ICTはやらなくていいからこそ、、、 vol.485
ここ数年GIGAスクール構想に加えて、コロナ禍により各学校のICT環境は整備されてきています。
数年前までは先進的に見えていたBYODも、今では導入していない私立学校の方が珍しいほどです。
そんなICTですが、教員サイドの利用については非常にズレが生じています。
使える先生はどんどんと使っていき、新しいツールも取り入れていく。
一方で使えない教員に限っては浦島太郎状態。
周囲が何をしているのか、どうしているのかすらわからず、以前の形に固執して行ってしまう。
そんな現状です。
なんとかなってしまう、なぁなぁ学校
なぜ、そもそもICTを使いたがらないのか、ICTの利用は全員に広がっていかないのか。
それは、ICTを使わずともこれまでと同じように授業ができてしまうからなのです。
そんなこと言っても、文科省が使えって言っているのでは?
と教員以外の人は思うかもしれません。
その通りなのです。
文科省の資料にも当然のようにICT利用については記載されています。
しかし、驚くことなかれ。
現場の教員は私の知る限り、ほとんどの教員が指導要領や文科省の資料を読まないのです。
だから、そもそもその危機感すら感じていないし、使えと言われているのもなんとなくしか知らないのかもしれません。
だからこそ、これまで通りのチョーク&トークでもなんとも思わず授業ができてしまうのです。
それでもいいのよ
そして、それでもいいのよという優しい学校。
これが最大の壁になっています。
若手ができるからいいでしょはタチが悪い学校、もっとタチが悪いのはできる人で進めていきましょう。
できないやらない人が守られてしまう風土があると最悪です。
そりゃまぁ、人によっては得意不得意があるので、できるできないも分かれると思いますが、何もできませんは許されざる行為だと私は考えています。
そもそも、教員免許状を持って学校という公の場所で働いている以上はしなければいけない使命。
それをやらないのは職務放棄と同等だと私は思っています。
玄人を目指さないかい?
教職は聖職?
バカを言ってはいけません。
その教職というものにあぐらを書いている横着者です。
ICTはやらなくたって当然教員はできます。
今までできていたのですから。
でも、変化の時代。
これから先にICTなしでの教育は考えられません。
もし、ここに拒絶反応を示すのであれば大人しく現場から退いて、別の役割を見つけるべきだとも思っています。
大きな変化だからこそなかなか学校で受け入れられないこのICT。
いつになったらスタンダードになるのでしょうか。
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