![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116919684/rectangle_large_type_2_ec4a2e064e625ed09587b245cd828b2f.png?width=800)
ほとんどのことが目には見えない
大人になってから、『星の王子さま』を読んだ。
『星の王子さま』の名言と言えばこれ。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切なことは目に見えない。」
「大切なことは目に見えない。」
物語中に出会ったキツネが、王子さまに教えてくれた秘密だ。
僕はこれに対して異議を唱えたい。
「大切なことが目に見えない」のではない。
「ほとんどのことが目に見えない」のだと。
昨今、ビジネスにおいては、可視化や数値化が重要視されている気がする。
・社員の能力を数値化したり
・コミュニケーションスキルを数値化したり
・人間の行動パターンを可視化したり
なんでもかんでも見えるようにしたがる。
なぜなら、不安だからじゃないだろうか?
・何か目安となる数値が欲しい
・ちゃんと仕事をしているか管理したい
・判断が正しいかどうかの根拠が欲しい
感覚や感性に自信が無いから、目に明らかなものに飛びついてしまう。
ほとんどのことが目には見えない。
社員が仕事中に何を考えているか?
社会の中で何が起こっているか?
モチベーションがどうなっているか?
相手がどう思いながら話しているか?
自分は何がしたいのか?
どのくらい幸せか?
ほとんどのことは目に見えない。
だからこそ、どうするか?
「完璧に理解することは難しいけれど、理解しようとする姿勢は忘れない」
これが、今の僕の方針。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?