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マナーの中にも自分らしさを。FUKUSA FACTORYがつくる、カラフルで機能的な新しいふくさ文化。

ー作り手

ふくさ(袱紗)は、冠婚葬祭に欠かせない、日本の文化でありマナーのひとつ。しかし、それに込められた意味合いを考えたことがある方は少ないかもしれません。

ふくさは慶弔行事に金封を持参する際に、水引のくずれ・シワを防ぐ役割を果たしています。それは、相手の身になり、喜びも悲しみもともに分かち合うという日本の儀礼のもと広く用いられてきたものです。

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我が家にあるふくさは、初めて結婚式に出席するときに「必要らしい」というぼんやりとした知識だけで購入したもので、紫色で折り畳むだけの仕様。当時は、紫が慶弔のどちらでも使える色だということも知らず、選択肢の少なさに驚き、妥協して購入したデザインでした。

そんな、長年ほとんど形状の変化のなかったふくさを、現代の生活スタイルに合ったものにデザインし直しているのが「FUKUSA FACTORY」さんです。

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今までふくさの色はほとんどが紫色でしたが、若い世代にも使いやすく、自分らしく気持ちを表すことが可能になるようカラフルな生地を取り入れています。また、現代のスタイルに合わせてデザインもより機能的になっています。

中でもふくさの印象を一変させるのが、ハレの日ふくさ。パーティなどでも映えるレースや、ビビットカラーの水引をワンポイントにあしうなど、お祝いの際に使用することに特化した華やかなふくさは、カバンから出しておきたくなるデザインです。

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合皮のタグがワンポイントのスタイリッシュな男性用も製造。胸ポケットにも出し入れしやすい小さいふくさには名刺ポケットが付き、どちらも、ビジネスシーンで見栄えする機能的でシンプルなデザインです。

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他にも、ひとつ持っていれば慶弔のどちらにも使えるリバーシブルふくさや、マグネットを使用しコンパクトに折りたためるふくさなど、カラーも機能もさまざまなふくさを展開しています。

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ふくさを選ぶ際にも、使用する際にも儀式的なモノだけではなく、ワクワクする気持ちや厳かな気持ちになれるふくさや包むモノづくりを心がけております。

FUKUSA FACTORYのふくさは、使うシーンや使い手の選択肢を増やし、日本の伝統文化の思いを繋ぎながら、可能性を広げていってくれます。

ーものがたり

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「FUKUSA FACTORY」は、大一創芸さんのオリジナルブランドです。

大一創芸さんが、ふくさの製造を専門的に行うようになって20年。ブランドを立ち上げた当初、ふくさ需要の減少は始まってました。製造に関わる方の中高齢化にともない、廃業を検討したこともあったといいます。

そんな大一創芸さんが「FUKUSA FACTORY」の立ち上げに転じたのは、ふくさ本来の意味や想いの文化に将来性があると思い直したからだそう。

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ふくさは、「相手の気持ちになる時間を創造する」と考える大一創芸さん。包むことで、相手と嬉しさや悲しさを共有するという気遣いを示すことができるからです。ふくさをベースに、大切なモノ包むものを提案したいと、”大切なトキ・大切なモノ・大切なヒトに”をコンセプトに掲げ、オリジナルふくさの製作がスタートしました。

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ふくさを使用する人、意味合いを知っている人が減少している中、大一創芸さんはふくさの製造・販売を通して、日本文化を継承し、後世につなげる担い手になっています。

ー想い

ふくさを使用するシーンは、お祝いやお悔やみの時。それは、相手の喜ばしい感情や、悲しい感情などを想像し感じる時間です。

ふくさを準備したり使用する時間は、相手の気持ちに寄り添う時間だと考えています。そこでは、色々なカタチで想いを伝えてもいいと考えており、時間やモノを大切なヒトに伝えるお手伝いをさせていただきたいと思っております。

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そんな素晴らしいふくさという日本の文化を継承しつつ、お客様に豊かな時間を提供するモノづくりをしている会社を目指しております。

日本特有の伝統的な文化を重んじながら、現代のスタイルに合ったふくさたち。日本人の嗜みとして楽しんでいきたいものです。シーンに合わせてふくさを選ぶ生活を始めてみてはいかがでしょうか。

ー作り手情報

FUKUSA FACTORY








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