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生きるための『貧乏格言50』

貧乏人が貧乏人を応援するために、経験から得た知恵をパロディ格言にしてみました。読んだ瞬間、あなたは元気3倍! 3倍かい!?

『立つ鳥 後に残さず』

万が一、どこかに行くことがあったら、
そこにある無料のモノは、すべて持って帰ること。
貧乏人は、それくらいでなければ、生きていけない。

『飛ぶ鳥を食べる勢い』

次はいつ食べられるかわからないので、
食べられる時は、飛んでいる鳥さえも、
取って食べるくらいの勢いで、ガツガツ食べろ。

『上には上がある でも下にも下はある』

金持ちを羨んでも、金持ちにはなれない。
自分より貧乏な人を見てみろ。
自分は幸せだと思えるようになる。
いまの自分に満足しろ。

『金持ちを憎んで 金を憎まず』

そう、お金は大切なもの。
大切にする人に、お金はまわってくる。
と、信じよう。
憎むなら、金持ちを憎め。

『金(きん)は金(かね)なり』

仕事が無くてヒマなら、砂金を採りにいこう。
なに? 行く金が無い?
なら、化石を見つけよう。何かしらの努力が大切だ。

『貧乏ヒマだし』

忙しければ、多少の金はできる。
だから、だいたい貧乏人はヒマだ。
ヒマなら、何かを拾いに行け。

『喉もと過ぎても 貧乏は忘れず』

お金持ちになっても、一度味わった貧乏は、
決して忘れない。人生の肥やしになるので、
いまを嘆かず、楽しむくらいでいろ。

『損せず得とれ』

「損して得とれ」は、資本、つまりお金のある人の考え方。
貧乏人は、得になるかどうかがわからないことに、
“損”というリスクを背負ってはいけない。
ノーリスク・ハイリターンを目指さなければ、
貧乏を生き抜くことはできない。

『胃の中の蛙(かわず)』

どんなことがあっても、生きるんだ。
食べるものが無いなら、山菜を採り、
カエルさえも食べればいい。
必ず、白いごはんを食べられる日はやって来る。
そう、信じていれば。

『知らぬがホットケーキ』

バターたっぷり、シロップたら〜り。
そんなセレブな想像をするから、虚しくなるんだ。
何も塗らない食パンの香りを楽しめ。甘みを感じろ。
それが、幸せというもんだ。

『子を持って知る親の怨念』

子どもが絶対ではない。
子どもを持つことで、失ってしまうものも多い。
子どもの犠牲になることを恨んでいる親もいる。

『せいては子と子孫になる』

一時の快楽に溺れてはいけない。辛い未来が待っている。

『備えあれば、うれしいな』

何ごとも、緊急を考えて備えておけば、
いざという時に心配がないが、やはり人間は人を頼ってしまうもの。
誰かがやってくれないかなぁ、と思ってしまう。
人は、それほど完璧ではない。

『とどのつまり』

トドでも、鼻が詰まることがある。油断してはいけない。

『盗人に追い煎』

犯人に銭を投げようとした銭形平次だけど、
銀行に行くのを忘れて、あいにく小銭を切らしていたので、
食べかけの煎餅を投げた。
でも、犯人は逃げてしまった。
何ごとも準備が大切。

『のど元過ぎれば、食べたことを忘れる』

人は歳を取るものだということを忘れてはいけない。

『一寸先は闇金』

どれだけ貧乏でも、絶対にサラ金や闇金に金を借りてはいけない。
ほんの少しの気のゆるみが、手を出してしまうことになる。
まずは、行政・社協に相談することだ。
本気で泣けば、通じるかもしれない。

『一寸の虫にも五円の価値』

カブト虫やクワガタを捕まえれば、数百円にはなる。
養殖すれば、もっと確実だ。

『一石ダチョウ』

1つの石を投げて、二羽の小さな鳥を捕まえることなど考えずに、
どうせなら、ダチョウを捕まえるアイデアを出せ。

『貧乏にもほどがある』

いくら貧乏でも、限界はあるもんだ。
それより下へは落ちていかない。
そう、あとは昇るしかないんだ。
夢があるじゃないか。

『頼むから牡丹餅』

とにかく、知人・友人にお願いしてみるんだ。
「買って!」「ちょうだい!」「食べさせて!」
この際、見栄などいらぬ。
恩は、出世したら返せばいい。

『沈黙は禁なり』

黙っていては、誰も助けてはくれない。
声に出すことが第一だ。
俺は困っている。俺は腹が減っている。
誰かに気づいてもらうことが大切だ。

『二足のわらじを編む』

手に職がなければ、わらじの編み方でも勉強しろ。
二足も編めば、憶えてしまうものだ。
布わらじは売れる。

『見ても泣いても食えぬ』

美味しそうなものが眼の前にあったとしても、
買えないものは買えない。無理はものは無理。
キッパリ諦め、次を探すんだ。
頭の切り替えの早さが大切だ。

『女房と畳は古いほど味がある』

新しいものに替えようとすると、金がかかる。
古いものをじっくり眺めてみよう。
見方によっては、なかなか味わいのあるものだ。
現状に満足しろ。

『人はパンのみにて生きることができる』

すべてにおいて、食べることが優先される。
精神的生活が大切である、とキリストが説こうとも、
食べることができなければ、精神は病んでしまう。

『仏の顔もサンドイッチ』

念ずれば、そう見えてくるもんだ。
信ずれば、食パンもサンドイッチに思えるもんだ。
想像力を働かせろ。

『待てばカイロの配布あり』

寒い時は、街をウロウロするんだ。
身体が温まる上、運が良ければ、
どこかで試供品のカイロを配っているかもしれない。

『安物買いの家に牛いない』

貧乏な家の冷蔵庫に、牛肉が無いことは当たり前だ。
牛肉など、世の中に存在しないもんだと思っていればいい。
そうすれば、羨むこともない。

『論より醤油』

あれこれ訳のわからん説明をされるフランス料理より、
醤油をぶっかけて食べる日本食の方が、余程美味しい。
身近な食べ物に感謝することが大切なんだ。

『早起きは何かの得』

散歩しよう。何かが落ちている。
田舎なら、工事の人が忘れていった道具が落ちている。
栗やあけび、山桃、桑の実も穫れる。
都会なら、酔っぱらいが落とした小銭がある。
大型ゴミの日なら、使える家財道具が。

『暑さ寒さも我慢する』

文句を言っても仕方が無い。
お金が無ければ、我慢するしかない。
強い身体になるんだ。
そうすれば、肉体労働もできるようになる。

『祭りの後』

空き缶がたくさん落ちているので、集めれば金になる。
小銭も落ちている。忘れ物も多い。お得がいっぱいだ。

『悪いことは重ねる』

悪いことばかりが起こるからと落ち込むんじゃなく、
悪いことは自分の経験値を高めるチャンスだと思えばいい。
経験を重ねていくことだ。

『火に油を注ぐのはもったいない』

火を大きくしたいなら、
その辺に落ちている木の枝を拾いに行け。
むやみにお金を遣うんじゃない。
タダで済ます方法を考えるんだ。

『瓢箪から金』

瓢箪を植えろ。実ができたら、中を抜き、乾燥させるんだ。
そしたら、結構高く売れる。
世の中には、コレクターという存在がある。

『ブリは食わねど高楊枝』

高いブリなど食べなくても、
サンマの美味しさを知っていれば、それで幸せだ。
安くて美味しいものは、いくらでもある。

『ヘタの横好き』

野菜のヘタを取る時、バサッと大きく切ってしまう人がいるが、
それはもったいない。ギリギリのところで切れば、
食べる量が増える。また、ヘタの横にはかなりの栄養がある。
茄子は煮てしまえば、ヘタも食べられる。

『爪に火は灯せない』

身を削る思いまでする必要はない。
世の中にはたくさんのモノが余っている。
もらってくればいい。拾ってくればいい。
何とかなるものさ。

『遠くの親戚も近くの他人も』

どうにもならない時は、誰でもいいから頼るんだ。
ひとりで悩んではいけない。
見栄だとか、恥だとかを考えることはない。
そんなものは、人間の価値には何の関係もない。

『虎の威を借るきっついねぇ』

自分を大きく見せようとしたところで、
それは本当の自分じゃない。
いずれ疲れて、ボロボロになる。
私は私。等身大でいろ。

『どんぐりの背比べよ』

とにかく大きい方を取れ。
食い物なら、味より量。
他のものなら、迷わず大。
大は小を兼ねるが、小は大を兼ねない。

『親のふところ子知らず』

家にはお金がないのに、子どもは、あれ買ってこれ買ってと、
勝手なことを言うもんだ。
親心として、それに応えようとするから、
大変な思いをして、悩んでしまう。
小さい時から、お金が無いことを言い聞かせておけば、
子どもなりにわかってくれるので、親は救われる。

『パンに耳あり豆腐におからあり』

タダで貰えるものは、何でも貰っちゃえ。
それくらいの気持ちが無ければ、いまの時代は生き残れない。

『可愛い子には自費で旅をさせろ』

甘やかしてはいけない。第一金が無い。
本当に可愛いと思うなら、
自分で生きていく術を身につけさせるんだ。
そして、金持ちになったら、ちょっとだけ分けてもらえ。

『雨降って地固めたい』

幸せの雨を降らせて、
生活の地盤を固めたいと思うのは、いけないこと?
ほんの少しの幸せでいいんだ。と願う、はかない心。

『石の上にも三千円』

そんな幻覚を見るようになってはおしまいだ。
あまり、金のことを考えてはいけない。
考えるなら、落ちている石を売る方法を考えろ。

『石橋を叩いたら割れる』

あまり物事に慎重になり過ぎてはいけない。
思い切って、“エイヤァー!”でやってしまうことが、
成功につながる。

『衣食足りずとも礼節は知れ』

たとえ貧乏でも、道徳心を忘れてはいけない。
金持ちは、それを忘れがちだ。
誇りをもって、貧乏でいろ。

『紙面そっかぁ〜』

新聞を読め。契約するお金が無いなら、拾ってでも読め。
図書館でも読める。
新聞には、金儲けのヒントがたくさん載っている。
“ひらめき”は、材料となる情報が、
頭に入っていないと、出てこない。
紙面を読んで、納得するんだ。

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佐藤きよあき
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