マガジンのカバー画像

楽食探訪&エッセイ

53
運営しているクリエイター

#エッセイ

『プチ我慢』で、みんなやせられる!

『実録・20日で17kgダイエット』&『実録・1ヵ月4kg・3ヵ月8kgダイエット』 ダイエットをめざすあなたへ。 やせたい。スリムになって、お洒落したい。でも、食欲に勝てない。簡単にやせる方法はないの?みんな、そんなことを言っています。 私はいつも思います。「やせたいなら、食べるな!」。みんな口では言っていても、本気になっていないのです。それだけのことです。 太っていることで悩んでいる、とか、辛い、とか言っていますが、本当でしょうか。悩むくらいなら、ダイエットすれば

楽食探訪:ひと冬にたった一度の「五目そば」。

寒い日が続くと、“そろそろかな?”と思うことがある。 餃子の王将に行って、「五目そば」を食べる。 町中華の話題としては、 あまり登場することのないメニューだとは思う。 「王将の五目そばが美味しいよねぇ〜」とか、 「いつも五目そばと餃子を食べるよ」という話は 聞いたことがない。 ハッキリ言って、地味な料理。 テレビ番組でも食レポは見たことがない。 そんな五目そばを私たち夫婦は食べに行く。 五目そばを目的に行く。 塩ラーメン好きの私たちは、王将の五目そばが好きだ。

【楽食探訪】人生61年。初の「あんまん」は、やっぱり……だった。

私は、生誕より61年間、 「あんまん」を食べたことがなかった。 嫌いだからという理由ではなく、 まったく意識しない存在だったからだ。 元々はあんこ嫌いなので、 まん系では豚まんオンリーユー。 一度か二度は、カレーまんや海鮮まんというものを 食べたことはあるけど、それもほんの気まぐれ。 ちょっとした好奇心だった。 食べたいと思うのは、いつも豚まんだけ。 実は、あんまんを食べたことがない、 と気づいたのは最近のことだ。 それほど、脳の中にも存在しないものだった。

楽食探訪:ぬれ煎餅で、銚子電鉄は救える??

ご近所さんから、「ぬれ煎餅」をいただいた。 以前ブームになった、銚子電鉄のそれだ。 「銚子電鉄 ぬれ煎餅 赤い濃口味」。 これが正式名称。 おぉ〜、これは珍しいものを。 どんなものかは気になっていたけど、 足を運ぶほどの鉄ちゃんではないし、 ネットで購入するほど、強い感情もなかった。 地方の赤字ローカル線が、 再起を掛けて売り出したものなので、 買ってあげた方が良いのか、という思いもあるけど、 廃線危機路線は他にもたくさんある。 地元にもあるので、応援するならそっち

楽食探訪:高級デニッシュ食パンを100円で食す!

ディスカウントストアで カートを押しながら歩いていると、 この場合、カートを押しているのは話とは関係ないけど、 歳を取ると、重たいカゴを持ち歩くのが辛くなるので、 カートを使っていることを一応伝えておくことにして、 話を続けると、レジ近くでイベント的に 「高級デニッシュ食パン」が売られていた。 「R.nine京都」というお店の商品だ。 聞いたことはない。 でも、田舎でこうしたハイカラなものを 売っていることはまずないので、興味がそそられた。 けど、値段を見て、速攻諦めた

楽食探訪:禁断の高級レトルトカレーに手を出してみた!

スーパー庶民には買えない、 高級レトルトカレーを買ってみた。 これまで、スーパーの棚に並ぶ、 高級レトルトカレーを眺めては、 一度は食べてみたいなぁ〜と思っていた。 でも、すごく高い。 だから、絶対に手を出さないと決めていた。 普段買っているのは、 値段の割には美味しいじゃないかという、 1つ80円ほどのもの。 とても安いけど、これが美味しい。 200円以下のものは、あれこれ試してきたけれど、 ハウス食品の「カレーマルシェ」以外は美味しくない、 あるいは、値段ほど

楽食探訪:これが極上品というやつか!? 人生初、高級羊羹。

羊羹をいただいた。 何だか高そうな佇まい。 私は、和菓子が大大大の苦手なので、興味もなく、 まぁ、味見だけして、残りは嫁はんに任せるつもりだ。 苦手なら、食べなければいいじゃないか と言われるかもしれないけど、高級そうなので、 私の知っている羊羹とどう違うのかを知りたかった。 本当は失礼なことだけど、でも好奇心は止められず、 ネットで価格を調べてみた。 その羊羹は、かなり有名なお店のもののようで、 庶民の私が恐れおののくほどの価格を目にした。 「極上羊羹 栗」 1本

楽食探訪:お菓子のホームラン王は、時を経て、7番打者になっていた。

「ナボナはお菓子のホームラン王です」。 このテレビコマーシャルを見たのは、 「懐かしの〜」というタイトルがつく番組だったと思う。 私の年齢からすると、 リアルタイムで見ているのかもしれないけど、 私は兵庫生まれ兵庫育ちなので、 関西では流れていなかった可能性の方が高い。 だって、記憶にないから。 「ナボナ」は、東京自由が丘で誕生した 「亀屋万年堂」というお店が、 1963年に売り出した和菓子のような洋菓子だ。 厳密には違うらしいが、 「ブッセ」と似ていると言われる。

楽食探訪:印象と真逆の豚かつ屋さん。

どう見ても品の無い子ども連れ家族が、 ガチャガチャしながら食事をする光景。 そんな映像のコマーシャルがテレビから 流れてくる、豚かつ屋さん。 地元で長く営業していることは知っているけど、 このコマーシャルを見て、 行ってみたいと思ったことはなかった。 家族連れが利用する、やかましいファミレスの姿しか、 浮かんでこない。 なので、興味もなかった。 でも、頭の隅の方では、何かがずっと引っ掛かっていた。 その小さな思いは、 月日とともに少しずつ大きくなっていった。 そ

楽食探訪:ブランドさつま芋って、どんな味?

女性が好きなものとして紹介される、さつま芋。 男の私には、不思議なことでしかない。 冬になり、落ち葉を集めて、焼き芋を作ることは、 数年に一度ある。 その時は、確かに美味しいと感じる。 それは、焚き火をする楽しさに、食欲が重なるから、 なおさら美味しく感じるのだろう。 日常的に食べたいと思うことはまったくない、 と言っても良い食材だ。 天ぷらにすれば食べるけど、無くてもいい。 スイートポテトは好きな方だけど、 絶滅したところで悲しくはない。 大学芋は、まわりの

楽食探訪:やっと買う勇気が持てた! 小さな憧れ、磯じまん「山海ぶし」。

私のように古い人間なら、憶えているだろう。 ♪いろはの いの字の 磯じまん  とれとれ 生のり 味じまん  うめに かつおの 山海ぶし  まぁるい しいたけ ふくませ煮〜  磯じまんよ〜♪ 私はこの歌を間違って憶えていた。 「とれとれ 生のり」のところを 「味つけ 生のり」と唄っていた。 どうして、こんな風に憶えていたのか。 これは、私のクセだ。 わからない歌詞は、自分勝手に補ってしまい、 それをそのまま憶えて、数十年経ってしまっていた。 これは、まだ意味が通じ

楽食探訪:あの「ルタオ」の王道を外し、ロールケーキを食す。

チーズケーキの最高峰「ドゥーブルフロマージュ」 を生み出す洋菓子メーカー「ルタオ」。 私がダントツ1位に推すチーズケーキを作るメーカーは、 他にどんな商品を出しているのだろう。 「ジャージーミルクロール」。 ロールケーキを試してみた。 冷凍で送られて来たものを冷蔵庫で解凍して食べる。 5、6時間を目安にしろと書いていたけど、 4時間ほどで食べることに。 待つことが嫌いなので、仕方がない。 指で押してみたら、 解凍されていたようなので、良しとした。 切り分けて、

楽食探訪:人生に縁遠き海鮮を味わう。

伊勢海老、ほたて、あわび……。 食卓に登ることは、ほぼあり得ない高級食材。 イコール、高くて買えない。 買おうとする気力さえ、持ち合わせていない。 私の人生には、存在しないと言っても良い。 なのに、やつは突然やって来た。 「ほたてステーキ」。 北海道の枝幸町というところから、 冷凍で送られて来た。 ほたて貝柱をベーコンで巻いたもので、焼いて食べる。 ふるさと納税の返礼品だ。 もちろん、私はふるさと納税するほど、 税金は払っていないので、注文するはずもない。

【エッセイ】ボラボラ島をバイクで走る。

ボラボラ島には、海があるだけだった。でも、その海はまったく濁りがなく、キレイという表現が俗っぽく聞こえるほど、度を超した美しさだった。 僕と彼女、いや妻、家内、女房は、この美しい海の島でどのように過ごすかを考えていた。実は新婚旅行だったので、彼女の呼び方に戸惑いがあった。やはり、ここでは彼女と表現しておこう。その方が小説みたいだから。 ガイドブックでは、ホテルにはレンタルの自転車とバイク、自動車があるとなっている。島のまわりは1本の道路があるだけで、自転車でも2時間あれば