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楽食探訪:ぬれ煎餅で、銚子電鉄は救える??

ご近所さんから、「ぬれ煎餅」をいただいた。
以前ブームになった、銚子電鉄のそれだ。

「銚子電鉄 ぬれ煎餅 赤い濃口味」。
これが正式名称。

おぉ〜、これは珍しいものを。

どんなものかは気になっていたけど、
足を運ぶほどの鉄ちゃんではないし、
ネットで購入するほど、強い感情もなかった。

地方の赤字ローカル線が、
再起を掛けて売り出したものなので、
買ってあげた方が良いのか、という思いもあるけど、
廃線危機路線は他にもたくさんある。

地元にもあるので、応援するならそっちが先だ、
とも思う。

と言いながらも何もしないのが、
私も含めた、冷たい一般人だ。

正直なところ、利用していないし、思い入れもない。

廃線は時の流れだから、どうすることもできない。

ちょっと話が逸れた。

この煎餅、やや大きめで食べ応えがありそう。

手で割ろうとすると、当たり前だけど、
パリッとはならない。

グニッ、でも小さくならず、引きちぎる感じ。

口に入れると、ん〜ん湿気った煎餅。
いや、名前のごとく、ぬれた煎餅。

湿気った煎餅は何度か食べたことがあるけど、
ちょっと違う。

歯が悪くて食べられない煎餅をお茶に浸して、
しばらく放置したら、食べやすくなったという感じ。

わかりにくい?

私のように、歯に事情のある人には、適しているのかも。

味は美味しい醤油味なので、
食べたくても食べられなかった煎餅を
食べられた喜びが込み上げてくる。

小さな幸せ。

歯の丈夫な人には、どうだろう。
もの足りないのではないか。

バリバリ、ガリガリ食べるのが、煎餅の良さ。

フニフニ、グニュグニュで、満足できるのか。

ぬれ煎餅という存在は昔からあるけど、
その姿を見掛けることはごくごく稀で、
マニアックなお菓子だと言ってもいい。

好きな人はいるけど、
その少数派で赤字路線を救えるのだろうか。

話題になった当時は、かなり売れて、
収入も増えたようだけど、すぐにブームは去り、
またまた赤字に苦しんでいる。

別の味を出したり、鉄道グッズを売ったりしているけど、
経営危機は続いている。

これでいいのか?

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