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”てまえどり”が嫌い


よくコンビニやスーパーで見かける”てまえどり”が嫌いだ。

なぜなら、
人間の良心に訴えかけるだけで、売り上げを損なわないという魂胆が見え透いて取れるからである。


お店の経営視点からすると、こんな素晴らしい作戦はない。

・売上も損なわない
・廃棄食品も減らせる
・なんかSDGs的なことに関心があるとアピールできる

なんて素晴らしい作戦を思いついたのだろうと、感心させられる。


人間の心理として、
「新しいものを買いたい」
「新鮮なものを食べたい」

と言うのは根底にあると思う。

最近、土井善晴さんの本をよく読むのだが、やっぱり食べ物は新鮮な方が美味しいし、健康にもいい。
(まぁ、コンビニやスーパーの時点でどうかとも思うが)

それを踏まえると、”てまえどり”は、
「廃棄になっちゃうんで、できるだけ手前のものをとってくださいね。あ、でも、値段は変えませんし、味も多少は落ちるし、新鮮ではありません。でも、廃棄にしたらもったいないでしょ?」
と、言っているように感じる(言い過ぎ)


本当に、エコについて考えているのであれば、売り上げが下がることを甘んじて受け入れ、廃棄を出さない努力をするべきだ。

要は、身銭を切れと言うことだ。


少なくとも僕は、
こんな薄っぺらい企業努力に協力するくらいなら、
新鮮で美味しい食べ物を食べたい。


とにかく僕は、
”てまえどり”が嫌い。

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