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おはようといってらっしゃいの呪文


おはようって声をかける距離も、
いってらっしゃいって見送ってもらう玄関も、

私がとても好きな風景だ。


うちの母はほとんどいつも、
学校に行くときも仕事に行くときも遊びに行くときも、
いってらっしゃいと言ってくれていた気がする。

おはようは私から声をかけることが多かったかもしれない。

一日の始まりがこの「魔法の言葉」で始まることは、
日中何が起こるかわからない時間の中で、
一つ、安心の指標になるのだと私は思う。


現に、この挨拶を最後にして「永遠の別れ」となってしまった家族が、
一体世界にどれくらいいるのだろう。


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今はいってらっしゃいを言ってくれる人も、見送ってくれる人も、
毎朝おはようを言う相手もいない。

強いて言うなら、相手は人間ではなく犬と猫に言っている。

連絡をとっていたら、その相手にも言葉で伝えるようにしている。


「おはよう」
「いってらっしゃい」
または、「いってきます」


今朝も沢山の声が聞けるといいな。

じゃあ大きな声で、「いってらっしゃい」!


八月のスタートです。

サポートされるってどんな感じですか? でもマイペースに進んでいきたいと思います