【売れるマーケ】ひと手間掛けた“締め”のメニュー。
旅館に泊まって、美味しい夕食に満足したものの、
翌朝の食事がお粗末だったら、
その旅館の良い印象は半減します。
「終わり良ければ…」というように、
最後の印象が全体を左右するほど、
大きな意味を持ってくるのです。
これと同じように、飲食店では
最後に何で締めるかによって、
お客さまの心に残る印象は大きく変わります。
日本料理やフレンチのコース料理を食べた場合、
最後のデザートが美味しくなかったとします。
すると、
「デザートはよくなかったが、他のものは美味しかった」
とはならず、
「デザートは手を抜いている。
あまり良いお店とは言えない」
となるのです。
お客さまの評価は非常に厳しいものです。
故に、締めのメニューには、
手間と工夫を凝らさなければならないのです。
居酒屋でも、お茶漬けやおにぎり、ラーメンなどを
締めのメニューとして置いていることもありますが、
ごく普通のありきたりなものではいけません。
美味しいことは当然ですが、
“ひと手間掛けている”“他にはない”など、
印象に残る何かが必要なのです。
「このお店に来たら、最後は○○だ」と、
お客さまが必ず注文してくれるメニューを
作らなければなりません。
それを目当てに来てくれるくらいの
インパクトあるものを作りたいものです。
旅館の朝食と飲食店の締めのメニューに
例えて書きましたが、
これらはすべてのお店に共通するものです。
あなたのお店では、
“終わり良ければ…”となっているでしょうか。
商品をお渡しする時の心配り、
お見送りする際の言葉掛け。
最後の最後に悪い印象を与えてしまっては、
すべてが台無しとなるのです。
売れたから終わり、ではありません。
そこから始まることを忘れないでください。
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