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運転免許の70歳強制返納を。

高齢者の運転による自動車事故が多発している。注意力、判断力、瞬発力。そのすべてが衰え、事故に繋がっている。高齢による運転能力の衰えは、矯正することができない。ならば、免許を返納してもらうしか、事故を未然に防ぐ方法はない。

もちろん個人差はあり、80歳を過ぎていても、しっかりとした運転をする人もいれば、若くても危険な運転をする人もいる。

だが、事故に繋がっているケースを分析すれば、高齢者が圧倒的に多いということは、紛れもない事実である。

私も車を運転するので、高齢者が運転する車をよく見掛けるが、ヒヤヒヤすることが実に多い。

歩行者が近づいていても気づかなかったり、カーブでセンターラインを大きく超えていたり。突然の発車、突然の停車などは日常的。時には、赤信号に気づかず、無視して通り過ぎることもある。

注意力が衰えているどころではなく、まわりをまったく見ていないのかとさえ思える。

そんな人たちが、人を殺してしまうかもしれない凶器に乗り続けることは、やはり、やめさせなければならない。

「誰だって歳を取ったらそうなる」と反論されるかもしれない。もちろん、そうである。私もそうなる。だからといって、危険な行為を見逃すわけにはいかない。

車がなければ生活できない、と言う人もいる。田舎に住んでいれば、確かに車がないのは不便である。だが、生活できない、ということはない。いまは、生協やスーパーの宅配が充実してきている。通販もある。

田舎の高齢者が「生活できない」と言っているのは、「楽しみがなくなる」と言っているのだと解釈できる。自由に動きまわることができなくなるからである。

買い物もそのひとつ。必要なものを買うために行くのではなく、買い物自体が楽しみになっているのである。電車やバスに乗って出掛けることは苦痛でも、車なら気軽に出掛けられる。数少ないレジャーとなっている。

「そんな楽しみを奪うのか」と高齢者は言うかもしれないが、人の命が掛かっている。人の命は、何よりも優先する。

とは言うものの、それは忍びない。高齢者の楽しみを確保するために、行政のサポートを望む。「お買い物バス」を運行すれば良い。週に一度、商店街やスーパーに連れて行く。

過疎の町では、食料品の買い物さえできない状況にある。これを改善するためにも、行政によるバスの運行が望ましい。これがあれば、高齢者が無理して車を運転する必要もなくなる。

今後、高齢化・地方の過疎化はますます進む。行政がサポートすれば、高齢者の運転をなくすことはできる。

眼に見えて運転能力が衰えるのは70歳代だというデータがあるので、70歳で免許は返納してもらう。これは強制しなければならない。任意では、「俺は大丈夫だ」と言う、頑固な高齢者が必ずいるからである。

強制するからには、車がなくても生活できるインフラを整備しなければならない。

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