スウェーデンでパレスチナ人女性市長誕生
NATO加盟をめぐってトルコと今も際どいやりとりを続けているスウェーデンですが、そもそもなぜトルコがスウェーデンのNATO入りに反対したかというと、スウェーデンがトルコの反体制派の「楽園」となってきたからです。
スウェーデンは人権を重んじ、多様性を受け入れるというのが国家のアイデンティティのひとつです。戦争や政治的主張など、なんらかの事情があって自国に暮らすのが困難な人々を多く受け入れてきました。その中に、トルコから逃れてきたクルド人やギュレン派の人々が多くいるのです。
シリア人、ソマリア人なども多く暮らしています。中にはパレスチナ人もいます。
2014年にスウェーデンに移住してきたパレスチナ人女性であるタマーム・アブーハミーダーンは今や、
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