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当店でご好評頂いている『伊賀肉ミンコロ』開発秘話(全2話中の第2話)です。

#ご当地グルメ

前回、『一緒に』『おいしく』『ちょうどよい量』の試作品がなかなか完成しない・・・というところまでお話しました。
今回はその続きです。

4.友人の閃き💡

前回、『友人の子供の一言で閃き💡があった』とお話しました。
実はその閃きの前後に、店主である私と開発のきっかけとなるアイデアをくれた友人との間で、次のような会話をしていました。

・コロナの影響もあり、なかなか外食出来ず、外にも出られていない。
・「おうち時間」を過ごす中で、皆さんが少しでもご家庭での食事を楽しんでもらえる様な、新しい商品を開発できないか??
・また、永くお客様にご支持頂けるような商品はどんなものが良いか・・・

私も友人も、新商品はどんなものが良いか・・・と考えをめぐらしていましたが、なかなか良い案が浮かびませんでした。
インターネット等で様々な情報を収集している中で、関東の地域で『メンチカツとコロッケ』を融合させた商品があるとの記事は目にしていました。

そんな折に、前回お話しました『子供の一言』で《ミンコロ》という商品を開発してみてはどうか・・・
そこから試行錯誤の日々が始まりました。

5.『伊賀肉ミンコロ』の完成

試作商品は数十回に登りましたが、最終的に商品化の決め手になった考え方は『原点回帰』です。

・伊賀肉ミンチカツの旨みと甘みや肉々しさ、玉ねぎのスッキリした甘み
・伊賀肉コロッケに使用している伊賀牛すじ肉の旨みと甘み

この既存の商品の良いところを「シンプル」に融合すれば、お客様に喜んでもらえて満足して頂ける商品となるのではないか・・・ということです。

コロッケのタネでミンチカツのタネを包んで揚げると・・・ミンチカツに全く火が通らずに、商品化は断念。
ミンチカツのタネと、コロッケのタネとを半分ずつ上下・左右で合体させてみたり、それぞれのタネを混ぜ合わせたものを成形して揚げたりもしましたが、なかなかうまくいかず・・・

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最終的には・・・⇅ご覧の通りの包み方で落ち着きました。

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6.伊賀肉ミンコロのこれから

今年の6月から店頭販売を開始し、当初は様々なお客様から『ミンコロって何?』というご質問を頂き、お答えしていました。
7月には『美味しかった』『家族に大好評だった』等の嬉しいお言葉を頂戴する一方、『口に合わなかった』といった貴重なご意見も頂いています。

実は、完成当初からも少しタネの比率を変えたり、伊賀肉コロッケのタネのじゃがいもの量を見直したりと、人知れずリニューアルを重ねています。

もうすぐ9月ですが、なかなか世の中が落ち着くことはなく、これからも「おうち時間」を工夫しながら過ごしていかなければなりません。

大変な中ではありますが、ご家族での食卓を少しでも豊かなものにして頂けるよう、『伊賀肉ミンコロ』もリニューアルしながら提供し続けたいと思っています。
また、伊賀肉の美味しさを1人でも多くの方に知ってもらえるように、情報の発信、商品の提供をしていきたいと思っています。


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