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シェアハウスに住み、シェアオフィスで働く生活ー前編ー

いま私は働くところも、住むところも、シェアしながら生活しています。

よく他の人から「今時な生き方をしているね」と言われることがありますが、昔はサラリーマンをしながら一人暮らしという、ごく一般的な生活を送っていました。

脱サラするきっかけがあり、理想のワーク&ライフスタイルを追い求めていたら、いつの間にかこのような形になっていたのです。

ここではその「シェア」する生活について、書いていきたいと思います。

シェアハウスとは?

「シェアハウスとは、一つの住居に複数人が共同で暮らす賃貸物件を指す和製英語。一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共同で使用し、プライバシー空間として個室を利用する」 出典:ウィキペディア

個室というプライベート空間を持ちつつ、そのほかの設備や家具・家電を同居人と共有しながら生活するイメージですね。

私がお世話になっているのは、元下宿だった家をシェアハウス兼ゲストハウスに改装した古民家で、オーナーさんも一緒に住んでいます。

入居者は学生さんからサラリーマン、職人やフリーランスまで、20〜30代の比較的若い世代が集まっています。観光・お試し移住での短期利用者から、アパート代わりの長期滞在者まで、様々です。

シェアハウスの雰囲気や入居者は、その募集条件やオーナーさん次第によって、だいぶ変わってくると思います。近くに他のシェアハウスもありますが、学生さんがメインであったり、海外の人が多かったりするなど、それぞれ個性があります。

シェアハウスでの生活

基本的に各々の生活リズムで生活しています。朝早くから仕事に行く人もいれば、私のようにコワーキングスペースが開く時間まで、のんびり過ごす人もいます。

住人が集まりやすい時間帯は、朝ごはん・晩ごはん時です。食事はそれぞれ自炊したり、出来合いのモノを買ってきたりしますが、だいたい皆んな居間に集まるので、一緒に食事したり晩酌したりします。

そして月に2〜3回程度、なんらかしらのご飯会やパーティーが開かれています。同居人の歓送迎会であったり、知り合った人との懇親会であったり。

私のところは空いている部屋をゲストハウスとして貸し出しているので、ときおり旅行者と話しているうちに飲み会へ発展したりもします。

シェアハウスに入居した理由

シェアハウスを選んだ理由は、①初期投資が少なくて済む②入居・退去の手続きが簡単③交流関係や人脈が広げられるからです。

①初期投資が少なくて済む

まず最初の利点は入居時の初期費用が抑えられることです。

生活に必要な家具・家電が既にあるので、新たに購入・レンタルする必要がありません。また洗剤・トイレットペーパーなどの生活必需品もオーナーさんが用意してくれるので、消耗品も買うことはありません。

②入居・退去の手続きが簡単

普通なら賃貸住宅仲介業者に訪問→候補先の下見→大家さんと契約→家具・家電・生活必需品の買い足しなどのステップが必要でしょう。

しかし私の場合は以前ゲストハウスで利用していたので、オーナーさんにメールで「来月から数ヶ月ぐらい住んでもいいですか?」→「いいよ〜!」というやりとりだけでした。

もちろん契約書は書きましたが、敷金・礼金・仲介手数料の必要もなく、あとは月々に家賃をお支払いしていけば、問題ありません。

また光熱費やインターネット代も家賃に組み込まれているので、個別で手続きしたり、払うこともないです。

③交流関係や人脈が広げられる

ここが最大のメリットだと思います。特に私は外からやってきたばかりの移住者だったので、現地に知り合いやコミニティは、ほぼありませんでした。なのでシェアハウス・シェアオフィスを起点として交流していき、徐々に人脈を増やしていきました。

シェアハウスのメリット

先の「シェアハウスに入居した理由」のほかに、利点・欠点を箇条書きでまとめてみました。

・困りごとがある時や体調を崩した時に、同居人にフォローしてもられる

・一人でいたいときは個室で、交流したいときはリビングで。適度な距離感で過ごすことができる。

・先住人がいるので、現地の情報をもらえたり、人を紹介してもらえたりできる。知らない土地でも入っていきやすく、精神的・労力的にラク。

・様々な人、ときには外国人と交流できる。年齢や職業、育ってきた環境も違うので、色々な価値観にふれる機会がある。

・水回りや共用スペースは掃除してもらえる。※個々のシェアハウスで違うようです。業者任せ・オーナーさんが管理・住人の持ち回りなど。

あとは個人的には家を出る際に「いってらっしゃい」「おかえり」と言ってもらえるのが嬉しいですね。『帰ってきたと思える場所』があるのは、安心感があります。

シェアハウスのデメリット

・切り離せない人間関係。性格が合わない・距離を置きたいと思う人がいても、同じ屋根の下なのでうまく立ち回っていく必要がある。

・他人との共同生活なので、一人暮らしほどの気楽さはない。朝起きて髪や服を整えてから、ようやく洗面台へ行ける。パンツ一枚では行けません笑

・水回りの数が少ないので、洗濯機やシャワー・キッチンが混むときがある。自分がしたいときに利用できない場合もあります。

・共有スペースのキレイさ加減。例えばキッチンでの料理やリビングでの食事後は、各々の片付けになります。人によりキレイさの加減が異なるので、キレイ好きな人にとって、そうではない人が片付けたところはストレスになるかもしれません。

しかし一番の気がかりは、やはり同居人との相性や人間関係です。それによりシェアハウスの雰囲気や生活の質が、大きく変わり満足度も違うでしょう。

場所によっては人の出入りも、月単位であります。最初は楽しいと感じていても、数ヶ月後にはガラリと雰囲気が変わるかもしれませんし、その逆も然りです。

なのでシェアハウス生活は「人との距離感・付き合い方」を考え学びながら、できる範囲で同居人と楽しい時を過ごすように心がけていくことが大事だと、個人的には思います。


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