僕の畑に来る猫231『強さとは』
キッキー君です。
父猫（クロ）に追い払われようが、また来る。
キッキー君「僕はここが好きなんだ」
ミケ（母猫）「おはよう〜♪キッキー、また来たのね」
ミケ「お父ちゃん（クロ）に見つからないようにね」
陽の出。午前5時40分ごろ。
キッキー君「僕は好きでここに来てるのに、父ちゃん（クロ）に見つからないようにコソコソしてるの、おかしくないですか？」僕「それもそうだが、、」
ミケ「キッキー、正論は分かるわ。でもね、賢くなりなさい。」キッキー君「大人になるって、大変だな、、」
ミケ「キッキーは真面目な性格でいいんだけど、真面目すぎるのよ」
お！クロだ。
ミケは、クロちゃんが大好き。
僕「おい、キッキー？大丈夫か？」
キッキー君「うん、大丈夫だよ、、ガクガク、ブルブル」
ミケ「クロさん、今日はどちらでおしごとですか？」クロ「んだなあ、今日は西の方へ行ってみようかな」
ミケ「ご苦労様です。気をつけていってらっしゃい」クロ「ミケ、ありがとう。」
キッキー君「父ちゃんも母ちゃんも仲良いなぁ。」
キッキー君「僕もあんなふうになりたいよ」
僕「キッキー君も強くならないとな」キッキー君「強くって？
僕「喧嘩が強いだけじゃ、ホントの強いじゃ無いんだ」キッキー君「でも、力が強くなければ生きていけない」
ミケ「キッキー、、なにを難しい事いってるの、、。哲学も大事だけど、この地球は行動が大切なのよ」
クロ「まだキッキーがうろついているようだな」ミケ「ま、いいんじゃない？そんな厳しくしなくても」
クロ「野良の世界は厳しいんだ。僕は手加減してやってるけど、アカの他人（猫）なら、痛手を追うぞ」
クロ「見てみろ、このハゲてるとこ。あの時の戦いはヤバかったよ」
ミケ「クロさん、大変ね。。あんまり無茶しないでね。でも、しっかり縄張りも護って頂戴ね。」
クロ「ああ、分かってる。皆まで言うな。」
ミケ「クロさん♪」
この畑で繰り広げられる猫模様。
陽の出ロード。クマちゃんが雑草を整理してくれた。ありがたい。今度の秋分の日には、ここで陽の出を見る事にする。見に来たい人は、ご自由に参加OKです。ここで焚き火して、芋でも焼いてコーヒーでも飲んで、陽の出を見ようか。
仲睦まじいクロとミケ。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？