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とちのきおく#2 西荻窪編

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「西荻窪」
一番長く住んでいた街で、一番思入れが多い街かもしれない。
西荻の中でも一回引っ越している。
吉祥女子の近くの幼稚園に行っていて、
吉祥の美術科?の課題で、お姉さんたちが作ってくれたダンボール遊具を遊びに行ったことがあります。ハムスターの滑車みたいなおもちゃがあって楽しかった。

幼稚園にいく道に大きな公園があって、
そこの公園は私がはじめて自転車に乗れるようになった記念の公園でもある。
そこの公園は小学生になってもずっと遊んだ。近くに駄菓子屋さんがある。

もう少し遠く、自転車に乗って行く公園にどんぐり公園がある。
そこは学区外の子たちも集まるような公園だったので、
他校の子と仲良くなったり喧嘩したりした。
どんぐり公園は幼稚園の近くの公園よりかなり大きい公園で、岩場などもあり、
川?水を流したりしていて、夏によく行った。

うちの一番近い公園がぐるぐる公園で、
小さい時に夜中父を連れ出し、気のすむまで延々と滑り台をしていたそう。(本人記憶なし)

ひとつめの家は目の前が坂だった。家を坂の頂上として、真っ正面が坂だった。
下ると駅の方につながる高架線の大通りにでる。右側が駅。
大通りに出る角には酒屋さんがあり、そこは谷になっていて、
駅の方の頂上から友達に「チャリに乗れよ」といわれ、
友達のチャリは私のよりサドルが高く、私は何も言わずその足のつかないチャリに乗り、そのまま発車。ひとりチキンレースのように坂を下り、
酒屋さんの自動販売機に思いっきり追突した。
自動販売機は大きく凹み、私は無傷だったが、友人にはひどく心配された。
確か親と謝りに行った気がする。
何考えてるのかわからないような、ぽけーっとしたところは昔からだった。
たぶん私は友達に言われたとおりにしただけだった。なんか怖いな私。笑

その大通りには古本の「ブックスオオトリ」があって、
そこでぬ〜べ〜を立ち読みした。
入り口にカードダスがあって、モー娘。のカードをたくさん買った。

駅に向かう道に商店街があって、
その商店街に入る前に新星堂があって、わたしはそこで初めてのCDを買った。
さて商店街には書店の「ブックスオオトリ」があって、
西荻を離れてから気づいたが、かなりニッチな本屋だった。
2階の漫画コーナーしか記憶にない、1階で英和辞典を買ったかな。
ものすごくハマった「ファイブ」、「プリンセス・プリンセス」小学生のくせにこんなのを読んでいた。

表紙カバーをめくった地表紙に書かれている漫画が好きで、模写してた。

別ルートで駅に行くには、ピンクの象の商店街を通る。
ピンクの象はくす玉と張り子のような仕組みでできていて、かなり巨大なものが商店街の天井につられている。しかし数年後ボロボロになって撤去される。
そのあとも私たちは「象の商店街」と呼んでいた。
これも今はないのだが、その商店街にミスドがあって、そこのミスドでスクラッチタイプのポイントカードを集めて、お弁当箱などゲットしていた。

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