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『東ドイツ ある家族の物語』(木畑和子著)の書評が朝日新聞に掲載されました‼

本日の朝日新聞に弊社アルファベータブックスより刊行の『東ドイツ ある家族の物語』(木畑和子 著)が書評されました‼︎

評者は保阪正康さん、ありがとうございます。

ドイツで出た本の翻訳ですが、著者が自分の父や母、そして両方の祖父にインタビューをして、それぞれの家族が、何度も体制が変わったドイツ(帝政、共和制、ファシズム体制、占領体制につづいて、東西への分裂を経て統一に至るまで、六回もの体制変換が行われた20世紀ドイツ)でどう生きたのかを書いた本です。

アウシュヴィッツで殺害された共産主義者の曾祖父。フランスに亡命しパルチザンとして闘い、東ドイツではジャーナリストとなった祖父。「第三帝国」では小ナチとなり、東ドイツでは小スターリンとして生きたもう一人の祖父。ナイーヴで社会主義の理想に忠実だった母。常に東ドイツに批判的だった父。そして政治に無関心だった著者。彼らにとってドイツとは、そして社会主義国家東ドイツ(DDR)とは何を意味したのか……生き生きと描かれた家族四代の肖像。生身の人間を通したすぐれたドイツ現代史!!

ぜひ買って、読んでください。損はさせません。


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