通勤時間が奪ったのは読書時間だったかもしれない
リモートワークという言葉が世間に浸透してから早いもので3年〜4年の月日が経とうとしていますね。世界を混乱の渦に巻き込んだコロナ渦の騒動もすっかり聞かなくなって久しいです。
私の周りでもコロナ渦以前に戻ったことが多く、マスクはせず、飲食店/テーマパークなどは今まで通り営業していて、多くのイベントが開催されています。
そして何より、朝の通勤時間帯はたくさんの働く大人を目にするようになりました。
そう、みんなが思う「日常」というものが再現されつつあるんですね。
そんな日常に戻ってきた時にふと思ったんです。通勤時間って今まで何やってたんだっけな?と。
私は未だにリモートワークを継続しつつ、必要であれば出ていくというスタイルで働いていますが、どこかに向かう30分や1時間をスマホに奪われているのが、現状です。
リモートワークで変わったことはものすごく多くあるけれど、その中でも今回は「読書時間」に少し焦点を当てて、話していきたいと思います。
通勤時間は約1時間半以上もある
そもそも通勤時間というものがどのくらいあるのかと言うと、関東圏に住んでいれば、往復で1時間半以上あるケースが多いだそう。
1時間半もあれば、大抵のことは出来そうですね。
この時間を何に使っているかというと、周りを見れば、寝ている人かスマホを見ている人に分けられるのは想像に難しくないはず。
流石にスマホで何をしているかまでは分かりませんが、ゲーム課金大国の日本ですので、スマホゲームをしてたり、映画やドラマ鑑賞、SNSを見る、調べ物をする辺りも結構大半を締めるでしょう。
そして、この1時間半という時間がリモートワークによって自由に使えるようになった僕らが何をしていたかと言うと
寝てるか、仕事をしていることが多かったみたいですね。なるほど、めちゃくちゃ悲しい。
睡眠時間の短さは有名なので、それを埋めるように寝るようになったか、リモートワークの弊害で、タスクが増え、仕事量が増えた人たちも多いんですね。
そして、僕が1つ気になるのは、浮いた時間で自己学習などに当てる時間が増えたのは全体でも6.5%ということです。
自己学習している人が少ないじゃないか!と主張したい訳じゃないんです。これって本当に増えた時間なのか・・?という疑問があるです。
通勤時間は間違いなく読書時間だった
これは私に限った話かもしれませんが、通勤時間は読書する時間だったんです。毎日過ごす1時間半という時間をどうやって潰せるかを考えた時に、私に合っていたのは読書でした。楽しみが見つかると、電車の時間も決して苦痛ということも無く、本の続きが読める!と楽しみだった自分がいたなと思います。
リモートワークになり、すっかり読書がおざなりになり、読みたい!と思った本や必要に駆られるものは、今でも読みますが、総量は圧倒的に減っています。
特に小説を読むことがめっきり減ってしまい、ビジネス書ばかりになってしまったことも大きな変化です。
で、先程のグラフを思い出してください。もし私と同じようにコロナ渦前は読書をしていた人がリモートワークになった時にその1時間半をどう使っているかと言うと、大半は睡眠と仕事です。そして6.5%が自己学習です。自己学習に読書を含めるとすると、、読書の時間ってむしろ減っていますよね。
通勤時間は貴重な読書時間だったんだと気が付かされました。
制限された時間、空間はそれはそれで大事だった
通勤時間というと一般的には苦痛で、不要なものとして語られることが多いです。その一面は間違いなくあるでしょう。それでも僕に取っては必要だった時間だった気がします。
制限されると聞くと、嫌な気持ちになるかもしれないけど、一定の制限の中で何をやるかを考えると、意外と自分に必要なことが残されることって多いと思うんですよね。
自由って聞こえはいいけど、なんでもやっていいって言われると・・困るって人多いんじゃないですかね。
そう嘆いても返ってくる訳じゃ無いので、なんとか自分で作り出すしかありません。
なんとかしがみつくように、マガジンを作り、読書感想文を書くことにしてみて、本を読む時間を増やそうとしています。
皆さんも「日常」が戻った時に、過去と比較して今はどうなんだろうと考えてみるのも悪くないんじゃないでしょうか。
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