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認知行動療法で運をあげる

運をコントロールできると楽観的に考える。あるいは運がないから、別の方法を探す。と、言う考え方を持つことが運をあげることになると仮定します。そこで、役に立ちそうなのが認知行動療法なのです。(ホント?)

認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy, CBT)は、精神医学や心理学の分野で広く使用される治療法の一つです。CBTでは、思考、感情、行動の間の関係に着目し、問題を解決するためにそれらの相互作用を改善します。

具体的には、CBTでは以下のようなことができます:

  1. 認知の修正:人々が持つ負の思考パターンを変え、より現実的な思考に置き換えることができます。これにより、不安、うつ、ストレス、パニック障害などの症状を軽減することができます。

  2. 行動の変更:人々が持つ不健全な行動パターンを変え、より健全な行動に置き換えることができます。これにより、不安、うつ、過食症、不眠症などの問題を解決することができます。

  3. ストレス管理:ストレスを軽減する方法を学び、ストレスに対処するスキルを身につけることができます。

  4. 問題解決:問題解決スキルを身につけ、問題に取り組むための具体的な戦略を開発することができます。

  5. 意識調整:人々が持つ意識や信念を調整し、より健全な思考や行動を促進することができます。

総合的に、CBTは、人々が現実的な思考や健全な行動を身につけ、心理的問題を解決するためのスキルを身につけることを目的としています。

では、認知行動療法から運をあげる考え方を獲得できるようになるのでしょうか?具体的な例を挙げると
「バレンタインデーに職場のみんなが集まってパーティをしていた。自分はそのパーティに呼ばれなかった。自分だけ呼ばれないのは自分が嫌われているのではないかと考えた。」という出来事を認知行動療法の観点からアドバイスしてみましょう。

  1. 認知の修正:自分が嫌われているという考えは、現実的でない可能性があります。自分が呼ばれなかった理由は、他の理由があるかもしれません。例えば、招待状を受け取れなかった、または呼び出しを聞き逃したかもしれません。自分が呼ばれなかった理由を確認するために、同僚に尋ねることもできます。

  2. 行動の変更:もしも自分が嫌われているという考えが本当であったとしても、その状況を改善することはできます。自分から他の人と交流し、コミュニケーションを取ることで、自分が好かれるチャンスを増やすことができます。

  3. ストレス管理:この出来事に対するストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。例えば、自分が嫌われているという考えを否定的に考える代わりに、自分自身に対してポジティブなメッセージを送ることができます。「呼ばれなかったけど、自分は大丈夫。次回は誰かを招待して自分から交流を深めよう」と考えることができます。

  4. 問題解決:もしも呼ばれなかった理由が明確になった場合は、その問題に対して具体的な解決策を考えることができます。例えば、招待状を受け取る方法を変えることや、呼び出しの確認方法を変えることができます。

  5. 意識調整:自分が呼ばれなかったことを過度に重く受け止めることは避けるようにしましょう。誰でも時には招待されないことがあります。自分の価値や魅力を他人に証明する必要はありません。自分自身を受け入れ、自分自身に対して優しい態度を持つことが大切です。

  6. 自己肯定感の向上:自分自身を肯定することで、自己肯定感を向上させることができます。自分に対してポジティブな言葉をかけ、自分が得意なことや好きなことに集中することで、自己肯定感を高めることができます。また、自分自身に厳しすぎないことも重要です。自分の弱点や失敗に対しても、自分自身に対して優しい態度を持つようにしましょう。

  7. マインドフルネス:この出来事に対して、自分自身の感情や思考に意識的に向き合うことが大切です。マインドフルネスを実践することで、自分自身の感情や思考を客観的に観察することができます。自分が呼ばれなかったことに対して、どのような感情が生じているか、どのような思考が浮かんでいるかに注意を払いましょう。マインドフルネスによって、自分自身を深く理解し、自分自身に対する思いやりを育むことができます。

  8. グラティチュード:自分が呼ばれなかったことに対して落ち込んでいるかもしれませんが、同僚たちがパーティーをしていること自体は素晴らしいことです。同僚たちに感謝の気持ちを伝えることで、自分自身もポジティブな気持ちを持つことができます。自分が呼ばれなかったことに対して嫉妬や怒りを感じるのではなく、同僚たちが楽しんでいることに対して感謝の気持ちを持ちましょう。

このように認知行動療法の観点から、自分が職場のパーティに呼ばれなかったことに対するアドバイスを例に「運をあげる方法」をお伝えしました。自分自身の思考や感情に注意を払い、現実的に捉えることで、自分自身を客観的に見ることができます。また、自己肯定感の向上やマインドフルネス、グラティチュードの実践も、自分自身をサポートすることにつながります。これを繰り返すことによって、みなさんも運をあげてみてください。

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