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売れるマーケティング戦略

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#接客

【売れるマーケ】“あなただけに!”という、究極の個客戦略。

暖冬になると、冬物衣料や暖房器具が売れません。 アパレルショップや家電店では、 「寒くならないかなぁ。 でも、自然相手だから、無理かもな」 と、諦めてしまいます。 そんな中、あるアパレルメーカーは、 厳冬だったシーズンより、 女性コートの売り上げを5割増させているようです。 暖冬になるという予想に、 早くから対応したのが成功の理由です。 軽量に見える素材を使い、ジャケット代わりにもなる 細身のシルエットにすることで、 ファッション性を高めています。 これにより、暖冬

商人魂(繁盛事例):妻を亡くしたパン屋さんを奮起させたのは、お客さまからの寄せ書きだった。

東京都のとある場所に、 52年に渡って、 お客さまに愛され続けているパン屋さんがあります。 87歳のおじいちゃん店主と その娘さんが切り盛りしています。 クリームパンと コッペパンを使った9種類の惣菜パンがメインで、 全20種類の商品を販売しています。 コッペパンは、「焼きそばパン」「カツサンド」 「たまごサンド」「サラダサンド」 「ピリカラチキンサンド」など。 お店は、昔ながらの下町庶民派のパン屋さん という佇まいです。 お洒落や流行とは無縁ながら、 地域の人びと

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【売れるマーケ】笑顔と気配りで、繁盛店に!

自宅から車で30分ほどのところに、 中華料理店があります。 カウンター10席、 3~4人が座れる座敷2つほどの小さなお店です。 ごくごく一般的な町中の中華屋さんです。 ラーメン、ギョウザ、チャーハン、酢豚、八宝菜など、 けっして高級中華ではないメニューのお店です。 ここがやたらと混んでいます。 お昼は11時過ぎから、 夕方は5時くらいから混み始めます。 お店の前は、車や自転車がいっぱいになります。 どうして、これほどまで流行っているのでしょう。 「超」がつくほど

【繁盛戦略読本】:『立地の悪さが、“売り”になる。「路地裏流・繁盛店の創り方」』

条件が悪いほど、チャンスは大きい。  “こんな場所じゃ、お客さんなんか来てくれないよ”  “宣伝にお金ばかりかかって、儲からないね”  “人通りがないのに、どうやって誘うんだよ”  “あぁ、いい場所に引っ越したいなぁ” 口を開いては、こんな愚痴ばかりを言っている店主が、 どれほど多いことでしょう。 「いい場所に引っ越したい」なんて、 考えるだけ無駄です。 愚痴ばかり言うような、後ろ向きの店主では、 どこに行ったって失敗します。 マイナス要因ばかり探し出すクセがついて

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【繁盛戦略読本】:『お客さまの「心」をギュッ!とつかむアイデア集 小売店編』

小さな感動が、ファンを創る。 “おっ、気が利いているなぁ”は、 小さな感動を生みます。 その心配りが、いくつもあると……。 やがて、大きな感動となり、 そのお店はお客さまにとって 忘れられない存在へと変わっていきます。 小さなことの積み重ねです。 ■パフォーマンスを見せる。 手打ちそば・うどん、たこ焼、手焼煎餅、 アメ細工などのお店が、 店頭で実演しているのを見たことがあると思います。 どうして、店頭でやっているかは、 説明するまでもありませんね。 あのような

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【繁盛戦略読本】:『お客さまの「心」をギュッ!とつかむアイデア集 飲食店編』

小さな感動が、ファンを創る。 “おっ、気が利いているなぁ”は小さな感動を生みます。 その心配りが、いくつもあると…… やがて、大きな感動となり、 そのお店はお客さまにとって 忘れられない存在へと変わっていきます。 小さなことの積み重ねです。 ■セットメニューでお得感を。 人気料理をメインに、 単品をいくつか組み合わせて、セットメニューにします。 単品を3つ4つ頼むよりも お得だというイメージでアピールします。 たとえば、酒の肴を3品とお銚子1本をセットにして、

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繁盛戦略読本:『お客さまの「心」をギュッ!とつかむアイデア集 旅館編』

小さな感動が、ファンを創る。 “気が利いているなぁ”“粋だねぇ”“お洒落だなぁ” こんな言葉がお客さまの口から出てきたら、 あなたの旅館は、すでにお客さまの『心』をつかんでいます。 そのためには、ちょっとした心配り、 アイデアを実践することが必要です。 それは、「小さな感動」をご提供するだけです。 小さな感動をコツコツ積み重ねていけば、 それはやがて、大きな感動となり、 その旅館はお客さまにとって、 忘れられない存在へと変わっていきます。 ■客室にご挨拶文を置く。

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【売れるマーケ】次に来ていただくための情報提供。

「ありがとうございました」。 お客さまの帰り際には、そうご挨拶しますよね。 「また、お越しください」と、つけ加えるのも丁寧です。 しかし、もうひと言添えると、 次回の来店に繋がる可能性が高くなります。 ケーキショップなら、 「来月には、岡山の桃を使ったパイが出ますので、  また覗いてみてください」。 旅館なら、 「紅葉の季節になりますと、  それは見事な景色の中をお散歩できますので、  ぜひ、お越し下さい」。 買い物をされたお客さまは、 満足した気持ちでお店を後にす

【売れるマーケ】1日1ネタで、楽しい会話を!

お客さまとのコミュニケーションが大切なことは、 いまさら言うまでもありません。 しかし、 あなたはちゃんとコミュニケートできていますか? ちょっと「???」ですよね。 相手が常連さんなら、世間話や趣味の話もできますが、 たまに来るだけのお客さまや一見さんでは、 何を話して良いのかがわかりませんよね。 「いいお天気ですね」と言ったところで、 会話は続きませんし。 ここで会話ができるかどうかが、 お客さまとの繋がりを左右するのです。 ほんの30秒、1分話しただけでも、

【売れるマーケ】お客さまを想う気持ち。

「これ、ください」 とお客さまに言われたら、あなたは何をしますか? 商品を包装して、袋に入れ、代金をいただき、 「ありがとうございました」となりますよね。 変な質問だと思うかもしれませんが、 このシーンには、売り上げを伸ばす、 重要なヒントが隠れているのです。 よく考えてみてください。 ここでは、 “お金と引き換えに商品を渡した” ただそれだけです。 お客さまの喜ぶ姿を想像して、商品を仕入れたり、 お客さまが見やすく、手に取りやすいように陳列したり、 といった『お客

【売れるマーケ】お客さまの感じる「リスク」を解消しろ!

人がモノを購入する時には、欲する気持ちの裏で、 必ず「リスク」を考えてしまいます。 「これ、いいかも。でもなぁ…」の 「でもなぁ…」の部分です。 買うとお金が無くなる。 似たようなものを持っている。 似合わないかも。置く場所が無い。 ……このような「リスク」を考えてしまい、 買うことを躊躇するのです。 この「リスク」を解消してあげる “提案”を用意しておけば、 お客さまは購入を決断できます。 「なるほど。 でも、そんな心配は無用です。○○すれば…」 という、解消案で

【売れるマーケ】不況の中では、“筋力アップ”に励め!

景気が悪くて、モノが売れない。 販促に注力するも効果無し。 すると、次に考えるのは、経費削減。 片っ端からお金の掛からない方法を考え、 “無駄”を削ぎ落としていきます。 この作業をしていけば、 ある程度の経費削減は達成できます。 しかし、それは数字上のことだけで、 削ってはいけないものも含まれています。 つまり、本当は“無駄”ではないものまで、 削ってしまっているのです。 売り上げが落ちると、不安になり、 冷静に判断できない状態になっているのです。 お客さまに好

【売れるマーケ】時には、サービスを削ってみる。

「商品で差別化できない時代だから、  お客さまとの心の繋がり、  サービスをもっと充実させなければ……」。 小さな会社・個人商店のオーナーは、そう考えがちです。 これは正しいことなのですが、間違いでもあります。 確かに、お客さまとの繋がりを強固なものにすることで、 常連さんが増え、売り上げにも結びつきます。 しかし、「お店の人とのやりとりが楽しい」 というお客さまばかりではありません。 一方では、 「単にモノを買うだけなので、そんなものは必要ない」 と考えるお客さま

【売れるマーケ】「お客さまの選択+お奨め」を提示しろ!

ワンピースを選んでいるお客さまが、試着をしようと、 「この服の9号あるかしら」 と店員さんに問いかけたとします。 そこで、普通の店員さんなら、 9号を持ってきて差し出します。 しかし、売り上げの高い店員さんは、その商品とは別に、 お客さまに似合いそうなものを2点ほど選んで、 「よければ、こちらも試着してみてください。  お客さまにお似合いかと思いますので」 と、お奨めします。 大きなお世話なようにも思えますが、 実は、1点を試着するのと2点以上を試着するのとでは、 商品