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〔vol.11〕2つの伝統が組み合わされた、hue&の “優しい” アクセサリー

ー作り手

栃木県と群馬県、2つの土地に伝わる伝統工芸と技術を組み合わせ、指輪やネックレスなどのアクセサリーを作っている「hue&(ヒューアンド)」。

「日常使いできる伝統工芸」というコンセプトを軸とした、いつもそばに置きたくなる心地よいデザインが魅力です。

金属に組紐を組み込んだhue&さんのアクセサリーの特徴は、素材をオリジナルカラー “Noble Pink(ノーブルピンク)” で統一した、すっと肌に馴染む独特の色合い。
また、金属アレルギーに配慮し、フレームの金属部分にシルバーを採用しているところもこだわりの一つです。

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ーものがたり

栃木県の伝統工芸「間々田ひも(ままだひも)」、そして群馬県で明治時代から続く「イノセ宝石」が誇る金属加工の技術。「hue&」のアクセサリーは2つの異なるジャンルの職人の協力によって生まれました。

昭和48年に栃木県無形文化遺産に登録された「間々田ひも」は、鮮やかなカラーと多彩な編み方が特徴で、一本ずつ丁寧に編み込まれた組紐はきめ細かくしなやか。
人の手によって作られるため一つとして同じカタチがなく、また、結・繋・紡の工程から縁起物とされてきたバックストーリーにも魅力を感じる伝統工芸です。

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hue&さんではあえて派手な色や和風の色を取り入れず、日常使いできるように金属や肌になじむことを意識したオリジナルの組色を制作。草木染めの色合いが素朴でやわらかい印象を与え、使い込むほどにあたたかみを増していきます。

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「間々田ひも」の職人の手によって一本一本丁寧に編まれた組紐は、次に金属加工の職人に託されます。

ここからは、宝飾加工「イノセ宝石」の出番。

はじめに、「鋳造(ちゅうぞう)」という鋳型に溶かした金属を流し込む工程でフレームを成形。 “湯道跡(ゆみちあと)”と呼ばれる、金属を流し込んだ跡を糸鋸とヤスリを使って整え、ゴム掛け、研磨、超音波洗浄、コーティングなどたくさんの工程を経て、独特の光沢に仕上げます。

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素材はアレルギーへの配慮を第一に、ニッケルフリーのシルバーを使用。
hue&の特徴であるピンクカラーのコーティングはデザインのためだけでなく、シルバーの硫化防止や独自の経年変化を楽しめるようにという意味合いもあります。

最後に「イノセ宝石」のフレームに、「間々田ひも」をはめ込むことで完成。

「少しでも安心してつけていただきたい」
hue&さんのアクセサリーは、見た目にも体にも、作り手の“優しさ”が込められているのです。

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ー想い

長きにわたり日本のものづくりを支えてきた伝統工芸。
現在、海外製品の流入や大量生産の影響によって、だんだんとその数を減らしています。

そのような状況の中、hue&さんは伝統工芸が普段の生活に取り入れられる方法を探しました。
試行錯誤の末にたどり着いたのは、組紐とのバランス、肌色とのバランスを考えたオリジナルカラー “Noble Pink(ノーブルピンク)”。

伝統技術や職人技を全面に出すのではなく、それらの魅力が細部で伝わるアクセサリーを目指しました。

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「色相」や「色彩」といった意味を持つ “hue” 、そして人と人、人とモノとを繋ぐ “&” をブランド名に掲げる「hue&」。

それぞれの土地で受け継がれてきた伝統と技術を“今”に繋ぎ、人々の元に届けるhue&さんは、私たちの日常へ “優しい” ものづくりを伝えています。

ー 作り手情報

hue&(ヒューアンド)


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