クリエイティブに働くためには、単純作業と対外作業と想像作業を分けて考える
ひとことで仕事って言っても、
多種多様なもんで。
特に映像の仕事は毎回やることが変わるので、
若い人が仕事のペースになれるまでは
超大変。
なんで、
タイトルのようなことがすんごく重要になってくる。
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✅ずっと書いてますが、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は吹っ飛ばしてください)
私は、フリーランスなのに、日テレの番組の総合演出をしています。
普通、総合演出はテレビ局員か、大きな制作会社の上のディレクターが
やるので 相当、珍しいパターン。
それなりにいろんな経験をしてきたので、
そこが評価されているのかなぁと。
そんな経験を活かした、映像制作に必要なノウハウをまとめたnote。
担当番組の若手のために書くけど、それだけだともったいないから 公開します。
テレビ番組の作り方って、マジでマニュアルになってなくて 基本、全てが口伝です。本にもなっていません。 ※それだけにいろんな手法があって、バラエティに富む番組があるのだと思いますが。 なので、業界の若いディレクターにとっても、貴重な気はしております>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
映像の仕事は大きくわけて3種類
🤸♀️精算や、発注や、機材の準備など
やり方さえ覚えれば、自分のペースでできる「単純作業」
🤸♂️先方と連絡とったり、取材先を仕込んだりなど
相手の動きによって、自分の仕事が変わってくる「対外作業」
🤸ネタを考えたり、原稿を書いたり、編集をしたり
クリエイティブで、こだわると時間がかかる「想像作業」
この3種類を、わけて考えて、タイムスケジュールを組む&
人にお任せするところは、任せる。
それもこれも、全ては「想像作業」に時間がかけられるようにするため。
「考える時間」をいかに多く作るか?こじ開けられるか?が
映像ディレクターにとっては大事ですねん
「単純」「対外」「想像」作業の分け方
テレビや映像の仕事は、本当に毎日やることが違う。
まじめなインタビューを撮る日もあれば、大規模なロケで
外で数日、現場を仕切る日もある。
かと思えば、
その準備に追われ、一日PCの前で過ごし続ける日もある。
毎日やることが違うので、ある程度、効率を求めないと
「想像する時間」がなくなってしまうまう。
そんな中、想像の時間をこじ開けるわけですから
いくつかポイントがある。
①毎朝、超細かいことまで、1日にやることを全て書き上げる
②「単純」「対外」「想像」を意識して、グループ分けする
やる順番をなんとなく決める
③その日1番時間をかけて集中するもの(ハイライト)を決め
スケジュールにまで落とし込む
④で仕事する
簡単にいうとtodoリストなわけですが
ただやることだけを書き連ねるだけじゃ不十分かなぁと。
✅「対外作業」は、はやめにふる
相手によって、仕事のペースが変わってしまう仕事は
基本的に、「はやめにふる」のが重要。
はやめにふって、締め切りも伝えることで
「対外作業」のイニシアティブ(って初めて打った)が握れて
自分のペースで働きやすくなる。
あと、「はやめにふって」、待ってる間に自分は別の作業を
進めると効率よく仕事が進むよねって話。
だから、メールの返事とか、電話とかは、一日の仕事のなるべく早い時間に
一気にやっちゃった方がいいかなぁ
✅「単純作業」は、邪魔にならない時間に、まとめてやる
やり方を知っていて、深く考えずにできる仕事は
「雑務」としてまとめて、一気に何も考えずにやりきる時間を作る。
伝票を書いて発注する。機材準備をする。カンペの整理をする。など
こういった、やり方さえ分かっていれば次々できていく仕事は
まとめて一気にやっていくのが重要。
で、超個人的には
この「単純作業」を1日のどこに配置するか?どれだけ細かく書き出すか?
が、めっちゃくちゃ重要かと。
「単純作業」は、とにかく次々と、こなせて、仕事が進んでいくので
やっていて、気持ちいい。
次々と仕事が進む→気持ちいい→やる気スイッチ的なものが入る
ので、数回にわけて、「想像作業」が煮詰まり、やる気がなくなりそうな
タイミングで「単純作業」を配置して、
やる気スイッチ的なものを入れるのも重要。
ただ、この問題は、圧倒的に「想像作業」より「単純作業」が楽なので、
すぐに単純作業に逃げてしまいガチ。
クリエイティブに台本を書かないといけないのに、
とにかく面倒だから、とりあえず単純作業をやろうと
楽な方へ逃げてしまう。
それは、部屋の片づけをしなきゃならないのに
普段は開きもしないアルバムを見入ったり、久しぶりに読むマンガを
一気見したりするのと、似ている。
無駄に1日が過ぎ去る
単純作業を制するものがクリエイティブを制する
そう頭に叩き込み、単純作業の時間を振り分ける
✅「想像作業」の時間は、長く、大事にはぐくむ
確かNHKのプロフェッショナルでやっていた。
宮崎駿は「めんどくさい。あぁめんどくさい」と言いながら
アニメを作っている。
80歳すぎても、いつまでも長編アニメづくりをやめられない人でも
クリエイティブは、めんどくさい。
(私なんかが、宮崎駿監督の本心までわかるわけもないですが)
1日中なにも思い浮かばないなんて、「想像作業」にはよくあるし、
思い浮かんでも、オリジナリティがあふれればあふれるほど
過去に誰もやっていないから、準備に手間がかかる。
つまりは、めんどう。
そんな中でも、「たのしい」「新しい」を生み出さないとダメなので
「想像作業」の時間は一番守ってやって、大事にしてあげるべき。
私の場合は、todoリスト上「きょうのハイライト」として
いろんなものを遮断して集中してやる時間を確保する。
・本当に大事なハイライトは、電話もメールもlineも出ない。
・気分転換の時間も込みでスケジュールを作る。
・煮詰まった時に、やる気を再度入れるために、「単純作業」をやって
仕事のペースをつくる
を意識して、「想像作業」を守る。
ちなみに、「単純作業」でやる気にブーストをかけることにした場合
どうしても「単純作業」の量が必要になる。
なので、
部屋の片づけ・料理・食器洗い・請求書整理 まで単純作業に入れ込んで
なんかあった時のブーストに使っています。
(とはいえ、単純作業にのまれて、逆に想像できないときもある)
(情けない)
(偉そうに書いておいて)
(情けない)
仕事は詰め込んだ方がいい
最後に、効率よく、成長するために、
若い人に知っておいてもらいたい、仕事方法。
若いうちは、無理してでも、仕事は詰め込んだ方がいい。
これは、個人の生き方にもかかわることなので
決して強制することはないけれど。
確かに、重要なこと。
無理して仕事をすることで、
自分のキャパが広がる。
いままで1つしか仕事ができなかった時間で
25個の仕事ができるようになったりする。
※大げさじゃなくてマジで
そうやって、若いうちに手に入れたスキルで
10年は食っていけるので。
※これも大げさじゃなくマジで、マジで。
若いうちの無理・ムダ・危険は、買ってでもやった方がいい。
私の唯一の親友が、
大学時代2人で、自転車で九州縦断旅行をしていたとき
ふと言った言葉。
きっと、その親友は覚えてないけど
よく思い出して、私の行動の後押しをしてくれている言葉。
すげー面倒で、大変な時もあったし、いまもあるけど、
無理とムダをずっと買ってきてよかったなぁと
本当に心から思う。
(危険はいらないよねw)
でも
心も体も壊さないように、ケアをしなきゃ
絶対だめだけど。
これ、超重要。
というわけで
クリエイティブな仕事をする上で
大事なことでした。
まだ、頑張ってる途中なので
これが一番の正解かどうかは
知らない。
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