新刊「ME TIME」11/18発売「はじめに」公開します #ミータイム本
おはようございます!池田千恵です。
新刊 『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』が、2022年11月18日にディスカヴァー・トゥエンティワンより発売となりました。
「時間術」の本は、すでにたくさん世にあります。あらゆる時間術の本を読んで片っ端から実践している方も多いことでしょう。特にここ数年は、リモートワークが浸透した結果、気が休まらないことが多くなり、時間術ブーム再燃で、たくさんの本が書店を賑わせています。
最初にお伝えしておきますが、この本は時短や効率化、時間節約の本ではありません。
仕事は忙しい人に頼め、とよく言いますが、時短、効率化、時間節約の結果得られるのは、さらなる忙しさです。
そんな状態からどうやって離れ、心の奥底からやりたいことに、ゆったりした気持ちでしっかりと資源を配分し、集中できるようになるか。その方法を書いた本です。
朝活だけでなく、昼・夜の時間をどう作っていくかについても、たっぷり紙面を割きました。
私は2009年より13年以上、朝活について研究し、多くの方の悩みを伺い、生活時間の朝シフトについてアドバイスしてきました。
そこで気づいたのは「朝を最高の時間にするためには、朝の時間だけを変えるのではなく、24時間そのものの捉え方を変える必要がある」ということでした。そこで今回、朝だけでなく、昼、夜をどう捉えれば、自分だけの時間「ME TIME」を作ることができるかについて、1冊にまとめました。
いつもなんだか焦っていたり不安だけれど、どこからどう手を付けていいか分からない…そんな気持ちがこの一冊でスッキリ軽くなります。
多くの方に手にとっていただきたいので、「はじめに」を公開します。読んでいただき、もし続きを読みたい!と思われたらぜひ、購入や感想シェアしていただけますと嬉しいです。
書店で立ち読みするイメージでショート動画もYouTubeに載せました。目次や中身をざっと見てみたい方はこちらもぜひ見てみてください。
はじめに~忙しすぎるあなたを助ける究極の時間術
「今、あなたが頑張っていることは、本当にあなたがやりたいことですか?」
この本は、本当は必要のないことからスッキリ離れ、自分のためだけの時間「ME TIME(ミータイム・私時間)」を手に入れ、好きなことを思いっきりできるようになることを目的としています。
読み終わった後、心から望むことに時間を使い、それ以外のことをどう効率化するかを、自分の基準でしっかり選べるようになるでしょう。その結果、「ME TIME」をつくり、楽しみ、味わうことができるようになるのです。
今、「しなきゃいけない」「せざるを得ない」ことに追われて焦ったり、休むことに罪悪感を感じたりして頑張っているのならば、自分の時間について一度よく考えてみましょう。
この本は、特に次のようなお悩みを持つ方にオススメです。
最初にお伝えしておきますが、この本は「時短」や「効率化」「時間節約」の本ではありません。何かを短い時間で終わらせ、処理能力を上げるテクニックを知りたい方は、書店に素晴らしい方々が書かれた時間管理術や仕事術の本がずらりと並んでいますので、ぜひそちらをお読みください。
でも、「時間に追われるのはもうこりごり!」「日々余裕をもって過ごしたい」「まだ自分は何をやりたいかわからないけど、いったんこの喧騒から逃げ出してゆっくり休みたい」「いつか実現したい夢があって、その準備に取り掛かりたい」――そんなふうに思っている方には、この本は必ずお役に立てると自負しています。
この本のタイトルにもなっている「ME TIME(ミー・タイム)」とは、自分だけの時間、つまり「私時間」のことです。リラックスして過ごす自分だけの一人の時間を表す口語として、単なる自分の時間を指す「MY TIME(マイ・タイム)」とは区別して使われています。
この本では、「ME TIME」のつくり方、使い方の工夫を朝・夜・昼の特徴に合わせてお伝えしていきます(朝・昼・夜ではない理由は本編で説明します)。
最初に、簡単に自己紹介をさせてください。
私は「早起きトレーナー」として、著書や手帳、コンサルティングを通じて、多くの方の生活時間の朝シフト、習慣化に尽力しながら、長年朝活を広める活動をしています。2009年に上梓した初めての著書『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス、現在PHP文庫)は、ベストセラー・ロングセラーとなっていますし、早起きできるようになる朝専用手帳『朝活手帳』(ディスカヴァー)のプロデュースを始めて、もう13年になります。また、攻めの朝活コミュニティ「朝キャリ」も主宰しています。
このような活動を通して、現在では「朝活の第一人者」と呼ばれることも少なくないのですが、一方で、朝型人間と夜型人間の分断に心を痛めることもありました。
私が経営する会社の名前は「株式会社 朝6時」です。名刺交換をするたびに、「すみません、私は夜型なんです」「早起きしたいんですが、なかなかできなくて……」といったように、最初に謝られてから打ち合わせが始まることもよくあります。私の会社・存在自体が、夜型の方にとっては「圧」を与えてしまっているようです。
夜型・朝型は遺伝子で決まっているという研究結果もありますから、夜型の人を無理やり朝型に強制するのは私の本意ではありません。「早起きは目的でなく単なる手段」「時間にこだわらず何時からでも朝活」と、夜型でも朝型でもできる方法をお伝えしているのですが、力不足できちんと伝わっていないのが悔しいところです。
その一方で、「朝4時起き」習慣を提唱したからには、何が何でも、どんな状態でも自ら実践しなくてはと、睡眠時間を削って頑張ってしまったり、4時起きできなくて自分を責めたりもしました。本来の時間の使い方に私自身も迷い、本末転倒になってしまった時期もあったのです。
特に妊娠から出産・育児の間は、ホルモンの影響や子どもの夜泣きで眠れない経験をしましたし、子どもの突然の発熱で予定が全部ひっくり返るといった、自分の努力だけではどうにもできない事情で早寝早起きのリズムが崩れ、悩みました。私の人生を変え、救ってくれたはずの早起きが、ときには自分を縛りつける「呪い」のように感じてしまうこともありました。
「朝キャリ」メンバーからも、早起きしたいけど仕事や家族の都合でなかなか早寝ができず、結局、睡眠時間を削るしかない……という話をよく耳にします。
そのおかげで、様々な事情を抱える中で朝活したいと悩んでいる皆さんに、早寝早起きの方法を伝えるだけでは限界がある、と気付くことができました。つまり、朝活のためには時間の使い方、ひいては自分の人生を何に使うかまでを考えた上で時間を語る必要がある、とわかったのです。
そうした経験から、朝キャリでは朝活だけでなく、人生の時間配分を分析し、取捨選択して本当に進みたい道に集中するためのアドバイスをしています。このアドバイスによってメンバーは大きく変化を遂げました。具体的には、朝活の習慣化のみならず、次のような成果を上げるようになったのです。
なかなか思い通りに進まない時間のつくり方・使い方をめぐって、私自身も試行錯誤してきました。早起きしたい人の問題に寄り添っていく中でわかったのは、朝活の良さを最大限に活かして人生を変えるには、朝の時間「だけ」を変えるのではなく、24時間そのものの捉え方を変える必要があるということです。
この本は、個人的にも紆余曲折ありながら、多くの方の時間に関する相談に向き合い続けたからこそわかった、朝に限らず、すべての時間、ひいては人生で通用する時間術の集大成です。
この方法で、あなただけの時間を手に入れて、一緒に人生を最大限に楽しんでいきましょう!
株式会社 朝6時 代表取締役 池田千恵
最初の本『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』を書いた13年前の自分(2009年)は、荒削りで一生懸命で、必死ではあったけれども、自分さえ頑張れば時間が作れる!時間が作れないのは頑張りが足りない!とすら思っているフシがあり、今振り返ると、とても傲慢だし、浅はかだったと思います。
その後妊娠、出産、育児を経験し、自身のホルモンバランスの影響や子供の急な発熱や怪我などで、自分の努力や計画だけではどうにもならないこともあると、身を以て知りました。
また、主宰する朝活コミュニティ「朝キャリ」メンバーからの多くのリアルな悩みを聞くことによって、朝活だけを見直すのではなく、人生の時間配分を見直し、取捨選択して本当に進みたい道に集中することが大切だと気付かされました。
この本は、個人的にも紆余曲折ありながら、多くの方の時間に対する相談に向き合い続けたからこそわかった、朝に限らず、すべての時間、ひいては人生で通用する時間術の集大成です。13年かけないと今の境地には至らなかったので、試行錯誤の経験も、今となっては宝物です。
具体的には、自分の時間「ME TIME」を誰でも、確実に作れるようになるSEEメソッドを開発しました。
このメソッドにそって朝・昼・夜の時間を見直せば、やらなきゃいけないことで1日を埋めることがなくなります。朝・昼・夜のSEEメソッドの活用法も具体的にたっぷり掲載しています。
今は達成感でいっぱいです。『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』が私の今の代表作ですが、この本がそれを塗り替える代表作になる!と信じています。
余談ですが、最初に上梓した本『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』の執筆プロセスは、自分の中のパンドラの箱をこじ開けるような、苦しい、辛い、でもここでやらずに誰がやる!と歯を食いしばるような、人生かけた根性上等!なものでした。(書いたらめちゃスッキリして憑き物が落ちた感じがした上に、出しちゃいけない、墓場まで持っていこうと思い込んでいた「バカだと思われたくない」コンプレックスのドロドロ具合が、多くの方に共感いただきお陰様でベストセラーになりました)が、この本 『ME TIME』を書くことは、軽やかで心地よくてワクワクして、ずっと書いていたいくらい、本当に楽しかったです。楽しさが文章から伝わっていたら嬉しいなーと思います。
私が世に問いたかったのはこれだ!いろいろ今まであったけど、やっとここまでたどり着いた。すべてはここに行き着くためのプロセスだったんだ…!という気持ちで、他の誰かにあれこれ言われる言葉に惑わされず、ただただ、純粋に自分の中の「好き」だけを極めた、偏愛満載の時間本です。
つまり、私自身がこのメソッドを実践して作りました。
この本を読むことによって、時間の片付け、ひいては人生の片付けを終わらせ、本当に自分が進みたい道を見つける方が増えることを願い、心をこめて書きました。
YouTubeに早わかり動画と、立ち読みショート動画をアップしました。よかったらご視聴ください!