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せとうち移住旅ー総括①ー

今回は総括の第一弾として、衣(物)・食・住からみる「地方での生活について」と、移住旅を通して見てきた「地方での仕事について」を記述していきます。

地方での生活について

地方都市部・中堅都市はモノが揃っており生活しやすく、その地域で生活が完結できています。一方田舎の地域は車や電車を使って、都市部・郊外の大型ショッピングセンターまで買い物に行くことが多いようです。

田舎へ行けば行くほどバスや電車も無くなるので、車と免許は必須事項となります。もちろんネット通販は使えますが、島などは離島料金になり高くなるので、事前に確認しておいた方がいいでしょう。

食については、基本的に瀬戸内海付近の地域は、魚が新鮮で美味しく手頃。また岡山はぶどうやマスカット・もも、尾道としまなみ海道はレモンと八朔、松山はみかんなどの果物が有名です。

さらに畜産でも岡山は千屋牛(ちやぎゅう)、広島は峠下牛(たおしたぎゅう)などのように、地域によってはブランド牛があります。なお遠方の田舎や離島での自産物以外の食品や加工品は、輸送費がかかるためか、高額になる場合が多いと感じました。

住については岡山市・広島市は建物が密集しており、ヒートアイランド現象のためか、結構暑くムシムシしています。

松山市・高松市は町が広くひらけています。暑いですが、先の土地より湿気はあまりないように感じました。

その他地域は海近くの土地は日差しが強いですが、海風が涼しい。山間部は涼しいですが、夜との寒暖差が結構ある印象です。

一人暮らし基準で軽く調べた限り家賃は、都市部で岡山市・広島市で5〜8万、松山市・高松市で3〜5万円ほど。田舎へ行けば、1万円代で住めるところもあるようです。

ただし地方暮らしは家賃や食費は安くなるが、そのぶん車や維持費、人によっては収入減になるので、思うよりお金はかかります。事前に収入・支出のシュミレーションを具体的にしておいたほうがいいでしょう。

地方での仕事に関して

田舎は若い人が少ないぶん、賃金は安いが、コンスタントに仕事が降って湧いて来るところもあるようです。「野菜の収穫期だから、手伝って」とか「観光のハイシーズンだから、この時期だけ手伝って」などなど。単発的なアルバイトを繰り返す感じでしょうか?

自分の生業の仕事をしながら畑もやりつつ、たまにそのようなアルバイトをして生活をする人達も見てきました。労働力が欲しい高齢者と、仕事が欲しい若者と、うまく需要と供給がマッチした事例ですね。

一方で離島でよく聞かれたのは、「自分の仕事は持っているか」ということです。島では土地柄、できる仕事に限りがあります。よって自分たちの仕事を取り合うことのない、ノマドワーカー的な仕事ができる人が喜ばれるようです。また保育士や看護師などの専門職を持っている人は少ないので、とても歓迎されます。

また私もノマドワーカー的な仕事をしていますが、移住する際は事前にネット環境や仕事ができる場所(コワーキングスペース、図書館、コンセント付きのカフェ)をチェックしておくことをお勧めします。地域によってはうまく繋がらない場所もあったりするので、きちんと現地で確認しておいたほうが無難です。

なお現地で仕事を探すとなると都市部に比べ給料が減ったり、募集している仕事に制限があります。なので理想的なのは「個人で独立してできる仕事を持っている」「大都市の企業に属しつつ、テレワークで仕事する」ようなスタイルだと思います。

移住旅の途中で、何度か地方のコワーキングスペースやシェアオフィスを利用しました。そこでよく見かけたのは自分の生業を持ち、基本パソコンだけでどこでも仕事ができるフリーランスや個人事業主、またはテレワークをしている会社員の人たちでした。

収入面や仕事に不安があるなら、まずは都市部で経験とスキル、お客さんを身に付けて独立する。またはテレワークを今後も精力的に推進する企業に転職してから移住したり、ITエンジニアなどリモートで仕事をしやすい職種に切り替えるなど、段階的に計画・実行してから移住していくのもアリだと思います。


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