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AIがなくても、私の仕事は10年後にはなくなる

10年後というと私は60代半ばで、そろそろ年金でるかなー、くらいです。
それで暮らしが成り立つのかというと、無理です。色々試算しましたが、無理です。

ゆえに何らかの収入を確保しなければならないのですが、では、何を?

今、飯島意匠の主力業務は「Webの管理」。リニューアルも手がけます。
どんな事業でも、Webは必須ですよね!!!
なんて時代はとうに過ぎています。
今、ラーメン業界で急成長中の有名店が、HPを作っていないのですよ。人気店なのですが。TwitterとInstagramで事足りてしまう。
お店の詳細、住所、メニュー、写真などは、お客さんが勝手にGoogleの口コミに投稿してくれる。

小規模事業者にとって、Webへの情報発信って、もう、業者に頼んで作るまでもないってことです。既存のサービスを利用して、スマホ1つで出来てしまう。

官公庁や、公的団体で、運営の透明性を明示しないといけない場合には、Webを使っていますね。霞ヶ関、都道府県、市町村、みんなそう。PDF大好き。
上場企業もそうですね。IR。株主総会資料の電子資料提供制度が始まっています。通常は「自社のサイト」に掲載するでしょう。

飯島意匠のクライアントって、そんな大手さんはいないんです。個人事業主のキャパシティで大手のWeb管理は無理。

最近、飯島意匠が制作・管理しているWebは、大まかに分類すると3種類。

(1)ブランドサイト。そのクライアントの「雰囲気」を伝えることがメインで、あとは、最低限の連絡先等。
(2)官公庁の外郭団体や小規模な公的団体。
(3)医療機関。「休診日」「臨時休診」を調べに来る人が居るので。

(1)は、場合によりけりです。サイトがなくてもブランドを確立してしまっているところににとっては「ブランドサイトを立ち上げる意義って何?」

(2)は、官公庁自身が独自CMSで管理するケースが増えています。実際、そちらへの移行がありました。

(3)もいつまでこの仕事が続くのか。電子カルテとかマイナ保険証とか、システム屋さんがどんどん参入しているジャンルなので、おそらくこれから開業するクリニックには「パッケージ」で攻めてくるでしょう。あえてWebだけ切り出して個人事業主に依頼する理由がありません。既存のところがシステム入れ替えとか引退廃業とか、うちの事業としては先細りが見えています。

あと、うちでやっている業務って、何だろう?
湯河原のローカルキャラクタを使った「手ぬぐい」「クリアファイル」「ハンドタオル」の卸。月に数千円。
おそらく10年以上先まで、仕事は残っているでしょう。ついでに、在庫も残っていたりして。しかしですね、月に数千円ですよ?

「クリエイティブな仕事は人間でないと」みたいな反論も、じわじわと崩されてきている感じがします(まあ当然そうなるとは思っていました)。
そもそも「クリエイティブな仕事」って、AIといわず、人間対人間でも、めちゃめちゃ勝率低い仕事ではないでしょうか?

「ロボットやコンピュータが仕事をしてくれて、人間は遊んで暮らせるようになる」。そこまで極論を言う人は少ないですが、そういう未来もまた、ごく一部を除いてあり得ない。

ロボットやコンピュータを導入して仕事をさせるには、相応の設備投資が必要。採算ベースに乗るまでは維持経費も持ち出しでしょう。そいういった「ロボットやコンピュータを使った仕組みを立ち上げ、採算ベースに乗るまで稼働できるだけの資金力がある人」だけが「ロボットやコンピュータの生み出した財」を全て独占できるので、その人たちは「遊んで暮らせるようになる」かもしれません。なるでしょう。

サポートをいただければとても嬉しく思います。 写真を撮ったり、書き物をしたり、そういう活動に活かします。