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コンサル出身の非エンジニアこそAIの領域に飛び込むべきだと1日で転職意思決定できた理由


■この記事のサマリ
・事業作りは毎日が意思決定の連続。コンサルは自分では意思決定できない
・事業作りできるようになるには、事業を作る側に飛び込むしか無い
・LLMは実は日本のBiz職にとって、大きな課題を解けるチャンス
・生成AIは今が一番アツく、ブルーオーシャン。一緒に世界を変えよう


2023/5/1に株式会社Algomatic(アルゴマティック)にジョインしました。
Algomatic1人目の社員の池田です。




Algomaticは、LLMなど生成AI技術を活用したサービスの開発・提供するために4月に設立されたスタートアップです。


Algomaticは、事業展開速度が異常に速いです。
4月に設立し20億円の資金調達、5月に1つ目のサービスリリース、6月に開発会社買収、と生成AI事業開発において攻めています。



Algomaticの経営陣は、エンジニア出身の元経営者たちです。

ex : 2年でITスタートアップを3名→100名まで成長させた経営者
ex : 100名の開発会社の経営者


既にジョインしているメンバーは、0→1の課題を高速で解き続ける優秀なフルスタックエンジニア(erukitiさん)です。


そんな生成AIスタートアップAlgomaticに1人目社員としてジョインした私が、「コンサル出身の非エンジニアこそAIの領域に飛び込むべきだと1日で転職意思決定できた理由」をこの記事では書いていきます。


1. 東大出てベンチャーコンサルへ

まず、簡単に私の経歴を紹介しますね。

まとめると、"ベンチャー" × "コンサル" のキャリアです。

■ 東京大学法学部卒:2017~2021
・教育プラットフォーム事業の代表
・もともとは官僚志望。手触り感のある仕事を求めスタートアップの世界へ

■ SaaSスタートアップ1年:2019~2020
・シリーズB期に人事責任者。30名/2か月の採用
・その他、マーケ・営業・CSなどBiz職はなんでもやっていた

■ 株式会社リブ・コンサルティング2年:2021~2023
・10社以上のベンチャー(ほぼSaaS)の事業開発コンサルティング
・3つの社内新規事業(SaaS、プラットフォーム、クロスセル商品)
・全社表彰複数回

■ 現職の株式会社Algomatic:2023~
・生成AIのBtoB SaaS事業の責任者
・入社1か月で、プロダクトリリース+初顧客獲得

0→1や1→10がとても好きで、手足を動かしながら事業作りするフェーズが最もバリューを出しやすいです。

2. コンサル特有の悩み「事業作りできない問題」

次に、Algomaticにジョインした経緯を説明します。ただ、その前にコンサル時代に考えていたことを書きますね。

そもそも、前職のコンサルティング会社の仕事は、めちゃくちゃやりがいがありました

私の主な仕事であったベンチャー企業の事業開発コンサルティングとは、マーケセールスを中心とした事業開発支援です。
例えば、「どのターゲットに、どの価値を、どのように届けるか?」という論点を、実際に市場・顧客に当てながら解いていました。
事業戦略策定という上流から営業代行という下流まで、論点を解くために必要なアクションは全てやるというコンサルティングスタイルでした。

コンサルティングのプロジェクトを通じて、社内外に"戦友"が増えていくことが、"こんなにも楽しいのか"とコンサルワークに熱中していました。

コンサルスキル0のところから育てていただいたお客様と先輩方には、感謝してもしきれません。本当にお世話になりました。

手触りある成果を生むコンサルワークをしたいという学生さん・友人には、ぜひ紹介したいコンサル会社です。


では、なぜ、生成AIスタートアップという畑違いのAlgomaticにジョインすることを決めたのか。


当時仕事に熱中する中で、「自分は今後もずっとコンサル業を続けていくのか?」という疑問も頭の隅にありました。

将来自分で事業をやるためにコンサルに入ったはずが、コンサルの仕事のフォームに慣れていく。

経営者と会話する度、「経営者の考え方や仕事のフォームは、自分のコンサルのフォームと違うような気がする。コンサルの先に経営者はあるか?」と悶々としてきたんです。

ちなみに、コンサルと事業家の仕事は全く性質が違うと考えています。
■ コンサル
・意思決定の質を、50点から90点に上げるためのファクトと仮説を集める
・意思決定後の効率的なアクションの設計図を書く

■ 事業家
・意思決定を、90点になるのを待たず50点の時点で行い、100点にしていく
・意思決定後に必要なアクションをとにかくやり切る・やり切る・やり切る

悩むとは言っても、まだコンサルとしてマネージャーになる前。

コンサル業で成果を上げマネージャーになるキャリアも魅力的でした。
(実際、コンサルでマネージャーまでやり切れば、キャリアや収入面は比較的安泰だと思います)

あるいは、スタートアップに転職し事業開発の実務経験を積むことを選ぶか。

「コンサルはどれだけ仕事を頑張っても、自分で汗をかいて、自分の事業作りができない」というコンサル特有の悩みに囚われていました。

3. 生成AIの事業作りは今が一番良いタイミング


そんなとき、現Algomatic CEOの大野さんと出会いました。

Algomatic設立前、大野さんはカンバセーションナルコマース企業の経営者をしていました。

地元が同郷ということもありすぐに打ち解けて、キャリアの悩みについて色々と相談してみました。

大野さんは出会って日が浅いにも関わらず真剣に向き合って下さり、「経営者になるには?どんな事業をやっていくか?」をテーマに議論に付き合ってくれました。
今思うと、とてもエモい時間でした。

議論する中で、事業家に必要な力は、コンサル専門スキルとは違うと言語化できました。


・事業家に必須な能力とは、具体的に3つ。
 ①筋の良い事業仮説を立てる力
 ②信頼され資金を調達する力
 ③優秀な人材を採用する力

・コンサルは「①筋の良い事業仮説を立てる力」を鍛えることはできるかもしれない。だが、②や③の力を身に着けることは簡単ではない。

・特に「③優秀な人材を採用する力」は、超大切。今の時代、筋の良い戦略やアイディアはすぐに模倣される。事業で勝つには、優秀な人材を集めて、徹底的にやり切れるかどうか。

・例えば、後2年コンサルを続けた自分は、事業で勝つための自分より優秀な人材を採用することができるようになっているか?



矢継ぎ早にこんな思考が巡り、大野さんに「とにかく事業作りをやりたいです」という話をしていた足元では、ChatGPTブームが世界を席巻していました。

台頭する生成AIというドメインが、マクロで見ても明確に時代の変革期であり、ミクロで見ても自分の職種と相性が良いという直感がありました。(ここは次の4章で触れます。)


そんなある日、突然大野さんより「池田さん、事業やりたいなら生成AIドメインで一緒に事業をやりませんか?」とオファーを頂きました。

自分で事業をやりたいと相談していたのに、いざオファーを頂くとめちゃくちゃ迷いました。


「コンサルの仕事も楽しいし、マネージャー職も魅力的。前職でやりたいことも残っている・・・」


ただ、不安をかき消し自分を納得させる合理的な理由よりも、
もっと感情的な衝動があったんですよね。

「なるべく早く自分で事業をやりたい。折しもタイミング良く、生成AIという日本の課題感を解く可能性があるドメインが目の前にある。」

「長いビジネス人生、ここで賭けたいと思えるドメイン・仲間がいるタイミングはもうないかもしれない。」


気付いたら「コンサルとしてのキャリアアップ」や「生成AIドメインへの不安」とか、そんな気持ちは吹き飛び、「最速で飛び込みたい」と思い、翌日には上司に退職意向をお伝えしていました。


大野さんのオファーから転職意思決定まで1日と、今振り返っても異常な速度だったと思います。笑 

そしてAlgomatic1人目の社員として入社し、今は事業責任者をやっています。

1日で転職意思決定できたのは、

生成AIという莫大な可能性がある市場で、事業作りに100%フルコミットできるのは、「今しかない」と思ったから

4. 特定業務ドメインに詳しい非エンジニア職種こそ活躍する

ぶっちゃけ、「LLMとか生成AIって、ゆうてもAIなんだから、エンジニアが取り組むテーマでしょ。ビジネスサイドは難しいよね」と思ってませんか?

結論として、そんなことないです。


生成AIの特徴は、非エンジニアでも業務改善やサービス開発が簡単にできることです。

イメージとしては、エクセルのマクロを組むような業務効率化が、より息を吸うようにできるようになった、って感じです。



そして読んでいただいてるみなさんは、生成AIが台頭したとき活躍する役割は何だと思いますか?

エンジニアはもちろん重要な役割を担っていきます。
しかし、実は特定業務ドメインに詳しいBiz職種こそ活躍すると私は考えています。
(Biz職種:マーケ、セールス、CS、バックオフィス)


なぜなら、生成AIを活用した業務改善には、下記要素が必須だからです。

  • ①業務改善を行うために必要な特定業務領域への圧倒的な知見

  • ②ワークフローの構造化や改善を実行できる業務コンサルティングスキル

  • ③LLMを活用してソリューション開発ができるソフトウェアエンジニアリングスキル

  • ④LLMを活用して業務課題を解決するプロンプトエンジニアリングスキル

③ソフトウェアエンジニアリングスキルだけでは、LLMにレバレッジを掛けることに限界があります。Algomaticでも、エンジニアとBizが連携し①~④の要素を総動員し業務課題を解いています。


従来SIerやDXコンサルの十八番だったDX実現による生産性の飛躍的な向上、
これを今実際に推進しているのは、Biz職のメンバーたちです。

例えば、生成AI活用の最先端企業では、生成AIで一部のワークフローを代替するのではなく、生成AI前提としたワークフローを既に組み始めています。


そして今現在、生成AI領域の事業開発には、Biz職が圧倒的に足りていません!!

エンジニアの方が最新LLM関連技術を高速で検証をしてくれていますが、それをプロダクトやサービスとして昇華させて顧客に価値を届けられるところまで汗をかいて走っているBizが不足しているんです。


いかに素晴らしい技術やノウハウでも、サービスとなり、価値を届け、マネタイズするまでは、非常に長い距離があります。

(例えば、ネットに公開されているプロンプト真似しても、自社で価値を出すことは容易ではないです。情報から価値を出すまでのGAPが大きすぎます)


ここの事業作りをする人材ポストは、実は今一番美味しいブルーオーシャンです

5. 複数事業を抱えるAlgomaticという環境

とは言っても、「生成AIは日々の技術のアップデート速度が速く、キャッチアップすることで精いっぱい」という声をよく聞いています。

ニーズ起点ではなくシーズ起点で始まった生成AIドメインでは、正直言って、どの市場や企業が勝つかなんてまだ分かりません。

ただ、分かっていることは2つで、まだ市場の変化が大きいこと、そして莫大な市場になるであろう、ということ。

この前提に立って、Algomaticが採用している戦略は、多事業の同時展開です。貴重なリソースを多事業に分けるため、一見非合理に見えるかもしれませんが実は合理的です。

まず市場の変化が大きいという点では、まだ何が当たる分かっていません。よって、一つの事業だけ展開するということは外れた時のリスクが大きく最終的な事業の成功確率を下げます。

市場が莫大であるという点では、黎明期に多くの魅力的な領域に事業を展開しないことによる機会ロスが大きいです。

よって、Algomaticでは、多事業同時展開は合理的と考えています。

そしてAlgomaticは経営陣が、技術もビジネスもデザインにも理解があることも特徴です。実績あるメンバーなことも相まって、エンジニアやBizDevがやりたい事業テーマを持ってジョインしてきています。

泥臭く、速く、フォーカスしたことをやり切れる強いチームができてきています。

2号目社員であるエンジニアのerukitiさんも、LLM無職を経てジョインいただきました。入社エントリnoteもパンチがあるので必見です。

チームは、プロンプトにも強いPdMの方、自然言語処理に強いエンジニア、センス抜群のマーケターやプロンプト専門Bizなど、優秀かつ良いキャラメンバーばかりです。

控え目に言っても、最高のメンバーです。日々、課題にチーム全員で挑戦しています。とても仕事が楽しいです。

広大な生成AIという市場に、最高のメンバーで、
冒頭に書いたような20億円というリソースをフル活用しながら、
目的に一直線で進むことができるのが、Algomaticという環境です。


生成AI普及にコミットしていく仲間探し

転職してから、嬉しいことに過去接点のあった方から、「一緒にやりたい!」と声を掛けていただく機会がとても増えました。
それくらいみんな興味があるテーマなんだと思います。

ただ、Algomaticは5つ以上の事業をやっていることもあり、まだまだメンバーが足りません。

生成AIという正解が無い領域で、私も事業開発に挑戦している最中。

まだ解けていない課題ばかりなので、一緒に課題にチャレンジしていただきたいです!

■募集職種

  • 新規事業開発責任者、新規事業開発担当(事業部のCEOポジション)

  • テクノロジーディレクター(事業部のCTOポジション)

  • プロダクトマネージャー

  • UIデザイナー

  • UXデザイナー

  • ソフトウェアエンジニア(フロントエンド、バックエンド、インフラ)

  • 機械学習エンジニア(画像生成、言語生成)

  • 業務コンサルタント

  • マーケ責任者、マーケ担当

  • セールス責任者、セールス担当

  • プロンプトエンジニア


「ちょっと話聞いてみたい!」「手伝えるよ!」という方は、気軽に池田SNSまでDMお待ちしてます!

Twitter : @ikeda_haruki_
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日本から一緒に世界を変えてこうぜ


実は、日本はChatGPTと相性が良い国です。

ChatGPTのセッション時間は世界で1位です。非英語圏におけるユーザー数も1位です。

日本の法規制や行政の動向も、日本における生成AI普及を後押ししています。


ただ現状、ChatGPT本来の価値の1%しかビジネス活用できていません。

技術は、ユーザーが価値を感じる形にならないとただの技術です。

ChatGPTを始めとする生成AIやLLMに価値を感じているのは、まだ一部の界隈の人だけでしょう。

ビジネスで使うユーザーが価値を感じる形まで、すなわちサービスまで昇華させないと、この技術は今後も価値は届けられないかもしれません。


だから、「この素晴らしい技術」を「価値が実感できるサービス」まで繋ぐ役割が必要です。

Algomaticはこの役割へ挑戦しますし、生成AI領域でサービス開発をされているプレイヤーも仲間だと考えています。



そして、この記事をここまで読んでいただいているあなたにも、きっと仲間です。


生成AIで一緒に世界を変えていきましょう。


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