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【学生団体イグノタス】マギーズ東京への訪問🌿

イグノタスのがん患者に携わる職場見学の一環として、認定NPO法人マギーズ東京に訪問させていただきました。

マギーズ東京website: https://maggiestokyo.org/


マギーズの概要

がんに影響を受けるすべての人が、自分の力を取り戻せるように。」をテーマにがんを経験した人とその家族や友人など、がんの影響を受けたすべての人が、気軽に立ち寄り話すことができる、英国生まれの施設です。


施設のこだわり

今回は実際にIgnotusのメンバーとともにマギーズを訪問しました。
豊洲のビルが立ち並ぶ中でぽつんと自然に囲まれたお家が建っていて、ほんとにここがマギーズ⁉︎とおそるおそる入りました。
中に入ると木材を基調としたガラス張りの建物で、自然光が入る温かみのある建物ですごくホッとした感覚になりました。
 
マギーズ東京では、訪問した方に圧迫感を感じさせないよう、間接照明を用いて家にいるような作りにしているようです。

施設の中には、利用者の方に自分で居心地がいい場所を見て感じてもらえるような、さまざまな作りを施した部屋で構成されており、心理士と話せる個室も準備しています。

他にも、インテリアのコーディネーターの協力のもと、家具は一流のものを揃え、オープンなキッチン、テラスを作ったり、季節の花を取り入れたり、水面が見えるようにしたりといった工夫もしています。
マギーズの建物から病院が見えない作りにもしており、心理的な影響を与えないような作りになっていることを実感しました。


スタッフの方との会話

私たちが見学させていただいた日には、スタッフの方も優しく声をかけてくれて、肩の力を抜いて話せるような感覚になりました。実際に、専門スタッフの方とお話しする時も無理に話を引き出そうとしないで、じっと待ってくれていることが印象的でした。患者さんの感情が沈黙の間に変化することを大切にしているようです。

スタッフの方に伺ったところ、患者さんはがんになり自分の存在価値が低くなってると思い込むことが多いため、とても大切な人であると社会から認められ、生きる力を取り戻してほしいと話していました。

病気と向き合うことはやはり心身ともにとても疲れてしまうと思います。でも、そこに一緒に向き合ってくれる人がいるだけで、自分はがんばってるし、もうちょっと頑張ろうって感覚になるのかもしれないなと思いました。そんな人と空間があるだけで、マギーズの理念でもある「社会からとっても大切な人って思われ、生きる力を取り戻してほしい。」ということが達成できているのかもしれないです。
  

まとめ

周りの人がいつがんになるのか、再発するのか、わからないなかで誰もが生活していて、まだ誰にも話せないときに、何かあればここに相談できればいいなと思いました。スタッフの方も優しく対応してくださり、色々なトピックをお話しさせていただきました。マギーズは、そんな誰にでも開かれた場所だと思います。

共同代表理事の秋山 正子さんと一緒に写真を撮らせていただきました。

(なおき)
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