【マーケ基礎】専門店への道を探れ!
近くに大型店ができる。
同業種のチェーン店がやって来る。
あなたは、どうしますか?
セールを実施する?
大型店より安くはできません。
イベントをやる?
小規模なイベントには、
なかなか興味を持ってもらえません。
お客さまとのコミュニケ−ションを図り、
密な関係づくりをめざす?
これまでに築いてきた関係があるのなら、
可能性は高いのですが、
いまからでは遅過ぎます。
結局はほとんどのお店が、
何もできないまま、消えていくのです。
こう言うと、救いが無いように感じるかもしれませんが、
そんな結果をもたらす責任は、
すべて店主である、あなたにあるのです。
取り敢えず商売が成り立っていることに安心して、
何も考えてこなかったことが原因なのです。
「もし、大型店が…」
「もし、チェーン店が…」
「もし、大不況が…」
お店の将来を左右する、
あらゆる可能性を考えていなかった、あなたの責任です。
文句は言えません。
愚痴を言うのもやめてください。
繁盛しているお店を研究してきましたか。
お客さまの声を聞いてみましたか。
商品力を高める。接客技術を向上する。
お客さまとの繋がりを強固なものにする。
そんな努力を続けてきたでしょうか。
耳の痛い方が多いのではないでしょうか。
大型店・チェーン店が、まだ来ていないのなら、
いますぐに始めてください。
「うちは田舎だから、来ないだろう」
と思うのは大きな間違いです。
巨大ショッピングセンターは、田舎を狙っています。
それまでに、
強靭な体力を持ったお店に作り替える必要があります。
そのひとつの方法として、「専門店化」があります。
品揃えや価格では、大型店・チェーン店には勝てません。
ならば、商品を特化して、「○○なら、佐藤商店」
と言われるくらいの専門店化を図る方法もあります。
ただし、常連さんや地域性のことも考えて
実施しなければいけません。
突然替えてしまうと、お客さまが戸惑い、
離れていってしまうかもしれませんから。
たとえば、お肉屋さんが
ハム・ソーセージ専門店に替わった例もあります。
特色を出すために、松阪牛専門になったお店も。
大きいサイズ専門の服屋さんも時々見かけますよね。
だったら、小さいサイズ専門店があっても良いと思います。
ある酒屋さんでは、ネット販売を始める際、
他店と差別化するために、
「梅酒専門」のサイトをオープンしました。
「香典返し専用」の製茶メーカーもあります。
ある分野の商品に関して、
いろいろ揃えているお店はどこにでもあり、
お客さまに強い印象を持たれることはありません。
しかし、ひとつの商品に絞り、
それに関してはどこにも負けない、
というお店は、お客さまに強烈なインパクトを与えます。
「○○を買うなら、あのお店に行かなくては…」
と、お客さまに思っていただけるのです。
これは、大きな強みです。
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