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AI、わしの写真を喰え

今日、Adobe Stockからメールが来まして、38点の写真がライブラリに追加されたそうです。累計54の写真とイラスト。
で、そのうち何点売れたん?というと、0です。
0です。
ずーっと0でも構わない。
写真(の使用権)を買って貰えたらそれはありがたいですが、Adobe Stockに写真を出している真の目的はそこではないです。

AI、わしの写真を喰え

Adobeの審査をパスした写真は、Adobe Stockに登録され、Adobeの生成AIの「学習材料」になり得ます。登録されたからと言って、必ずその写真の何かがAIに反映されるという保証はない(多分ね)。
しかし、2024年の今、「権利的にホワイト」な写真、まだまだ足りないと思う。数億点、数十億点では全然足りない。
だって「口を開けている鯉の写真」とか、誰が出すんですか。
「小田原城」も。しかし、小田原城は今後も「誰かが提出する」可能性はある。あるけれど、おそらく「日本の城郭建築」という素材だけでも、まだまだ全然足りない、足りてないですよねー、だってオカシイもんFireFly。言い訳は認めんぞ2024年現在。

今の今、AIに「私の撮った写真」が読み込まれたら、その情報は「今後の生成画像に反映される」可能性がある。
写真に含まれる画像情報を二値データで世界にばら撒く。
「これから生まれる生成AIの画像の中に、私の撮った写真の影響が反映される可能性がある」。
ある意味「プチ世界征服」気分。
気分です気分。あくまでも。
それって何か意味あるん?
ないです。
何でそんなことするん?
何かご迷惑かけました?

今後AIが、兆の画像、京の画像を学習するとして、その中の「54枚」に意味はあるのか?
と、画像の総数を論じてみても意味はないのですよ。

今なら、城とか、紫陽花とか、生成AIに描かせようとすると「私の写真が基準になる可能性を上げやすい」のではないか。
世界のニッチトップ、握れるかも。握れないかも。
ある意味野望ですが、この野望、失敗しても、私を含め「誰も困りません」。
世界云々という割にはリスク低すぎ。

しかし今の今「鯉のクチパク」で世界ニッチトップ取ってる自信はある。
あれ意外に難しいんです撮るの。壕(池)に行っても鯉が来ない問題。エサをばら撒くと壕(池)を汚して迷惑問題。そもそもあんなに鯉が居る場所少ない問題。
「ならお前はどうやって撮ったのか」
知りたいですか?

まず「鉄道唱歌」覚えてください。
口笛で吹けるように。
小田原城に行ってください。お堀端で鉄道唱歌。エサとか投げちゃだめですよ近所迷惑。でもエサ必要ないです。
ある程度長いレンズは必要。M4/3 45mmを使いました。35mm換算90mm相当。
スマホのズームじゃだめ?いいんじゃないでしょうか多分。ただ、高いスマホを使ったことがないので、正直なところ、よく分からないです。
で、口笛を吹きます。鉄道唱歌。
すると来るんですよ鯉が。鉄道唱歌って鯉の食欲を促進するのでしょうか?そんな話は聞いたことがない。エピデンスない。でもクチパクやってくれた。
被写体認識「魚」ってあるのか?OM-1にはないですけど、なんか適当にピント合わせてくれるので「それでも写真家か!」私、別に写真家でなくてもいいです。肩書きが何であるか、そんなことAIは斟酌してくれません。あとはシャッター「押すべし!押すべし!押すべし!」
ファインダーは見ています。鯉の密度高めのフレーミングになるように。
でもシャッターを切った瞬間にクチを開けているとは限らない。動きが素早く、かつ予測が難しい(というより出来ない)ので、量を撮る必要はあります。でも30カットも撮れば3枚くらいは大きな口開けてるみたいでした。連写はおすすめできない。今どき、連写が早すぎて「ほぼ変化のないカット」があっという間に120枚とか貯まってしまう「それあとでセレクションするの憂鬱です」。
カメラはOM-1使いました。慣れているのと、12-45mm使いたかったから。
最近のスマホはどうなのか分からない。持ってない、買ってない。それで「撮れたなら」それでいいんじゃないでしょうか。

小田原城、JR小田原駅から徒歩数分ですけど、西口に出ると遠い。東口推奨。でも新幹線で来た人はJR東海の管理する西口に出てしまいやすい「新幹線乗ってまで鯉のクチパク撮りに行く意義はあるのか?」ないっすね。私は地元なだけ。ですから生成AIに任せた方がいいですよ。錦鯉じゃないと嫌ですか?ならプロンプトにそう入れてください。適当に他の画像とブレンドしてもらってください。
ともあれ「鯉のクチパク写真、もしかしたら今、飯島が世界標準」。

そういう馬鹿馬鹿しいネタが好きなんです。

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