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中津村開拓日誌・第7号−1(2001年4月発行)

21世紀になってしまいました。
と言っても、もう4月ですが。

何の感動もなく、いつもと同じ正月を迎え、
同じように月日が経ってしまいました。

21世紀と言えば、「梨」です。

ん?あれは20世紀でしたね。

誰もが思うでしょうが、
20世紀梨の名前は変わるの?という疑問。

変わりませんでした。
そりゃそうでしょ。

私の名前だって、
さとちゃん21にはなりませんでしたもの。

21世紀梨は作らないのでしょうか。
と、つまらん書き出しです。

なぜこんなことを書いたかと言うと、
わが家の梨の木に、花がい~~~っぱい咲いたのです。
びっくりです。

去年、1、2個咲いて、実は成りませんでしたが、
なんと、今年は花が満開なのです。

まわりの山々は桜が満開ですが。

も、も、もしかして今年はわが家の梨が食べられる?

いやいや夢を見てはいかん。

梨は袋をかぶせたり、めんどうなことが多い。

めんどうなことがキライなわが家の住人に、
そんなことができるだろうか?

いや、なんとかがんばりたい。

うまくいけば、梨農家になれるぞ!

梨の木は、120cm位のものが、1本しかありませんが。
あっはは。

それでは、第7号のはじまりです。

またまた、去年のことから書かねばならん。
もう忘れた。え~と。

そうです。夏の終わり頃のこと。

作業場で、もくもくと(水曜だった気がするが)
おもちゃを作っていた時です。

足元になにやら大きな気配が……。

ゲッ、げっ、でっ、でっけえくもだ!
うひゃ~。

よく見れば、沢ガニです。なんで?

ここは作業場。
なんでカニがおるカニい。

不思議な経験です。

近くに小さな沢(大きければ川ですね)があり、
そこから溝がつながっているので、
わが家へやって来たのでしょう。

つまんで溝に入れてやりました。

大きくなって、
タラバやズワイになって帰ってくるんだよ。

良い子は、
おじさんの言うことを聞かないようにしましょう。

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