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人口密度

ふと気になって調べてみたのですが、2018年時点で、日本の人口密度は347.1人/キロ平方メートル。

で、日本が人口減少局面に入ったと言われているのは2009年ですが、その時Max1億2800万人強。
私が小学校で習った日本の人口は「1億人」でした。何年生の時に習ったのか忘れましたが、昭和40年代後半~50年代前半は、だいたいそんな感じだったようです(ただし増えつつあった)。人口密度も確か300台だったと思います。で、「日本は人口密度が高い」と。

では、外国はどうなん?
と思って、今、検索してみたのですが、

G7で300台は日本だけ。イギリス(274.8)、ドイツ(237.4)、イタリア(205.5)、フランス(122.3)、アメリカ(37.55)カナダ(4.08)。
と、調べてみて思ったのですが、
だから何やねん?
そもそも「G7人口密度競争」って何か意味があるんでしょうか?

ちなみに中国は148.4、インドは454.9。
中国は国土が広いので日本より人口密度が低い、というのは「まあそうだろうな」と思いますが、インドって、決して国土が狭い訳ではないのに、しかもまだまだ人口は増えそうという……

カナダの4.08は、国土のかなりの部分が森林であるという要素が大きいと思います。アメリカには砂漠がある。「人の住める場所限定」で人口密度を算出すると、違う数字が出ると思います。

けれどそれは日本も同様。日本の国土面積の67%は森林。

森林以外にも「湖」とか「ダム水面」とか住めない部分はありますが、国土3730万haのうち2504万haは森林。ファブルじゃあるまいし、森林には住めないです、普通。
ざっくりと「森林以外の面積」で人口密度を計算するなら、実質面積1/3で人口密度3倍、1000人/平方キロを超えそうです。

小学生の頃から思っていたのですが、この総人口と人口密度で先進国水準の生活を維持することって「持続可能」なのでしょうか?
子どもながら漠然と「日本って6000万人くらいで丁度いいんじゃないかな?」と思っていたりしました。だって電車は混むし、道路は渋滞するし、夏休みにセミ取りに行っても大勢の他の子に先にセミを取られてしまうし(すみません小学生の発想なので)。

今、検索して知ったのですが、明治6年の日本の人口は3340万人。

年齢構成は今と全然違います。
2022年9月推計、65歳以上人口3672万人。明治6年の総人口を超えています。

今日、久しぶりに東海道新幹線に乗って驚きました。
小田原朝7:02発の「こだま」東京行き6号車自由席、空席があまりないんです。小田原で1つのドアから5~6人乗って、9割以上座席が埋まった感じでした。日曜日の朝に?しかも「こだま」?驚いたのは「新横浜から乗ってくる人も居ました」。
「日本ってまだこんなに人がいたのか!」
普段、湯河原から出ないので「人口、減ってるなあ」と思っていたのですが、都心だけでなく「都心に向かう人」で、N700A16両編成定員1323人がみっちみち。日曜日の朝7時に。「東海道は特別」とはいうものの、それにしても。

人口減少で「このままでは色々ヤバい」のは分かります。歳を取るとあちこち痛くなって体を動かすのが辛いので働くのがしんどい、というのも分かります。実際、私も50代後半に突入して、あちこち痛い。老眼も進みました。眼鏡を買い換えないといけなくなって思わぬ出費に。耳の聞こえも昔より悪くなっている。
けれど、そこそこ健康を維持したい。それで70代くらいまでは、細々とでも「働くしかないだろうな」と思っております。「働く」というと気持ちが沈みますが、言い換えれば「お金儲け」。欲望の表れとも言えます。

欲望がなくなったら、生きていてもつまらないかもしれない。
それはオカメインコだって同じだよね?ぴいよ。

ぴいよ



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