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家族写真撮影について

僕の写真撮影の仕事は8割が家族写真です。
今回は去年あたりから考えていた家族写真撮影について考えをまとめました。

家族写真のご依頼の大多数が七五三の写真撮影です。
出張写真撮影やスタジオ写真で多く見るサンプル写真がお子様がジャンプしたり、(刀を持ったりして)思いっきりポーズを決めてたり、カメラ目線でニコニコ・ワーイとした写真。
インパクトはあるけど僕自身が全然好きになれないし、こういう写真を撮って欲しいとも思わない。
でも、そういう写真は人気があるし需要がある。年数経ったときにそういう写真って見返すのかな。。うーん。わからない。


僕が登録している写真家のサイトではレビュー機能があり、レビューの内容を見ると連絡のレスポンスがいいこと撮影時の流れがスムーズだったか(楽しかったか)がメインの内容で写真の内容についてはレビュー文章全体の1〜2割くらいしか書かれているように見受けられる。
大多数のお客様が楽しい撮影を求めているようであれば、やはり大手のスタジオ撮影は顧客の要望を汲み取っているわけでそれはそれですごいと思う。
写真の好き嫌いはさておいて。

去年(2017年)は七五三の写真撮影はここの間に挟まれながら、撮影していたと思う。僕個人が良い写真を撮影できて、納品できた場合でもお客様が気に入らない撮影であれば容赦無く低い評価をつけられ、今後の活動自体が難しくなる。。

特に家族写真を撮影する写真家としては、この時期の撮影によってなんとか活動が継続出来てる一面もありお客様の動向を汲み取って、方針を変えて行くか、今の状態を維持するか。そんな迷いがありました。
一番恐れているのは、撮影がアンマッチな状態になってしまうこと。
そんなことを考えていたこともあり、七五三は問い合わせが沢山あったがお受けしたのは少ないものでした。

ただ、2017年の撮影後のレビューや撮影後の感想を聞いてみて
そのままのスタイルの撮影方法でも9割くらいの方は満足していただけることがわかったので、撮影の仕方は変更しないことにしました。
ただし1割程度のアンマッチが発生してしまうのはよくないし、自分自身の評価を下げてしまう恐れがあるため今年(2018年)からは撮影のアンマッチを防ぐために写真家プロフィールに撮影について追記をしました。
以下が僕のプロフィールから撮影について抜粋した内容です。

撮影は以下のことを意識しています。
・自然体の美しさ
  家族間の自然な距離感や日常に近い写真であること。
  撮影時は立ち位置等いろいろとお願いはするのですが、
  あまり笑わすようなことや派手なポージングやジャンプしたりすることはお願いしないです。
  僕自身が作られたニコニコ、ワーイみたいな写真が好きになれず、
  僕が写真を撮っていただけるならこうだといいなと思う写真を心がけています。
・印象に残ること
  写真に残る光やフレームに入る色、背景が僕自身が美しく感じるように計算して撮影します。
  映画のワンシーンのような写真を撮影しようと思っています。
写真の仕上がりは明るめに色味はできる限り自然な感じに調整しています。
これは、10年後、20年後を想像すると、色味はその時その時の流行り廃りがあるので、時間が経過しても古さを感じないように、できる限りナチュラルに仕上げておいた方が良いと考えるからです。

この内容は僕が写真撮影についてなんとなく思っていたことを、文章にしました。
この内容を追記してからはアンマッチが発生していないので、とりあえずうまく機能しているのかなと。それと今年は家族写真のお仕事受けれるだけ受けていこうと思っています。

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