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売れるマーケティング戦略

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2021年1月の記事一覧

「どんなものでも売れる」という発想を持て!

キューバでは、 カニが大量発生して困ったことがあります。 食べられるものかどうかもわかっていないので、 地元の人たちも獲ろうとせず、 処分するしかなかったようです。 そこで、政府の発言。 「中国人が来ても、役に立ちそうにない」。 昔から、 「4本足のものは、机と椅子以外なら何でも食べる」 と言われる中国人を茶化して言ったものです。 中国人は、この発言に怒ることもなく、反論しています。 「中国人をみくびってもらっては困る」 「我々は100通りの食べ方を知っている」

お客さまとの繋がりを築け!

一次産業の経営者たちは、 消費者の顔が見えないことを嘆きます。 消費者が何を思い、 どんなものを欲しているのかが、わかりづらいからです。 ニーズ・ウォンツを直接知ることができれば、 “売れるもの”を生産することができ、 効率化も図れます。 しかし、「そうは問屋が卸さない」と言うように、 消費者との間には、問屋や小売店があり、 直接話を聞くことはできません。 そんなジレンマを克服するために、 消費者と直接コンタクトを取る生産者が出始めました。 たとえば、養豚業を営む会

「何だろう?」で、注目を集めろ!

あなたのお店の“売り”は何でしょうか。 品質? 価格? 接客? もちろん、それらも充分に“売り”となる要素です。 しかし、そんなお店はどこにでもあります。 余程突出したものでなければ、 他店との差別化にはなりません。 では、どのような“売り”があれば、 激しい競争に勝てるのでしょうか。 『他店にないものを売る』『他にないお店になる』 無能なコンサルタントが言いそうなことを書きましたが、 間違っているわけではありません。 理想ではありますが、容易ではないため、 あ

“コラボ戦略”で、集客力をアップしろ!

「集客」は、商品・サービスを売るお店にとって、 普遍的なテーマです。 どうすればお客さまに来てもらえるのかを 悩み続ける店主はたくさんいます。 その方法がわからない店主もいれば、 わかっていてもできない店主もいます。 できないのは、手間や費用のことが 理由になっている場合も多々あります。 店主ひとりで悩んでいたり、家族に相談したところで、 その解決策はなかなか見つかりません。 そんな時は、人の手を借りてください。 頭を借りてください。力を借りてください。 コンサル

経費を掛けない「無人店舗」をオープンしろ!

外国人が日本に来て、驚くことのひとつ。 それは、どこにでもある自動販売機です。 どこにいても、飲み物を買うことができます。 いつでもアルコールが手に入ります。 街中の、しかも道端に自販機が たくさん並んでいる国は他にありません。 その便利さに感嘆します。 もちろん、海外にも自販機はありますが、 道端ではなく、商業施設や建物の中にあります。 なぜ日本では、 街中いたるところに自販機があるのでしょうか。 消費者の利便性を考えてのことでしょうか。 確かに昔はそうでした。

「地域のために……」を実践する、24時間食堂。

「地域密着型マーケティング」という言葉がありますが、 個人商店や中小企業にとっては、 非常に重要なテーマとなります。 ネットビジネスへの転換の流れがあるとは言え、 まだまだ対面販売が消え去ることはありません。 モノが売れにくくなったいま、 なおさら人と人の繋がりが求められ、 お客さまとの密な関係づくりが、 商売には欠かせなくなっています。 どうすれば、お客さまとの繋がりを 持ち続けることができるのでしょうか。 大阪のとある街に、 年中無休・24時間営業の食堂があります

『ブスの25箇条』に学ぶ、商売人の心の持ち方。

「清く、正しく、美しく」。 現代社会では、忘れ去られた言葉かもしれません。 宝塚歌劇団の創始者である 小林一三氏の遺訓でもあるこの言葉は、 荒廃しているいまだからこそ、 思い出すべき言葉ではないかと思います。 いま社会を見ていると、金儲けのためなら何でもアリ、 という風潮が感じられます。 詐欺まがいのことを平気でやり、普通の人でさえ、 悪どい商売に手を出していたりします。 不景気が長く続き、心が荒んでしまったのでしょう。 しかし、そうした商売は必ずしっぺ返しがあり

「四国遍路」に学ぶ、“おもてなしの心”。

四国八十八ヵ所を巡礼する 「四国遍路」は、ご存知だと思います。 願い事であったり、自身を見つめ直す旅であったり、 巡る人の想いはさまざま。 このお遍路さんを手助けする人たちがいることは、 ご存知でしょうか。 巡礼の道沿いに、休憩所や宿を用意して、 お遍路さんの旅の疲れを癒してくれる存在です。 食べ物や飲み物を無料で振る舞ったり、 宿を安く提供していたりします。 これを「お接待」と言います。 お遍路さんの大変さを気遣う、 思いやりの気持ち、おもてなしの心なのです。

小林一三氏が、阪急百貨店で「ライスカレー」を売り出した理由。

古くからのことわざでもあり、 商売の極意と言われる言葉「損して得取れ」とは、 どういう意味なのでしょうか。 商売上では、俗に、目玉商品でお客さまを惹きつけ、 他のものも売れることを期待する、 という意味で使われますが、本当にそうでしょうか。 本来は、それほど単純な、 一時のセールのような意味合いではなく、 長いスパンで考える、奥の深い言葉なのです。 お客さまを喜ばせることに全身全霊を傾け、 それを続けることで、 やがてお店が儲かるようになることを意味するのです。 お客

新潟のご当地アイドル「Negicco(ねぎっこ)」を目指せ!

ご当地アイドルは、ご存知だと思います。 地方を活動の拠点として、 地域のイベントや地元のテレビ局などに出演している 女の子のことです。 主にグループで活動し、 全国に何百組もいると言われています。 新潟を拠点としている女性3人組の 「Negicco(ねぎっこ)」は有名です。 次々と消えていくご当地アイドルの中で、 今年結成18年を迎える、超ベテランです。 彼女たちは、なぜ長く生き残ることが できているのでしょうか。 音楽性やパフォーマンスの上手さが魅力だ とも言わ

エンターテインメントで集客しろ!

名古屋に、24時間営業のお寿司屋さんがあります。 職人はベテランばかりで、ほとんどが70代以上。 真夜中でもお客さまが絶えないほどの大繁盛です。 このお店が流行っている理由には、 「お客さまを楽しませたい」という強い想いがあります。 まずは、24時間営業。 「名古屋は夜が早い街」と言われ、 深夜に営業している飲食店が少ないのです。 夜遅くまで働く人、 深夜に仕事が終わる人はたくさんいます。 なのに、食事をする場所がなければ、 楽しみもなく、淋しくもあります。 そ

高齢女性は、“美とファッション”を諦めてはいない。

喫茶店に入って来た、70〜80代のおばあちゃん2人。 話題は、ネイルについて。 月1回、2人でネイルに行くと言います。 季節に合わせて、ネイルを変えるそうです。 夏は花火、正月は金色。 そんな話をするふたりの目はキラキラと輝き、 笑顔で明るく、とても楽しそうです。 可愛くも見えます。 いくつになっても、女心は変わらぬもののようです。 いま、「福祉ネイリスト」という存在が 注目されつつあります。 介護・福祉施設を訪問して、 高齢者向けのネイルサービスをする人たちです