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可能性を育むユニバーサルレストラン「ル・クロ」見学

きっかけ

「ル・クロ」っていうユニバーサルレストランに行ってみたいので、一緒に見学行きたい方いませんか?

D-Biz Collegeを運営する株式会社EiUの渡邊さんからDiscordのD-Biz関西支部チャネルに連絡が入った。
※D-Biz関西支部チャネルはただD-Bizの当事者コーチと受講生がただ飲みに行くために作ったチャンネルです笑

全員即答で「行ってみたい」と参加表明。僕はそこで初めてル・クロの存在を知りました。

ル・クロさんについて

まずはHP
"【公式】大阪のフレンチ、ユニバーサルレストラン「ル・クロ」
「おいしい」の周りに、しあわせの輪をつくる
「ユニバーサルレストラン」をコアコンセプトに、さまざまな事業を行っています。" ※HPトップより引用

そしてグループサイト
"これからの「あたりまえ」を紡ぐために"

"生きる喜びを、再生する舞台に"

"「レストラン」という言葉には本来、「回復させる場所」という意味があります。
​​その原点に立ち返って、今「ル・クロ」は思うのです。
ここで働く人、ここを訪れる人、ここに関わる人、あらゆる人の生きる喜びを再生する「ユニバーサルレストラン」でありたいと。
私たちは食を通じて、多様性と共に生きる、これからの「あたりまえ」を紡いでいきます。"

私たちにとって最も普遍的な"食の喜び"を通して価値観に影響を与える素晴らしいコンセプトだと思いました。

YouTubeではたくさんの動画で実際の様子を見ることができます。
『ル・クロ』の公式YouTubeアカウント

テレビ取材も多数

百聞は一見に如かずともいいますし、ぜひこの機会にご覧いただけるといいなと思います。

いざ訪問

D-Bizメンバーで天満橋駅に集合し、訪問先のル・クロ・ド・マリアージュに向かいました。

あ、もうここか!というくらいあっという間に到着。他の訪問者一行をエレベーターホールで待機していると、
「お待ちしてました!暑いのでどうぞ上がって待っててください!」
と1階まで覗きに来てくださりお出迎えいただく。
この日は終日ル・クッカー事業責任者で保育士の瀧幸子さんにガイドいただきました。
早速素敵な心遣いを感じました。


児童発達支援放課後等デイサービス ル・クッカー見学

到着して早速ル・クッカーを見学させていただきました。
ル・クッカーは放課後等デイサービスで、この日は4組の親子が参加されていました。
厨房からはオリーブオイルとニンニクのいい香り。大きなズッキーニを調理している様子でした。
「今教えているキャストの子も障がいを持っているんです。みんな違和感なく普通にできてるでしょ?」
私たちは障がいを持ったスタッフを"キャスト"と呼んでいます。なんかディズニーランドみたいでいいでしょ?」
幸子さんは本当に嬉しそうに誇らしそうにみなさんのことを話してくださる。
「教える側の彼女自身が当事者だからこそ、障がいを持った子どもたちの気持ちがよく分かる。私たちの方があれやってこれやってみたいにいちいち口出ししてしまうけど、彼女は待つことができる。待つことができれば子供達はできる。私自身も見ていて勉強になる。」

僕は小さい頃お店のキッチンに入ったことなかったので、そこで小さい子が料理してるだけでもすごいなと。

料理が終わってテーブルで実食!

自分で調理した大きなズッキーニを食べる子どもたち

ナイフとフォークを上手に使って食べる子供達。
黙々と食べる子がいれば、食べない子もいる。「〇〇君は家に持って帰るんだよねー!」と幸子さん。食べたければ食べればいい。今じゃなかったら今じゃなくていい。

「皆さんぜひ食べ方を教えてあげてください!」
今日一緒に訪問したCoaching 4Uコーチ仲間の西原さんとその親戚で世界的パティシエの西原金蔵さんが気さくに子どもたちに話しかける。
なんだか家族の食卓みたいになっていい感じの雰囲気。
「ここではみんなすぐ親子みたいな雰囲気になるんですよ笑」

金蔵さんと西原さんが家族のように子どもたちと食卓を囲む



暖かい雰囲気の場が出来上がって、金蔵さんが「料理の味はどうかな?聞いてみたいな!」と問いかけると、「おいしいー!!」と女の子が満面の笑みで返してくれた。
それをみてみんな嬉しくなる。見守る親御さんも嬉しそう。

「ここには京都や滋賀、奈良からも親子が来てくれる。放デイって地域で行くイメージがあると思うけどそうではない遠方から来る。それだけ皆さんのお悩みが深く、求めたいものがある。ここでしっかり働くキャストの子の姿が皆さんの希望の光になる。

「子ども自身ももちろんですが、親御さんが本当に喜んでくれる。
皆さん自分がいなくなった時に我が子は自分で生きていけるのか本当に心配している。それができるイメージを持てた時、未来への希望の光となり、活力が生まれる。それは本当に価値があること。

僕も親になったばかりで6ヶ月の娘がいる。親御さんの気持ちが以前より深く心に沁みてくる。幸子さんの言葉が今も臨場感たっぷりに思い起こせる。本当に価値がある活動だと心から思う。

オーナーの黒岩さんがお忙しい合間を縫って駆けつけてくださる。

パリにもお店があり本当にお忙しい中でオーナーの黒岩さんが駆けつけてくださりました。参加者の皆さん一人一人とお話ししていただき、本当に素敵な方だなと。
自然と黒岩さん中心に輪が生まれお話しが盛り上がる。
京都で就労継続支援B型ル・クロ・ラボを運営されている施設長の髙橋さんも合流していただき、お話を伺う。

次の別イベントの準備が進む会場でお話は盛り上がり、時間を忘れて話が尽きない様子。
その間に次のイベントに参加される腸内フローラ移植臨床研究会の田中様ともご挨拶させていただきました。(こちらもすごく気になる。。。)
混ざり合い溶け合う場。笑

「写真撮影して移動しますよー!!」とこの日全体コーディネートいただいた 合同会社エンカウンター代表内田明子さん(親しみを込めてあっこさん)の一声でようやく集合写真に。

「D-Bizのなんかないの?」と言っていただき皆さんと一緒にDポーズ!

みなさん気さくにDポーズでご一緒いただきました!


ル・クログループ代表 黒岩功さん
コンフィズリー エスパス・キンゾー 西原金蔵さん
株式会社EiU 代表 渡邊佑さん



ル・クロ本店で会食

その後は移動し、心斎橋の路地裏にあるル・クロ本店でお食事。
今回の見学発起人のD-Biz代表の渡邊さんの乾杯でスタート。
手作り感あふれる素敵なお店で最高においしいフレンチとともに大盛り上がり。
髙橋さんがお料理の説明もしてくださり、一皿一皿噛み締めました。

私はというと、
・元JAL再建時の客室部リーダーで現在はフィロソフィーを軸に接遇やコミュニケーション、チームビルディング研修をされているあっこさん
・不動産仲介やレモンケーキ専門店、パーソナルジムなど幅広く事業展開をされているトニージャパン代表の香川翔さん
・全盲のD-Biz受講生で現在自身のチャレンジに奔走している製薬会社人事の佐藤くん
の3人と楽しくお話をすることができ、楽しくも勉強になる有意義な時間を過ごせました。

時間が進むにつれ12名いる場全体が一つになっていきました。
今日の学びと皆さんの今後の志、そこにつながるそれぞれの体験やエピソードが飛び交い混ざり合い。抽象度の高い部分でみなさん同じ志や価値観で繋がっていることを感じながらたくさんの熱いお話が伺えました。

デザートはなんと名前入り!おもてなしに驚愕。

こちらこそ本当にありがとうございます


オーナーの黒岩さんもイベントを終えて改めて食事の場にお越しいただき、終盤の金蔵さんと黒岩さんのフランス料理界のお話しや修行時代のご経験のお話、学びながらも既存概念を壊して新しい歴史を作ってこられたお話は本当に圧倒されました。

竜次郎は世界を股にかける料理界巨匠同士のお話に圧倒されました。

最後は改めて記念撮影

いい写真


終わりに渡邊さんから
「ここにこれだけの同じ志を持った仲間がいて、私たちにできないことはないと思います。それぞれが今日の学びを明日に活かし、一緒に良い世界を作り上げていきましょう!」
とお話があり炎の五本締め。

渡邊さんの言葉を借りると、想いが重なる大阪の夜になりました。


想いが重なる大阪の夜

今回ご一緒いただきました皆様に改めて感謝を申し上げます。
ル・クログループ 代表 黒岩功様
ル・クッカー 福祉事業責任者・保育士 瀧幸子様
ル・クロ・ラボ 施設長・シェフ 髙橋雄一様

コンフィズリー エスパス・キンゾー 西原金蔵様
エグゼクティブコーチ・僧侶・著者 西原大貴様
セイセン合同会社 代表 近藤清吾様

トニージャパン株式会社 代表 香川翔様

株式会社EiU 代表 渡邊佑さん
Yossy・涼子さん夫妻・佐藤くん


そして何より、全体を素晴らしいコーディネート、ファシリテート、場づくりで繊細かつ明るく盛り上げていただきました
合同会社エンカウンター代表 内田明子様
この度は本当にありがとうございました!

あっこさん最初から最後まで本当に素晴らしい場作り、本当に素敵な方でした。


"働ければいい"のその先へ
障がい当事者のためのキャリアスクールD-Biz College

この経験を活かし、我々の活動をより一層世の中に広めていきたいので、
このnoteをご覧いただいた皆様はぜひHPを見てみてください。


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