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【メンバー紹介】”子育てしやすい社会”をつくりたい。39歳の僕が10年間働いた企業を辞めてスタートアップに飛び込んだ理由。

こんにちは!

「子育てしやすい社会を目指し、新たな子育てインフラを構築する。」を目指し、子連れに良い場所がわかるMAPアプリ「iiba」を提供する株式会社iibaの広報担当です。

iibaのメンバーや会社の雰囲気を知っていただきたく、前回からメンバーインタビューを実施しています。前回の代表インタビューはこちら

今回はインタビュー第二弾として、執行役員の宮澤にiibaへ入社した理由や今後の目標、仕事と子育ての両立の工夫などを聞いてみました!

周りと差別化するために、本業と並行してビジネススクールへ。


- 宮澤さんは2024年4月からiibaに入社されたんですよね!iiba入社前のキャリアを教えてください。


これまで営業を中心に3回転職をしたので、iibaは4社目になります。

新卒では広告のキャスティング会社に入社をして、TV-CMの出演者を決めるような仕事をしていました。その後に営業を勉強したいと考え、大手嗜好品メーカーに転職をして石川県金沢市で営業をしていました。さらに営業としてスキルアップをするべく、東京に戻って3社目として医療メーカーへ転職し、9年間営業をガッツリやりましたね。営業の仕事だけでなく、社長直下のプロジェクトなどにも積極的に手を上げてリーダーを担当していました。

- 生粋の営業マンなんですね!!

はい、営業マンです!しかし、当時の会社では成果を出してもなかなか出世できないジレンマに悩んでいて。どうしたら周りと差別化できるだろう?と考えた時に、以前から興味を持っていたMBAが浮かんだんです。そして2020年に、医療メーカーで働きつつグロービス経営大学院へ入学しました。

実際に体験入学へ行くことを後押ししてくれたのは、実は妻なんです。当時の僕は、家で仕事のグチなどマイナスな発言が多かったんです。それを見た妻が、前向きに何かに取り組んで欲しいと思ったようで。体験入学で自分の中のやる気スイッチが押され、「俺、社長になるわ!」と帰り道に妻に電話したことを覚えています(笑)

経営の授業は毎回課題に追われ、睡眠時間も削り続ける日々で大変でしたが、とても楽しかったです。社内の営業ライバルたちが遊んでいる間に自分は勉強してる!と自己肯定感も上がっていきましたね。
また、せっかくグロービスに通っているのだからフルコミットしたいと思い、授業以外の課外活動にも積極的にチャレンジしました。

ビジコンをきっかけに起業を視野に。複数のプロダクトを検討。


- すごく大変そうですね・・授業以外の課外活動ではどんなことをしていたのでしょうか?

クラスやサークルのリーダー、大学院の大規模ビジネスカンファレンス運営委員長まで、数多くのリーダーポジションを経験させていただきました。その経験は、現在の自分のリーダーシップの礎になっています。
また、仲間を集めてビジコンにもチャレンジしました。高い倍率を勝ち抜いて決勝までいったことでをキッカケに、当時チームを組んでいたメンバーと一緒に起業しよう、と決めたんです。

初めは企業の中間管理職向けサービスを考えていたのですが、自分事化しきれずに失敗。その後、同世代で悩んでいる人が多い不妊治療領域に思い切ってピボットをして、サービス名やロゴも決め、かなり作り込んでいました。

しかし、ブレイクスルーするところまでの落とし込みができませんでした。悶々とした期間を過ごし、そのままグロービスを卒業。卒業と同時に起業しようとしていましたが、本業で異動して職種が変わったこともあり、自分のプロダクトに時間を割けなくなったんです。
その後、もう一度ゼロからを考え直したいという気持ちになり、Tokyo Startup Gatewayという東京都主催のビジネスコンテストへ参加するところからリスタートしました。

そして、Tokyo Startup Gatewayの参加者は20代や大学生、高校生がたくさんいる中で、38歳の自分は決して若くないと気付いたんです。そこで、「自分には悠長にしている時間など無いぞ」という謎の焦りを覚え、起業にこだわらずフラットに、志の実現のために1番可能性が高い道を走ろうと決めました。

リアルな子育て経験から芽生えた、「子育てをもっと幸せなものにしたい」という思いを叶えるべくiibaへ。


- もともと起業を考えられていたんですね! 改めて考えた宮澤さんの志はなんだったのでしょうか。

やはり妻と子供を幸せにしたいことが1番でした。

ちょうどその時期にOpen AIからChat GPTが出て、世の中が一気にAI化が進もうとしている時期でした。しかし、家に帰ると子育ては全てアナログなオペレーションの連続。子育てママと話すとほとんどの人がChat GPTを知らないけれど、会社に行くとChat GPTの話題で持ちきり。世の中は進化しているのに、家庭内ではアナログ、この非バランス性に課題を感じ、テックの力で子育てをしやすい社会を作りたい、と決めました。

加えて、私自身も二児の父として、子どもは可愛いのに、どうしてこんなにも子育てが苦しく感じてしまうのか。自分たちで望んだ環境なのに、どうしてこんなにイライラしてしまうのか。自分は、この"不"を解消したかった。子育てを、もっと幸せなものにしたかったんです


その想いで起業活動をする中、出会った人みんなが同じことを言うんです。

「iibaの逢澤さんって、知ってます?」

そう、弊社の代表です。こんなに皆が口を揃えて言うのであれば、1度お会いしたいなと思い、気付いたらFacebookで検索していきなりDMを送っていました(笑)今考えればよく会ってくれたな〜と思いますね。それがiiba代表の逢澤との出会いでした。

- いきなりDM!流石の行動力です。はじめに代表と話した時はどんな印象でしたか?

一回り年下にも関わらず、人生経験が豊富で、本気で社会を変えようとしていることがすぐに伝わりました。掲げるビジョンは私が目指す世界観とほぼ同じで、運命的なものを感じましたね。"子育てをしたくなる社会を作りたい"という思いも、逢澤は涙を浮かべながら聞いてくれて。本気度からにじみ出る圧倒的な存在感や迫力みたいなものは、未だに忘れられません。

- 代表と話した後、すぐに入社を決められたんですか?

初対面では、起業家同士お互い頑張りましょう!みたいな感じでしたね。しかし1ヶ月後、ちょうど前述したTokyo Startup Gatewayが終わったタイミングで、自分の志を叶える最も可能性が高い道こそ、iibaだと考え直したんです。そして、2023年10月から業務委託として関わり始め、4月に正社員として入社しました。

-幼いお子さんが二人いる中で、安定企業からシード期スタートアップに飛び込むことに不安はなかったんですか?

この質問は、一番よく聞かれます(笑)

パパ友にも「信じられない!」とよく言われます。一方で、うらやましい、とも言われるんです。環境を言い訳にせずやりたいことをやる、その一歩を踏み出せる勇気がうらやましいと。

そもそも自分には、「リスクを負わない人生、何が面白いんだろう?」という絶対的な価値観が根底にあるんですよね。決して安定を求めることを否定している訳ではなく、自分が死ぬときに「やり残したことはない!良い人生だった!」と思いたいだけなんです。
だからこそ、リスクしかないシード期スタートアップは、もはやワクワクしかないんです。メンバーにもよく言っていますが、今は働いていて毎日楽しくて仕方ないんです!(笑)

-ご家族にとっても簡単な決断ではなかったと想像できますが…

価値観と言うとカッコ良く聞こえますが、結局は自分のワガママを全て許容してくれる妻の存在が一番大きいです。俗に言う「嫁ストップ」は一切無く、本当に感謝しかありません。(妻よ、ありがとう!!)
また、楽しいと思えるのは、困難を乗り越えられる“根拠のない自信”みたいなものを持たせてくれるチームメンバーがいるからこそです。本当に感謝しかないですね。

名字ではなく名前呼び。少人数の組織だからこそのコミュニケーション方法。


- 2024年4月に入社されてからまだ1ヶ月半ですが、どのような仕事を担当されているのでしょうか?

開発サイドと資金調達以外のことを全て担当しています。
スタートアップあるあるですが、肩書や役職はあってないようなもので、経営戦略や事業計画の策定から営業、書類仕事など、いわゆる何でも屋さんです。
対談記事の文字起こしや記事執筆、インフルエンサーの管理などアナログで泥臭いこともやっています。代表の逢澤にはCEOだからこそできる仕事に可能な限り専念してほしいので、自分で巻き取れる仕事は積極的に巻き取りにいっていますね。

- 何でも屋さん!スタートアップあるあるですね。他のメンバーはどのような方たちが働いていますか?

社員は代表と僕の2人で、業務委託メンバーが約10人います。子育て事業をやっている会社ならではの、優しい雰囲気ですが芯の強いメンバーが多いです。

- 少ない人数の組織で働く中で、大切にしていることはありますか?

ほとんどのメンバーが、お互いを下の名前にさん付けで呼んでいます。それくらい距離が近いですね。
また、なるべく出社してコミュニケーションをとるよう意識しています。少人数だからこそ、より丁寧なコミュニケーションをとることを心がけて、最近では僕が全メンバーと1on1をしています。代表の熱量や思いをメンバーに伝える橋渡しの役割を意識していますね。

- 代表も宮澤さんも子育て真っ最中ですよね!ズバリ、子育てをもっと幸せなものにするために、宮澤さんが意識していることは?

個人的には、「妻への感謝」と「子育て当事者意識」を大切にしています。妻には感謝をしつつも、自分はありがとうを求めない。この子たちのパパなんだから、自分がやって当たり前、というスタンスです。そのスタンスで、家族と日々向き合っています。

あとは、ちゃんと言葉にして感謝の気持ちや愛情を伝えるよう意識しています。妻や子供には毎日のように「今日もキレイだね!」「かわいいね〜!」と伝えています!

今後は組織づくりを強化し、iibaを強い組織へ昇華させていく。


- 最後に、宮澤さんの目標を教えてください!

iibaはまさに今、一気に事業成長するためのアクセルを踏んでいく段階です。そこで1番の肝となるのは、組織づくりだと思っています。どれだけ事業が右肩上がりにうまくいっても、組織が生きていなければ一瞬で崩壊する可能性があるからです。私はBizサイドのトップとして、売上を伸ばすことは大前提ですが、iibaを強い組織へ昇華させることも目標にしています。

また、代表の逢澤は良くも悪くも目立つ存在です。女性起業家として注目を集めやすく、これからどんどんメディア露出も増やしていくべきだと考えています。

一方で、iiba=逢澤奈菜、というイメージはこれから良い意味で変えていきたいですね。個人的には、自分がSNSで情報発信をしたり、自分が逢澤の代わりに表に出ていく機会も今後は増やしていくつもりです。毎日頑張って発信しているので、ぜひ僕のXをフォローしていただけると嬉しいです。

宮澤のSNS▶️@shomiyazawa

まだまだこれから成長していくiibaに期待していただきたいですし、今後の発信も楽しみにしていてくださいね!

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