朝は誘惑がないので、仕事がはかどる。
ある企業が、深夜残業を禁止し、朝型の勤務を促している。深夜残業分を朝早く来てやっても良い、というのである。私は、大賛成である。夜遅くまで仕事をしても、ロクなことはない。
8時間も働いた後に、いつ終わるわからない仕事をするなんて、気力面で長続きしない。身体も頭も疲れているから、やる気もなければ、集中力もない。すると、ミスも多くなる。これほど、効率の悪いことはない。
また、夜はさまざまな誘惑と戦わなければならない。同僚たちの飲み会は気になるし、彼&彼女とデートもしたい。早く帰って、趣味を楽しみたい。
こうした誘惑が頭の中をグルグル駆け巡り、「何で俺だけが…」「私だけが…」と、イライラも募る。こんな状況で、良い仕事ができるはずはない。
これが朝ならどうか。早く起きるのは辛いかもしれないが、会社に着く頃には眼も覚める。身体も頭も疲れていないので、気力は充分にある。
なにより、朝は誘惑がない。「いまごろあいつ、ラジオ体操やってるのか。コノーッ!」とか、「みんな、ゲートボールでいい汗かいてんのかなぁ。クソーッ!」と、羨む必要がない。
さらに、朝早くから仕事をしている自分に酔えるかもしれない。充実したものを感じるかもしれない。
こう考えると、朝型の勤務にデメリットはないのではないか。夜、空いた時間は、飲み会にもデートにも使えるし、趣味に没頭することもできる。1日をより有効・有意義に使うことができ、生活が、人生が充実してくるのではないか。
朝型勤務、大いに結構。より多くの企業が導入すれば、節電にもなるし、通勤ラッシュも緩和される。早寝早起きの健康的な生活が広まるかもしれない。どんどん推奨すべきである。
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