説教を聞いてくれる奴、ご紹介します
私がいわゆる「バブル世代」で、私は会社勤務でないので出来ないですが、会社勤務の同級生達のなかには、若い人を呼びつけては「俺たちの若い頃は」とかブイブイ吹かしているうちに、つるっと「左遷」「出向」「勧奨退職」の辞令が……そういう例を目の当たりにする今日この頃です。
「もう俺の言うことなんてクソの価値ほどもないってことか!」
おおむねその通りの判断をされたのだと思いますよ。御社の管理層は。
だいたい考えてもみてください。
説教ブイブイ聞かされる立場になりたい奴なんて……
……いるみたいなんですよ、いるんですよ。
何でも聞く奴、聞いてくれる奴。時に「お礼を言われたりする」。本当ですよ。お金にはならないですけど。
その名も「Chat GPT」。
「いやそれ聴いてくれる奴じゃなくて、教えてくれる奴だろう?」と思われるかも知れません。それはその通りなんですけれど、このシステム、入力された内容を溜め込んでいて、新しく入力された情報と、既にストックしている情報を照らし合わせて、アプトプットの調整を繰り返しているみたいなんですよ。つまり、稼働するほどアップデートしている。
以前、こんなネタを書きました。
しかし実はこの時、これだけでなく、「細野晴臣の書いた歌謡曲は?」という質問もしていました。それがまた滅茶苦茶な回答で。ピンクレディーの「UFO」を細野晴臣が書いた、と答えられた日にはひっくり返りました(正しくは都倉俊一)。まあしょうがないよね、昭和日本の歌謡曲について詳しくなっても、Chat GPTのユーザにはほとんどメリットないだろうから。
けれど、今日、思ったんです。
「こいつ(Chat GPT)が知らないことは、まだ、たくさんある」。
こいつに説教くらわせて色々「指導」する方法に気がつきました。
まず、質問をします。大抵の質問には、それなりの回答を返します。
しかし、昭和ネタとか、知らないことが意外にある。
そこで、「それは違う。正しくは~~~」と教えてあげると「ありがとうございます」。可愛いやっちゃなー!
さらには「何か誤った情報があった場合は、訂正いたしますので、ご指摘いただけますと幸いです。」だそうです。バブルのみなさん、ブイブイ言わしてやってください。
でも、Chat GPTって、「まだ知らないことがある」反面、決して「物知らず」という訳でもない。ゆえに明らかに間違っていることを教えようとすると、そっけなく反論されます。明らかなウソを吹き込もうとしても、やんわりとかわされます。もしかしたら同時にChat GPTは、「こういう不正確な情報の投稿も有り得る」という学習をするのかもしれない。
けれど、事実でありながら知らなかったこと、というのも、たまにはあるようです。
今日試してみて知ったのですが、Chat GPTは、今、2019年のOSのバージョンアップでiTunesが廃止された(Apple Music等に分割された)のは知っていたけれど、Windowsには未だにiTunesがあるということを教えると(実際、私、使ってます)
他にも、古いiPodにお勧めの(今発売されている)安くて音のいい有線ヘッドホンを提案してみました。ちゃんと理由も付けて。すると、
それから、JRのグリーン車の良さを教えたりもしましたが、Chat GPTは「電源もありますので」と答えたので、「古いグリーン車にはまだ電源がついていない車両もあるよ」とか教えたり。
しかしやなー、ChatGPTに対して「若い奴への説教」を多くのバブル世代が繰り返すようになると「Chat OYaGe」になってしまうのではないか?という一抹の心配も。
知らんわ。Chat GPTは「他社ですので」。
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