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松山バレエ団・松山樹子先生の葬儀式。美しき舞台人も、喪服でお別れが大切

人材教育家でメンタルトレーナー、マナー講師の井垣利英です。2021年6月30日(水)11時~ご縁を頂いている、日本が世界に誇るバレリーナ・森下洋子さんを育てた松山樹子(まつやま・みきこ)先生(松山バレエ団創立者)の葬儀式に参列しました。

松山樹子先生(享年98歳)がお亡くなりになったのは、2021年5月22日です。日本のバレエ界の草分けで影響力が大きいこともあって、約1カ月後の6月30日に葬儀が行われたのです。

今回は、その貴重な葬儀式に参列させて頂いて、感動したこと、気づいたことをまとめます。舞台芸術の最高峰の方の葬儀が、ご長男・清水哲太郎さん(松山バレエ団総代表)の舞台演出で、どれだけ素晴らしかったのかを残しておきます。

ここで少し、私と松山バレエ団の方々との出逢いをお話します。

◆松山バレエ団の皆さんと出逢い。私の会社の10周年記念で『トークショー&バレエ』が実現!

10.12盛和塾・東京例会 112

私は、稲盛和夫氏(京セラ名誉会長、日本航空名誉会長)が主催する経営者勉強会『盛和塾』で15年間お世話になりました。そこで多くの有難い出逢いがありました。その大きな一つが、松山バレエ団総代表・清水哲太郎さんと世界のプリマバレリーナ・森下洋子さんご夫妻とのご縁です。

講演中(4人)

出逢って以来、毎回、松山バレエ団の公演を鑑賞し、多くの感動を頂いてきました。超一流のバレエの世界の素晴らしさ、清水さん&森下さんの超一流のプロの美しい生き方・・・

その感動を、私の会社の受講生の皆さんにも体験して欲しいと思ったのです。

そこで、ダメ元でご依頼をして『シェリロゼ10周年記念イベント』清水哲太郎さん&森下洋子さんトークショーが実現したのです☆  やはり「思いは実現する」のです♪  『10周年トークショー』詳細はこちら⏬

全員の集合写真

このようなご縁から、今回のご葬儀に参列させて頂いたのです。

◆葬儀式は、入り口からすべて美しい舞台演出

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梅雨の東京も、この日は曇り。南青山にある松山バレエ団の近郊の寺院で『松山樹子葬儀式』が執り行われました。門から見える都心のビルと、青々とした竹林の美しさにまず感動しました。

竹林を抜けると、顔なじみの多くのバレエ団・団員の方々が、ロングドレスの喪服を着て迎えてくれます。これは、松山バレエ団の舞台を観に行くときと同じ光景。この段階から、不思議と清らかな空気が流れ、どんどん癒されていくのを感じます

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左側の受付で署名をして香典をお渡しし、館内に案内されました。

◆清水さん&森下さんの温かいほほえみに感涙

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館内に入ると、真っ白の世界にたくさんのロウソクのともし火が、やさしく揺れていました。その中で、清水さん&森下さんご夫妻が、お一人お一人にお声がけくださいました。

「井垣先生、お忙しい中、来てくださって有り難うございます」「今ここに、松山樹子は眠っております」と。

葬儀に来たはずが、バレエの舞台鑑賞に来たような感動に包まれました。また、コ〇ナでずっとお会いできなかった悲しさもあって、お二人の姿が見えた瞬間に、安心感が出てきて涙があふれてきました。

◆祭壇の遺影。別格の松山樹子先生の神々しい美しさ

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祭壇は、「白の胡蝶蘭だけ」でキレイに整列して飾られており、それはそれは美しかったです。一点の曇りもない、清潔感あふれる松山バレエ団の美しい世界が、ここに表れていました。

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そして、中央に飾られた松山樹子先生の神々しい美しさを放つ遺影。98歳でこの世を去られましたが、バレリーナとして輝きを放っていた頃の写真が選ばれていました。美しいお姿が、私をはじめ、多くの人の胸に焼きついたと思います。

遺影の周りには、上皇后陛下、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族の方々からの菊花も飾られていました。日本を代表する方の「格の違い」を感じました。本当にすごいことですよね。

◆葬儀式も、演出家・清水哲太郎さんが演出する舞台芸術

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僧侶による読経のあと、バレエ団の方々がロングドレスの喪服を着て、松山樹子先生への感謝と愛にあふれるバレエがありました。(肖像権などを考慮して写真はなし)

その後、ご長男であり喪主・清水哲太郎さん(松山バレエ団総代表)が、妻であり日本を代表するバレリーナ・森下洋子さんと並んでごあいさつ。

そのごあいさつの内容は、しんみりしたことは一切無く、むしろ笑いすら起こる超一流の演出でした。主に「昨日知った松山樹子先生の秘話」と「一生、舞台芸術に力を尽くす誓い」

若き日の松山樹子先生は「宝塚歌劇団に入りたくて、入団の試験を受けに行ったそう。宝塚の試験のつもりが勘違いで、宝塚の系列のバレエ団の試験だった。そこに合格して、バレエの道に進むことになった」エピソードでした。

そんな可愛い先生のお人柄と、先生のバレエ人生のスタートが、今日の松山バレエ団や日本のバレエ界の発展につながるお話を、喪主のあいさつに持ってこられる清水さんの抜群のセンスに感動しました。

◆1000人ほどのご焼香。お二人の美しい立ち居振る舞い

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ざっと1000名ほど参列していて、ご焼香の香炉も10くらい用意されていました。前の席から一列ずつ順番に案内され整列して、バレエ団の方々の誘導に従って焼香をします。

この写真のように、祭壇の右側に喪主・清水哲太郎さんと森下洋子さんが並ばれ、参列者に深々とお辞儀をされる姿が印象的でした。

最後に清水さんが「松山樹子の最後の舞台です。拍手でお送りください」との言葉も感動しました。確かに先生の今生、最後の美しいステージでした。大きな拍手が響く中、立ち会うことができた感動でいっぱいになりました。

◆葬儀の服装【ちょこっとマナー】マナーの専門家の私の場合

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13万部売れている私の本『しぐさのマナーとコツ』(学研)に細かいイラストつきで詳しく載せていますが、気になるのは葬儀の際の服装でしょう。

参考までに・・・マナー講師の私の喪服は、百貨店のフォーマルウェア売り場で買ったものです。一年中着られるように、中は半袖のワンピースで、長袖のジャケットつきのものにしています。夏でもクーラーで館内がとても寒いので、脱ぎ着ができる物は便利です。

バッグは布製、靴は合皮の真っ黒(ヒールは低め)を使用しています。

ストッキングは、夏でも黒が基本ですので、つねに用意しておくと良いですよ。

紋付の喪服の着物も持っていますが、今のところ父の葬儀の時以外には着ていません。親族の葬儀の場合は、着物が正式とされています。

◆まとめ。イザというときに役立つ『冠婚葬祭のマナー』

やはり、イザというときに困らないために『冠婚葬祭のマナー』は抑えておいた方が良いとしみじみ思いました。 だって、マナーを知らないと、恥ずかしい思いをするのは自分ですから。

一家に一冊!!冠婚葬祭でおススメの本は『しぐさのマナーとコツ』(学研)これで、安心できますよ。手に入れてくださいね⏬



ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。