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イジメとは、群れである。

「イジメ」とは「群れ」である。
「イジメ“る”」ことは「群が“る”」ことを指し示す言葉である。

それは能動的な「行為」を指し示す言葉というよりも、
結果的に「発生」している「動態」「状態」「関係性」「現象」などの抽象的な有り様を包括した言葉である。

それゆえに指導の対象となった加害者達は一様に「私はイジメなど“していない”」と謳うのだ。

何故ならばそれは
「する」「やる」「している」というよりも、
「なる」「起きる」「陥る」問題だからである。

だからこそ指導の対象から外れた多くの加害者達は、
イジメを「した」ことを覚えてすらいないのである。

彼らは決して嘘などを吐いている訳ではない。

そもそもの我々の認識に「誤解」が生じているということである。

人と人との「群れ」、
「イジメ」とはとどのつまり「人間」のことであり、
「イジメ問題」とは「人間関係の齟齬」を指し示している。

なぜこれまで「イジメ」解決の糸口が見当たらなかったのか、
それは「解決」できる類いの問題ではないからである。

「イジメ」を悪だと思うことなかれ。
そこに闇が潜んでいる。

「イジメ」を悪だと思うことなかれ。
“彼ら”を悪だと決め付ける存在もまた“彼ら”なのだから。

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