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メインテーマは住宅購入のノウハウ。https://tousinojikan.com/更新中

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  • マイホーム購入を思い立った人へ贈るメッセージ

最近の記事

リーマンショックと3.11、当時マンション市況はどのように変化をしたのか

株式市場の暴落が止まらない。世界を席巻する不況の到来は、もはや避けられないのだろうか。歴史に学ぶべく、100年に一度といわれたリーマンショック大恐慌、そして3.11東日本震災の2つのトピックにフォーカスし、当時のマンション市場動向を振り返ってみたい。 成約件数の変化まず、一都三県の「中古マンション成約件数」(データ出典:東日本不動産流通機構、以下同)をみてみよう。月別の変化が大きく、市況の大きな波は読み取りにくいが、2大トピックの直後は、はやり件数が落ち込んでいるのがわかる

    • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 7/7

      いよいよ7番目のメッセージになりました。最後はこのテーマです。 資産形成と投資の違い 資産価値を重視してマイホームを探す傾向が高まっていることは、すでに述べました。資産価値は「需要の総和」。なので、多くの人が「住みたい・持ちたい」と思う物件を選ぼうとする考えそのものは、自分の条件が世間の大勢と近しいものであるならば、懸念は不要です。  ところが「買った額と売った額の利益の比率(リセールバリュー)」や「貸したときの収益率(利回り)」といった不動産投資事業に用いる算式で物件の

      • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 6/7

         前回、5回目は「市況を学ぶ」でした。少々難しかったかもしれません。とりあえず、これだけは覚えておいてほしい!ことは「需給のバランス」が相場を動かす原動力であること。  次に、自然のその成り行きを壊すのが「金融」と「税制」。これだけの原理原則がわかるだけで視界は随分と明るくなるはずです。さて、シリーズ第6回は「何のために買うか」を明瞭に。 「何のために買うか」を明瞭に  マイホーム購入には、大きな2つの決断が必要です。  ・ひとつは「いつ」。  ・もうひとつは「どれ」です

        • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 5/7

           前回は「超低金利の利点を正しく理解」でした。これ、とても大事です。そして、なかなか理解しきれていない人が多い印象です。  次に、同じく重要なテーマ、市況。第5回目は「市況を学ぶ」。よーく読んで、まわりの人とコミュニケーション取るといいと思います。人によって考え方は違って当前なのですが、他人の意見を聞きながら自分の考えをまとめ上げようと機会を自ら設ける人が少ない気がします。人生の中で「資産形成」はとても大きな事柄なのに。 市況を学ぶ  市況は、多くの要素が入り組みそれらが

        リーマンショックと3.11、当時マンション市況はどのように変化をしたのか

        • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 7/7

        • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 6/7

        • 2020年マイホーム購入を検討している人へ贈る7つのメッセージ 5/7

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        • マイホーム購入を思い立った人へ贈るメッセージ
          8本

        記事

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 4/7

           シリーズ第4回目。きのうは「売主や施工会社で違いはあるか?」。分譲マンションに限っていえば、首都圏は大手寡占化状態。「単に資本力があるからでしょ?」と思うかもしれませんが、それだけではありません。  品質確保の法律や瑕疵担保を履行できるようルールが課せられたことにより、信頼性の高い会社だけがマーケットに生き残った、と解釈したほうが良いでしょう。国はいま「住宅は社会のストック(資本)」を考えています。 確かな品質のものだけを建てていこうとしているのです。  さて、5回目と

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 4/7

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 3/7

          シリーズ第3回目。きのうは「Win-Winが成立しにくい」でした。きょうは「売主や施工会社に違いはあるか?」です。きのうの話の続きのようなテーマになります。Win-Winが成立しにくいからこそ、売主や施工会社選びはより重要になります。実体験を盛り込みながら解説します。 売主や施工会社で違いはあるか?  家を買うときは、「立地・プラン・価格」の3大要素に意識が集中します。いろんな書籍を読んでも、ネット上の記事を見ても大方そうなっているはずです。ただ、とくに現状のような相場上昇

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 3/7

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 2/7

          きょうは、2つめのメッセージをお届けします。その前に少し昨日のおさらいを。1つめじゃ「影響の大きさに対して知識が乏しい」でした。これについて、可視化というには大袈裟ですが、一覧性のあるシート作りましたのでご興味のある方は、じっくりとご覧ください。 この俯瞰図に資産価値に関する項目を赤く色づけしたものはブログにありますので、こちらもよろしければ。 では、本題に入ります。 7つのメッセージ その2 「Win-Winが成立しにくい?」  住宅の購買行為は売り手と買い手、取引同

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 2/7

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 1/7

           2020年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催される年。メモリアルなイベントが開かれるタイミングで「今年中にマイホームを」と思い立った方がいらっしゃるかもしれません。もし、いま私の目の前にそのような人があらわれたら。アドバイスを乞われたら。何と答えるか?この記事はそんな思いで書きました。少々長めの文章になるためメッセージの回数分に分けて公開していきたいと思います。 7つのメッセージ その1 「影響の大きさに対して知識が乏しい」 まずは、住宅という商材を買うことについ

          これからマイホームを買おうと考えている人へ贈る「7つのメッセージ」 1/7

          この10年に限っていえば、間違いなく「分譲マンション」でしょうね

          あなたの周りにもいませんか?「マンション買ったらが値上がりした」「売却したら、ン千万儲かった!」マイホームを買っただけなのに。年収の何倍もの資産が手に入ったわけです。データで説明してみましょう。 新築マンションは約37%上昇(首都圏)10年前の2009年、新築マンション販売単価は64.2万円/m2でした。 それが、2019年には87.9万円/m2に上がりました。 約37%も上昇したわけです。 2019年戸当たり平均価格は5,980万円。 割り戻すと10年で1615万円上が

          この10年に限っていえば、間違いなく「分譲マンション」でしょうね