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【雑談】精神疾患に対する偏見

私の頭はおかしいです。
でも、そんな私でさえ、同じような病気を持つ人を差別してしまいます。


通っているところには、個性的な人がたくさんいます。


何でも思ったことを全部口に出しちゃう人。

すれ違いざまに顔をガン見する人。

女の子にだけ元気よく挨拶する人。

支援員のちょっとしたひとことに食ってかかる人。


毎日、いろんなイベントが起きるので、まあ飽きない。

「今日はあの人、どんなことするかな?」って、わくわくしちゃう自分がいて。

騒ぎ出したら、「いけいけ~」みたいに応援しちゃってたり。



でもたまに、自分にもそれが向かってくるんですよ。



手を洗ったりうがいをしたりする洗面台があるんですが、あるとき、私が使った後、こんな声が飛んできました。


「すいません!ここに水滴が残ってます!汚く洗面台を使っている人がいます!」


「え?私ですか?」と思いました。

その子は、やたら潔癖らしく、ちょいちょい汚い場所があると「きたない!」と大声でわめくのです。

注意されたらいやだなあと思って、私はすごーく慎重に共有部を使うようにしていました。

なのに、なぜ!


その子は私のこと、悪魔でも見るような感じでにらんでるわけですよ。


おいおい、待ってくれよ。
そんなつもりじゃなかったんだよ!


そういう焦りと同時に、こういう気持ちも浮かんできます。


自分が思ってること全部口に出しちゃう「変な人」って自覚ないくせに、
健常なわたしに食ってかかってくんなよ!




彼女はきっと、世界が清潔に保たれていないと我慢ならない人で。
そういう「こだわり」があるということで。
それは彼女の特性なのであって。


私はそれ、尊重しなきゃいけなかった。

でも、「この障害者が!」みたいに思っちゃったんですよね。
ありがちな偏見を自分で生産しちゃった。


自分もめちゃくちゃ障害者なのに。



そういう感情が出てくるのは仕方ない。それはそれとして受け入れる。

大事なのは、それを表に出さないことなのだ。



いつか「ごめんなさい」って言えたら言おう。



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