「持続可能性を模索し、チャレンジし続けたい」広報PR・Minako
ライターの川口ゆりです。今回より、イグナイトアイ社員一人一人にフォーカスします。どんな想いや背景を持った人達が集まっている組織なのか、ご紹介します!
初回は広報PR担当のMinakoさん。広報PR部門での仕事と働き方、仕事以外の活動も含めてお聞きしました。
プロフィール:Minako 広報PR
福岡出身。青山学院大学卒業後、2010年に国内大手IT企業にシステムエンジニアとして入社し、金融システムを担当。2014年に航空会社に転職。本業の傍らNPO活動など多様なプロジェクトに関わり、2018年イグナイトアイにインサイドセールスとして入社。2019年8月より広報PRを立ち上げ中。
インサイドセールスから転身し、広報PR立ち上げに奮闘中
ーーさっそくですが、今のお仕事内容を教えてください。
2019年8月から広報PRを担当しています。採用広報、プロダクト広報、企業広報という3つの柱で進めてきました。イグナイトアイには2018年9月にインサイドセールスとして入社し、広報PRには自ら手を挙げて、会社として必要なタイミングだったため、社長直下で立ち上げを担うことになりました。
ーー具体的にどのような業務を行っているのですか?
一言でいうと、攻めの広報ですね。自分達の言葉で会社について発信するなど、様々なステークホルダーの方々とコミュニケーションを取ってゆく必要があると感じ、まずは広報の土台作りと、とにかく発信量を増やしました。
プレスリリースの配信や取材対応、メディアの方とのコミュニケーション。あとは、HPでのニュースの更新、企業SNSやnote、社長の吉田と私は個人のTwitterも最近始めました。また、社内向けの全社会と、社外向けの「イグNight!」というイベントを、毎月企画運営しています。
ーー最初はどのような仕事から始めたのですか?
最初の1週間は広報について勉強し、社長と「イグナイトアイにとっての広報とは」をすり合わせしました。
ーーその後の実務はいかがですか?
大きな役割が腹落ちしたところで、ざっくりと年間スケジュール、メディア接点のKPIなどの目標を策定しました。何から手をつけたらいいのか、最初は本当に手探りでしたが、「広報は成果が"見えにくい" "計りにくい" ものだ」と最初に社長と認識を合わせられたことは大きかったです。そのおかげで、「しばらくしんどいだろうけど、目に見える成果が出るまでがんばるしかない。」と覚悟を決めることが出来ました。
ーー全てひとりでやるのは、大変じゃなかったですか?
ゼロからの立ち上げは大変でしたが、社長直下でかなりの裁量権を持って進めさせてもらえたので、本当にいい経験になりました。幸い、広報のネタづくりや企画出しには困らなかったので、すぐに手が回らなくなってしまい、組織体制作りを進めた結果、心強い仲間が増えて運用が進むようになりました。
キャリアチェンジをして半年の変化
ーーインサイドセールスの時との大きな仕事の違いはなんでしょうか?
インサイドセールスは、商談設定件数という数値目標が分かりやすく、どれだけ頑張ったかが数値に毎日現れましたが、一方で広報の成果は見えにくいですね。メディア露出が多ければ、採用の応募者が増えたり売り上げが増えたりするかというと、そうとは限らないです。例えそれらの数値が伸びたとしても、広報の成果として言えるかどうかわかりません。
ただ、数値で測る事を諦めず、チャレンジはしています。この5ヶ月でメディア露出のKPIは7倍以上大きく達成することが出来ました。だからといって会社に価値を提供出来たかというと、その成果は測りにくいのですが・・・。数値での目標設定は、様々な施策の効果を定点観測する上で大切だと感じているので、今後も続けます。
また、早い段階で"目に見える成果"を出せたことには手応えと自分の運の良さを感じ、大きなプレッシャーからは少し解放されました(笑)そのおかげで、より積極的に活動出来るようになりましたね。
仕事のやりがいと課題
ーーまだ半年ですが、やりがいや達成感を感じた仕事はありますか?
特にやりがいを感じられたのは、直近の経営統合についてのリリースです。日経新聞にも取り上げられ、広報PRポジションを立ち上げたからこそ実現出来た、大きな対外発表だと感じられました。
それから、立ち上げ1ヶ月半で、NHKさんに「つながらない権利」への実践企業として紹介頂いたことは大きかったです。社外の友人や家族からも「テレビ、見たよ!」と言われて嬉しかったですし、その後も多くのメディアの方からのお問い合わせに繋がりました。
あと、パンテーンさんとワンキャリアさんのソーシャルムーブメント「#令和の就活ヘアをもっと自由に」についての記事は、社外の方からも評判が良く、ワンキャリアの寺口さんの記事の中でもご紹介頂くなど、とても励みになりました!
あとは、「SONARアウトソーシング認定プログラム」のプレスリリースですね。これは企画主体のセールス部門に情報を拾いにいき、文脈説明にこだわり、何度も書き直しながら調整したリリースでした。
配信直後に問い合わせを頂いたり、ローンチパートナー企業から励みになる言葉を頂いたり、プレスリリース1本を通して丁寧に伝えることで、多くの人がHappyになれると実感したプレスリリースでした。
多くてすみません・・・。まだまだ想い入れのある仕事が、本当に沢山あります。
ーーこれからも楽しみですね!ちなみに広報としての最近の課題はなんですか?
まだ課題だらけですが、自分達の"価値"や"可能性"を客観的に知ることは特に重要だと実感しているため、一方的で、独りよがりな発信にならないよう、丁寧なコミュニケーションを取っていきたいと思っています。
私達が世の中にどのように捉えられ、どのような価値を提供出来るのか、メディアの方や社外の方の反応から学ぶことはかなり多いと感じているので、まずは反応をどんどんもらえるようにしていきたいです。
それから、大きなストーリーに沿って戦略を進めたいのですが、まだその設計部分は課題ですね。
意思を持ってキャリアを選択し続ける
ーーもともと、広報PRの仕事には以前から興味があったのですか?
興味はありました。イグナイトアイに入る前、転職活動中に「PR、向いてそうだね」と複数の方に言って頂いたこともあり、その時には踏み出せなかったのですが、挑戦してみたい仕事の一つでした。
ーー業種・職種問わず、様々なお仕事を経験されてきた中で今のポジションはどう感じますか?
まず、大企業と比べると圧倒的に見える世界が変わりました。"この会社の未来をつくっている一人"だと感じられる楽しさがあります。それから、これまで私は会社の中で"現場"と呼ばれる仕事をしてきたので、エンジニアの大変さも、最前線でお客様と向き合う緊張感も経験してきました。その上で、初めてコーポレート側に移ると、事業部門の社員へのリスペクトや共感性は強みになると感じています。
例えば、一気にメディア露出が増えたり、社長の考えが言語化され発信されたりすることにより、社員の感覚とズレが生じてしまう恐れがあれば、そのズレを調整することも、重要な仕事の一つだと感じています。
ーー今後のキャリアについて、どうお考えですか?
今のところ、広報PRの仕事が好きで、自分に向いている仕事だと感じるため、しばらく広報PRとして貢献していきたいです。経営統合しThinkingsグループとしての広報部門の立ち上げも担っているため、まだまだ広報PRとしてやりたいことだらけです。
ただ、長い目で考えると広報PRだけでなく、また新しいポジションの立ち上げや、会社でまだチャレンジしていないようなことに積極的に携わっていきたいです。過去や慣習にとらわれず、スピード感を持って新しいチャレンジが出来ることがベンチャーの醍醐味だと思っているので。
経験がなくても、年齢を重ねても、いつでも「その時にやりたいことを選択出来る自分」でいたいと思っています。そのために必要な努力はし続けます。
ーーベンチャー企業での働き方についてはどのように感じていますか?
私は、仕事以外にサードコミュニティとして、ウインドサーファーのアスリート支援活動、中高生へのキャリア教育に関わるNPOの広報などに携わっています。
多忙ですが自分にとっては心地良い状態で、仕事が面白くて熱中出来る分、燃え尽きることなく持続可能に働きたいと思っているので、仕事以外の活動やコミュニティも含めてバランスを取っています。昨年はそのために、正社員を辞め、週4日勤務の契約社員に変更してもらいました。
「こうありたい」という意思があり、それが会社の方向性と重なれば、柔軟に受け入れてくれる会社には本当に感謝しています。これまで経験した大企業では味わえなかった、創造的な働き方ができていると日々実感しています。
ーーMinakoさんの、働く上で大切にしている価値観とはなんですか?
仕事上のポジションは、あくまでも「役割」であって上下の関係ではないということ。これは1社目の上司から授かった考え方で、その後、どの組織やコミュニティに所属してもずっと大事にしています。どんな肩書や役割の人に対しても、対等に接することが出来るように意識しています。
そしてもう一つは" 持続可能性 "です。年齢や経験にとらわれて自分の可能性を決めてしまうことなく、「こうありたい」と思う姿に近づけられるように、仕事も仕事以外でも、チャレンジし続けたいと思っています。
なので、それを続けられるように試行錯誤し続けます。
無理のない範囲で(笑)
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どのお話も、丁寧にフラットにお話してくださった広報PRのMinakoさん。現在に至るまで様々な経験を積み重ねてきた彼女だからこそ、今の仕事にかける熱い思いと自分の人生を大切にすることに繋がっているのだと学びました。
さて、今後は他の社員インタビューも続々とお届けします!お楽しみに!
取材・文 / 川口 ゆり 編集・写真 / Minako
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