでも“この指とまれ”は重要だと感じました。
いきフェス音楽会(14:30~)
小国さんのトークショーのあとは「いきフェス音楽会」です!若井亜妃子さん(ピアノ)、廣瀬紀衣さん(フルート)は豊中市文化芸術センター所属のアーティストです。クラシックの名曲など、よく耳にしたことがある音楽をい演奏してくれたので、多世代が楽しめる音楽会となりました!
おじぃのすべってもいい話(14:05~)
大会議場の向かいの会場では新コンテンツ!「おじぃのすべってもいい話」が開催されています!人生経験豊富なおじぃのお話を聞けるチャンス!
こちらは広報サポートメンバーのさっちゃんが企画から当日参加までのレポートをしてくれているので、ぜひ記事をごらんになってください♪
因みにこちらのおじいのイラストは、広報サポートメンバーわかなちゃんの直筆イラストでございます!似てるよ!
介護ビューティー体験(13:00~)
当日予約で「介護ビューティー体験」に参加することができます!
メイク、ネイル、ハンドトリートメントなど施術してもらえるので、見た目が変わるのでリフレッシュでき元気になれます!
年齢は幅広く、スタッフの方とコミュニケーションをとりながら完成に近づいてくると、とても喜んだ顔をされていました!男性の方もケアをしてもらっているのを見かけましたよ♪
老若男女問わずの予約があったそうで、初めての経験や懐かしい経験ができたのではないかなと思います♪
最後は岡町・桜塚商店街の本部へ!
5つのスポットを回ってスタンプを押してもらい、完成したパンフレットを本部へもっていくとガラガラ抽選ができます!
もらって嬉しい商品が並んでいました!娘の目的は一番確立の高い白色玉で無事お菓子をゲットしておりました(笑)
最後はアンケートを記入。今日一日巡って娘自身感じてもらったことなどを記入してもらいました!オリジナルウェットティッシュをゲットしていましたよ!
スタッフが企画会議している場面を垣間見つつ、当日まで広報してきました。前年がオンライン開催だったため集客がよめず、当日まで動員数や各コンテンツが上手く運営できているかなど心配な部分がありました。
しかしそんな心配はいらず、どのコンテンツを除いても賑わっている状況を見て安心しました!
「いきてゆくフェス」はプライスレスな部分が多く、一緒に時間を過ごすことの大切さを教えてくれます。今回は親子で参加しましたが、代々続くといずれは孫とくるときがくるかもしれません。年を重ねると日常の生活を過ごしながら時代のニーズにすぐ追いつけない自分がいるのではないかと感じました。
なので、子供から「おじいちゃん、おばあちゃん!こんなイベントあるからいこうよ!」と孫から誘ってくれるイベントであってほしいなと思っています。介護福祉のテーマでありつつも、子供や孫が遊べるような企画も増やし一緒に体験したり巡ったりできる流れができると、自然と継続して定着していくのではないでしょうか。そしてなにより、子供や孫の笑顔がおじいちゃん、おばあちゃんの元気の源になるのではなかなと感じます。
最後に広報サポートメンバーメンバーで撮影!
長くなりましたが、今回「いきてゆくフェス」に携わり、介護福祉を楽しくわかりやすく知ってもらいたい、体験してもらいたいという実行委員のみなさんの気持ちが伝わりました。会議を重ねるにつれアイディアもたくさん出て、形にしていくワクワク感は今も覚えています。
これからも豊中市のメインイベントとして継続していくイベントであってほしいです!
いきてゆくフェス2022
参加レポート / 広報担当 ジル
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