【売れるマーケ】商品の良さを映像化して語れ!
買って欲しいモノがあるなら、その機能・性能ではなく、
そのモノを購入した後の使用感・利便性・楽しさが、
頭に浮かぶように、映像化して語ることが大切です。
言葉で、どれだけ優れた点を聞かされても、
その良さは伝わってきません。
手に入れた後の、
自分が満足している様子を想像させてくれた時に、
お客さまはその良さを実感するのです。
「近江商人魂」という著書の中に、
畳表を売り歩く行商人が、
北陸の人を説得する場面があります。
「冬の北国では、雪に降り込められて、
みんな家の中にいることが多いでしょう。
その時、どうしても住む場所や、
寝る場所が十分に整っていないと、
いきおい気持ちも暗くなります。
暗くなった気持ちで考えるとロクなことはありません。
おそらく、今年の冬は無事にすごせるだろうか、
来年はどうなるのだろうか、
というような心配が胸の中でいっぱいだと思います。
ところが、この近江八幡の畳表は、
そういう悩みを消してくれますよ。
丈夫だし、また寝ころがっていても
気持ちがいいんですよ。
そして、明るく楽しい考え方を生み出してくれます。
この畳表には、そういう効用があるんですよ。
不思議なものです」
「丈夫で気持ちがいい」という以外は、
特徴を語っていません。
その地域の生活場面を想像して、
住んでいる人の気持ちを語っているだけです。
そして、「家にいること」に対し、
快適に過ごす方法を提案しているのです。
お客さまが意識していなかったことでも、
あらためて言われると、
「確かにそうだなぁ〜」と納得し、
その解消法を提案されると、
「そうしようか!」となるのです。
一度意識し始めると、もう頭から離れません。
その場は断ったとしても、ずっと気になり、
そのモヤモヤを解消するために、購入を決定するのです。
『お客さまの潜在意識を呼び起こす』
これが重要なのです。
そのためには、
商品の良さを映像化して語ることが有効です。
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