猫の標準体重に思うこと
猫の体重計「元気でニャー」を作っているので、猫の体重は随分と気にかけてる。検索エンジンで「猫 体重」で検索するといろんな情報が出てくる。元ネタはペットフード会社やペットショップ、獣医さんなどいろいろ。猫の品種によって表があるものも。しかし、だいたい結構な幅があって、3-5㎏とか4-7㎏とか。そんなの全然参考にならないじゃん。
子猫を飼いだすと、最初は大きくなあれ、大きくなあれ、と一本調子で上がっていく。だいたい1年ぐらいの間は増え続けるのが普通。それが止まって水平飛行になったところが、その猫の標準体重の第1候補だと思う。
これは三毛猫の女の子、スーちゃんの0.5㎏ぐらいからベビースケールで体重を測っていたときの記録。1年半したところに最初のピークがやってくる。女の子だし、これぐらいなのかな。でも、なんか小さくて病気したらすぐに減りそうな感じ。3年経ったところで腎臓が悪くなって急に体重が減ったけど、ペットフードを替えてなんとか取り戻した。スーちゃんには海外のカリカリは合わない。このグラフでは最高4㎏ぐらい。ここが恐らく標準体重だと思う。しかし、この体重だといざ病気になったとき頼りないので、好みのカリカリをたくさん食べてもらって、いま10%増しの4.4㎏台をキープしてます。病気になったら体力だけが頼り。
もう一頭、黒猫のモフモフがいる。雄で去勢済み。こちらも0.5㎏ぐらいから測り始めて1年半で最初のピーク5.5㎏に到達する。そこから更に増えて3年後ぐらいに6.0㎏が第2のピーク。これ以上に増えることはなくて、あとは水平飛行。いまは5.8ー5.9㎏ぐらいで落ち着いてます。これがモフモフの標準体重なんだと思う。
結局のところ、猫の標準体重は飼い主さんが毎日測って考えるしかない。ベビースケールを使っていたころは、多いときは毎週、少ないときは3ヶ月に1回ほどのペースで測っていた。スーちゃんは体重計に乗せても、すぐにビビって逃げてしまうので測るの大変。みんな同じ苦労してるんじゃないかな。飼い主が抱っこして人間用の体重計にのって引き算している人もいるけど、そもそも0.1㎏単位の荒い目盛で言われてもねぇ。最大誤差200gになるし。ちなみに3㎏の猫が1週間で200g減ったら確実に病気です。
そんなわけで、ちゃんとその子の標準体重を調べてから健康管理しましょ。いま何キロかではなく、これまでの経過から判明した体重と比べて増えたのか減ったのか。減ったのは歳を重ねたからなか、それとも異常な減り方なのか。それを見ないと体調は分からないです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?