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女同士の、あれこれ【6月7日 茨城県大子町〜福島県小野町〜福島市】

大子町の「Lahar-Guesthouse」で、たっぷり休息を取った朝。窓からの風景はしっとり。雨音も大きく、季節が進んだことを知る。

朝ごはんはキッチンをお借りして自炊。キャンピングカーの冷蔵庫に積んでいた野菜と、あ、そうそう、2日前にご自宅にお邪魔しためぐちゃんから茨城でよく食べられるという「切り干し納豆」をいただいていたのでした。新緑を眺めながら、この場所ならではの贅沢な朝ごはん。なにこれ、めちゃ美味しい。ご飯何杯でもいけそう。

今日で息子は0歳7ヶ月。成長と健康に感謝して、海苔を「7」に切ってささやかにお祝いを。ここ数日で、ずりばいを習得。どんどんできることが増えるね。

食後も小松崎ご夫妻と会話を交わしながら、ゆったりとした時間を過ごす。子ども好きなおふたり、たくさん遊んでくださって、子どもたちもご機嫌。娘は奥さんに幼稚園のこと、お友だちにこと、おしゃべりが止まらない。私たちも、旅のこと(壊れたジャンベを原付に乗せて修理してくれる人を探して旅した、などなど、ご主人の旅エピソードはめちゃくちゃ面白いのです!)、ご夫妻の生き方のこと(おふたりともそれぞれユニークな生き方を経て現在ゲストハウスを営まれています。詳しくはこちらの記事で)、あれこれ語って心ほぐれる楽しい朝。もっと話していたいけれど、出発のとき。また来ることを誓って、ゲストハウスを後にしました。

さて、今日から東北入り。次なる目的地は…「リカちゃんキャッスル」です!笑 他愛もない会話の中で、私の知人からリカちゃんキャッスルの存在を聞いた娘。それ以来、リカちゃんの聖地へ行く日をずっと心待ちにしていました。調べると、ちょうど福島市に向かう途中。本降りになりつつある雨の中、立ち寄ってみることに。

大子町から車を走らせること約1時間半。自然豊かな福島県田村郡小野町の中心街に、突如お城が表れました。おぉ、まるで(ちょっと古びた)シンデレラ城。

平日とあって人もまばら。入口をくぐり、さっそくリカちゃんの衣装に着替えて、ウキウキの娘。

館内は、歴代リカちゃんの展示から、工場見学、おままごとスペース、ショップまで、リカちゃん一色。リカちゃん好きにはたまらないんだろうな。リカちゃん一つひとつの顔は手で描かれていたり、こんなにあるのか!と言いたくなるほどファッションのバリエーションが豊かだったり、おばあちゃん、若っ!とか突っ込んでみたり、案外大人も楽しめる。さすがに衣装は着なかったけどね(大人サイズもありました!)。

興奮気味に見て回った娘、一番最後に来たのは、自分だけのオリジナルリカちゃんをつくるコーナー。髪の色、髪型、ファッション、小物を自分でチョイスしてつくるらしい。わぁ、髪色、紫とかピンクとか!

娘は悩みながらもうれしそうに何度もパーツを見て回り、大好きなブルー系で統一してチョイス。へぇ、と私も見て回るうちに…ん?なんだかおしゃれなリカちゃんゾーンを発見。「カジュアルリカちゃん」と題されたそのシリーズ、肌色は少し小麦色で、髪型もバリエーション豊か。ファッションも、カジュアル。あれ?かわいいかも。笑

このとき私の頭の中には、最近ちょっとむずかしくなってきた娘との関係のことがぼんやり浮かんでいた。娘も6歳になり、関心事がどんどん変わってきている。プリキュアとか女の子戦士ものを幼稚園で教えてもらい(うちはTV見ないので)、そのごっこ遊びに夢中。でも正直、私はごっこ遊びがとっても苦手。「○○ごっこやろう!」と誘われて無理して付き合っても、なかなか集中できず、あれこれ言い訳を考えて逃げたくなってしまう。それを娘も感じ取っていて、結局なんか機嫌悪くおわっちゃったり、ぎくしゃくしちゃったり。

お互い違う人間だから、好きなことは違って当然で、それは娘にもわかってほしいけど、でも、どうにかうまく交わる方法がないかなぁ、と、ずっと考えていた。娘の言う通りに、知らないキャラになるのはやっぱりしんどいけど、このおしゃれなカジュアルリカちゃんなら、私なりのキャラでおままごとが楽しめるのかも…!旅も長いし、車でリカちゃんごっこ、してみる?というか単純に、ほしいかも!

ぐるぐる考えた末、私も自分のリカちゃんをつくることに決めた。娘は少し驚いていたけれど、私が選んでいるところに来て、あれこれアドバイスしてくれる。私が選んだ帽子に、「ママの好きな色だね」なんて言いながら。

ママのリカちゃん、どうかな?おしゃれじゃない?小夏のも、かわいいね。

こうして、福島から、娘と私のリカちゃんを連れて旅をすることにした。すぐその後、車内で一緒におままごとしてみたら、ふふふ、案外楽しめた。娘いわく、私のリカちゃんは「ママっぽい」らしく、私のつくったリカは、リカちゃんのお母さん役になった。お母さん役なら、案外キャラになりきって遊べるものなんだなぁ。福島市へ向かう道中、ケラケラ笑いながら、ふたりでおままごとを楽しんだ。

なんだろう、何かになりきって会話すると、ちょっと会話がやわらかになる。というのも、最近、言葉遣いも変わってきたり、言葉へのこだわりも出てきた娘に対して、会話のなかで、正直、むっとする事も多くなってきていた。言葉尻を捉えてきたり、私の言葉をずっと真似し続けたり、私への言葉遣いも、「はぁ?知ってるし〜」とか「え〜、それヤバくない?」とか。大人気なくイラついてしまい、うまくいかないことも多々。女同士特有の、素直になれない気持ちがぶつかってしまうことも。

そんなとき、素の私で答えてしまうと、トゲがたってしまったりする。でも、何かになりきって言うと、ワンクッション加わって、やわらかく、冗談っぽくメッセージが伝わるんだなぁ。なんだか大人気なくて恥ずかしいけれど、ママリカは、私の気持ちを代弁してくれるのかも。

旅中は、親子の濃密な時間が増える。もちろん、ぶつかることもあるし、ずっと一緒にいると逃げる訳にもいかないし、長い旅路の中で、何度も真剣に向き合うことになるんだろうな。親子の関係も、きっと旅の中で変わってくるんだろう。そのときどきの気持ちを大事に、正直に、娘と対話してみようと思った1日でした。

さて。今夜は福島市のフルーツラインにある「あんざい果樹園」にオープンした宿「Ji-kka」に、ご縁をいただいて宿泊。素晴らしい出会いとなったその様子は、また明日のブログで書きますね。おやすみなさい。


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フリーランスライター・エディター、2人の子どものお母さん。人の言葉をありのままに聞くことで本質を見つめるインタビューがライフワーク。現在は主にウェブマガジン「greenz.jp」にて、「ほしい未来」のつくり手のみなさんの言葉を紡いでいます。
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