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「学ぶ」って軽視されやすいけど、1番力があると思う 知覧特攻平和会館レポ

先日鹿児島に旅行に行ってきた。
最終的に全行程をまとめた記録を作りたいなと思いつつ
まずは知覧特攻平和会館の記録を、ば

知覧特攻平和会館とは

第二次世界大戦末期の沖縄戦で、人類史上類のない爆弾を装着した飛行機もろとも敵戦艦に突っ込むという戦法をとった特攻隊の遺影、遺品、記録を収集・保存・展示をしている平和会館

沖縄に向かう飛行機また隊員の出撃基地が知覧だったことで、この地に記念館が建てられている

見学料:500円
開館時間:午前9時から午後5時まで
個人的所要時間:視聴覚室で投影される映像をみる場合は2時間程度あると望ましい
(バス発着時刻の問題で1時間半程度しかいられず、少し物足りなかった)

もともと旅程には組み込んでいなかった

わたしを含め会社同期3人と屋久島、鹿児島(鹿児島、指宿、霧島)を巡る旅であり、
知覧特攻平和会館に行く予定はなかった

というのも、旅程を組んでいたのはわたしであり、
特攻隊の平和会館が鹿児島にあるなんて知らなかったからだ

同行者の一人であるTが、
知覧特攻平和会館に行ってみたい!
と提案をしてくれ、旅程に組み込むことに

人と旅行に行くということは
誰かの新しい何かを教えていただけるチャンスでいいなと思った

「学ぶ」って軽視されやすいけど、1番力があると思う

アメリカ兵はゾッとした
死ぬことを知りながら、命をかけて飛行機で突っ込んでくる日本兵に

国のために、生きている家族のために
1艦隊でも多く、沈没させなければならない
その使命感で自らの死を選択することが当たり前の世の中を作り上げてしまった
過去の日本に恐ろしさを感じた

自分が教えた飛行学生たちが特攻隊になり飛び立っていく中
教官として生き残るのは違うと考え、特攻を志願
ただ飛行免許を持っていなかったため、受理をされず
また特攻を志願して、否認されるを繰り返していたある日
教官の妻が子供とともに入水自殺をした
「自分が生きていたら特攻にいきづらいだろうから」と

妻が自殺をしたことで、軍もその遺志を考慮し、
教官の特攻出撃を容認し、彼は特攻隊員として死んだ

小説のようなお話が現実に起こっていて
日本が徹底した軍国主義であり、
お国のためなら自分の命は軽い
と教育をし続けた賜物(この言葉を選んでいいのか悩ましいが)だ

だからこそ
自ら知る力、多角的に物事を見る力の重要性をひしひしと受け取った

わからないことがあったら言われたことだけを鵜呑みにするのではなく
少しずつでも知識をつけて、考える

会社に入ってから
「これどういうロジックで考えたの?」と聞いて
「〇〇さんに言われた通りにやっただけです」
と返事をもらうことがあったときに
素直なようで考える学ぶ意思が感じ取れなくて
複雑な気持ちになったのを覚えている

せっかく私たちは多様な情報を得られる時代に生きているからこそ
学ぶ機会を大切にしていきたいなと思った

ちなみに知覧はお茶が有名で


あちこちにのぼりが立っていた◻︎

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