ラブレターズ優勝おめでとう
先日の10月12日の土曜日はキングオブコント(以下KOC)2024の決勝戦だった。
優勝は苦節17年の挑戦をして、何度も敗退しながらも諦めなかったラブレターズの優勝となった。
ラブレターズは僕にとって思い入れのあるコンビだったからこの度優勝を勝ち取れたことを僕は自分ごとのように嬉しく思う。
KOC2014年の煽りVで驚いた
ラブレターズがKOCの決勝にいけたのは2011年が最初。
この時は今でもフレーズが頭に残っている西岡中学校のネタを披露した。
だがそれ以上に僕が印象にの凝っているのは2014年の決勝時の煽りVだ。
KOCはネタ披露前に全組決勝にかける思いや、コントにかける情熱などを煽りVで話すのだが、この時ラブレターズの2人は煽りVであろうことか「僕達いじめられっ子だったんですよ」と話した。
当時僕は19歳。大学進学と共に地元を離れ一人暮らしを始めたての時だった。
僕自身中高でひどいいじめに遭っていたので、人間不信も凄かったし人のことをなかなか信じられずにいた。
そんな時ラブレターズの2人は自身がいじめられていたことを全国ネットの生放送で堂々と公言したのだ。
しかもこれから必死を尽くさなければいけないKOC決勝の大舞台で。(結果は対戦相手の犬の心に大敗を期していたけど)
その姿が僕はとてもとてもかっこよく見えた。
いじめられっ子の復讐劇とはよくいうが、それの最高系なんじゃなかろうか。
同じいじめらっこの僕として彼らの姿はとても輝いて見えた。
ネタの随所に感じられる優しさ
芸人さんのネタを見ることが大好きで本当にたくさんの芸人さんネタを見るのだが、笑える・笑えない以前に僕にとって大切なのが「笑やすいかどうか」ということだ。
とても笑えるネタなのだろうけど、人のことを悪く言ったり、言葉の力が強すぎたりしてなかなか笑うに笑えないネタってのも結構あったりする。
そんな中でラブレターズの披露するネタはどれも笑いやすい。
安心して笑える、ハートウオーミング、とでも言えるだろうか。
今回のKOCの一本目でも披露した引きこもりの息子が実は外に出ていてどんぐりYouTuberをやっているネタなんかまさに暖かさの真骨頂って感じがした。
これまた僕自身の話だが、僕も高校の時に学校に行かず引きこもっていた時期があるから自分と重ね合わさり、面白いわ、感動するわで見終わった後すごく不思議な感情になった。
ああいうネタを作れるのはひとえにラブレターズのお二人のお人柄と努力の賜物だと思う。
笑いは人を救う
笑いの力ってつくづくすごいなと思う。
辛い時、たくさんお笑い芸人のネタや動画に救われてきた。
そして何より芸人さんの生き様に救われてきた。
日本はまだまだ1度社会のレールから外れると元に戻るのがすごく大変だったりする。
だけど芸人さんの生き様ってレールなんか無視して自分の生き方を貫く!って感じがしてすごくかっこいい。
これからもたくさん僕は芸人さんに救われていくと思う。
改めてラブレターズ優勝おめでとう。