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小学校3年生~6年生の教科書を読んだ感想

こんにちは。

産休中に、小学校3年生~6年生の教科書を図書館で取り寄せて読んでみたので、その感想です。

3、4年生は、算数、国語、理科、社会、音楽、道徳。
5、6年生は、算数、国語、理科、社会、音楽、道徳、家庭科、外国語。

1~3年生は、音楽の教科書を見ながら実際に歌ったり、国語や道徳の文章を朗読していたので時間がかかりましたが、4年生以降は基本的にパラパラ見るだけで、歌ったり音読する量を減らしたのでスピードアップしました。

総合評価は、1~4年生までは教科書が薄く、内容も薄い。とくに、一番大切な科目であるはずの算数と国語はひどい。学校の勉強だけでは全く足りないと感じました。なので、学校に教育を期待せず、「学校では楽しく遊んで、友だちを作って、社会性を身につけてくれればよい」と割り切り、「教育は家や塾で私がする」という考えの方が良さそうです。

しかし、5年生になると、算数と社会がいきなり学習内容が増えて難しくなります。覚えることも多いです。5年生で脱落する子が多いのではないかと思いました。

※注意※
私が図書館で借りた教科書は、科目によって2005年~2020年発行まで幅があります。2022年現在の学習速度や深度と違っている可能性がありますので注意してください。

以下は、学年ごとの簡単なメモです。

3年生

・算数は、おもに2桁以上の掛け算なので、九九の応用。教科書が薄いし、内容も薄い。1年かけて掛け算だけ勉強するとか少なすぎだと思う。

・国語は、長い物語が10話以下しか入っていない。あとは詩のような短い文章が数個。その他は、物語の考察、意見交換、発表などのワークの時間が取られている。長い文章を読む絶対数が少なすぎる。これでは、長い文章を最後まで読み切る力、読解力、語彙力は増えないと思う。

・理科は、昆虫、植物、太陽の動き、物の重さ、電流、磁石と盛りだくさん。良い。

・社会は、近所の探検、色々な仕事(スーパー、農家、消防、警察)。この内容から、どういうテスト問題を作るのか謎。

・道徳は、40個近い短編エピソードが出てきて良い。国語の教科書よりたくさんの文章が掲載されている。

・音楽も、たくさん曲が出てきて良い。半分以上は知らない曲だが、Youtubeで調べながら全部歌った。

4年生

・算数は、主に割り算、小数点、分数。相変わらず教科書が薄いし、内容は薄い。

・国語は、3年生と同じ感想。5~15ページの長い物語が1年間で10話以下と少ない。

・理科は、春夏秋冬の植物/生物の変化、電流、月、星座、気体/液体の温度変化。盛りだくさんで良い。

・社会は、インフラ(ゴミ、電気、水道、ガス)、昔の道具、自分たちの県(地名、伝統工芸、産業)。自分たちの県については、住んでいる地域によって、勉強する内容が変わるのかな。

・道徳は、40個近い短編エピソードが出てきて良い。教科書は分厚い。全部音読が辛くなってきたので、パラパラ流し見で終了とする。

・音楽は、Youtubeで調べながら全部歌うのに疲れてきたので、知っている曲と童謡らしき歌だけ歌う。半分以上は知らない曲なので、すぐ終わった。選曲基準は何なのだろう。

5年生

・算数は、小数の掛け算・割り算。いろいろな多角形(角度、面積)。分数の足し算、引き算。百分率(%の計算)。円周率、面積。4年生までと比較して、かなり内容が濃くなり、難しくなった。

・国語は、あいかわらず掲載されている文章数は少ないが、内容は面白い。私も知らなかった知識や歴史が書いてあったりして、勉強になった。物語も面白い。短歌、俳句もあり。

・理科は、天気と気温、植物の発芽と成長、生命の誕生(魚、人間、花)、台風、川の働き、てこ、物質の溶解、振り子。教科書は薄いが、学習内容は多い。

・社会は、世界の大陸、日本の国土と気候、食料生産(米、水産業)、工業産業(電化製品、自動車、貿易)、情報産業、自然と災害。4年生までとは全然違い、勉強する範囲が広く、覚えることが多い。受験で出るような内容が始まった感じ。

・道徳は、4年生と同じ感想。

・音楽も、4年生と同じ感想。

・外国語は、図書館に在庫がなく取り寄せできず。

・家庭科は、料理、栄養素、裁縫、ミシン、片付け、お金。お金の勉強が4ページだけある!私の時代にもあったのだろうか(覚えていない)。

6年生

・算数は、倍数、約数。平均、概算。分数の足し算、引き算、かけ算、割り算。速さの単位の計算。立体(直方体、立方体、角柱、円柱)の体積。比、比例。5年生同様、学習内容が多く、難しい。

・国語は、今まで同様、数は少ないが、内容は大人が読む本と同等の難易度。私が読んでいても面白いと感じた。

・理科は、物質の燃え方、人体の臓器、光合成、生物の呼吸、地層、いろいろな水溶液、電流、環境問題。5年生同様、教科書は薄いが、学習内容は多い。

・社会は、日本の歴史(縄文時代~現在までの年号、それぞれの時代で起こった事件やキーマンとなる人物、戦争)、現在の政治・選挙・憲法、世界の国(アメリカ、韓国、中国、インドなど)の文化・日本との違い。5年生同様、勉強する範囲が広くて覚えることが多い。日本の全歴史を6年生の約半年だけで勉強するのは無理があると思う。

・道徳は、4、5年生と同じ感想。病気の子供の話、歴史的人物や歴史的出来事の話、震災の話など、内容も多岐にわたって良い。

・音楽は、4、5年生と同じ感想。

・外国語は、図書館に在庫がなく取り寄せできず。

・家庭科は、料理、掃除、季節と洋服、洗濯、裁縫。


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